転職×天職 > 転職ノウハウ・コラム > 資格図鑑TOP > 中小企業診断士

中小企業診断士

資格内容

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行うことが主な職務になります。経営コンサルタントとしては日本で唯一の国家資格で、具体的には中小企業経営の専門家として、資料の収集、現場での調査、従業員への聞き取り調査、競合他社の調査などを行い、それらを分析、問題点を明らかにして解決策の助言や必要な指導をすることになります。
中小企業診断士の試験は平成13年に法改正によって大幅に変更があり、その後の試験の合格率は年々下がる傾向が見られます。
経営マネジメントの知識を有しているため、幅広いフィールドで活躍できるのが魅力で、独立開業ができるということもこの資格の人気を高めている要因の1つのようです。

資格概要

■ 受験資格 第一次試験に関しては年齢、性別、学歴等に制限はありませんが、第二次試験へ移る際の第一次試験の有効期限は2年間になります。また、次に該当する方は第一次試験の一部科目が免除されます。
・ 経済学・経済政策が免除 大学等の経済学の教授・助教授、経済学博士に通算3年以上ついていた方、公認会計士試験第二次試験に経済学を選択して合格された方、不動産鑑定士・不動産鑑定士補 ・ 財務・会計が免除 公認会計士、会計士補、税理士 ・ 経営法務が免除 弁護士(司法試験第二次試験合格者を含む) ・ 経営情報システムが免除 技術士(情報工学部門登録者に限る)、情報工学部門に関わる技術士となる資格を有する方、情報処理技術者試験の、システムアナリスト、アプリケーションエンジニア、システム監査、プロジェクトマネージャ、第一種、情報処理システム監査、特種に合格された方
また第二次試験の口述試験は、筆記試験を通過された方のみが受験することができます。
第二次試験に合格すると、15日以上の実務補習または15日以上の実務従事を受けることで、中小企業診断士の登録申請ができるようになります。実務補習の受講資格は、第二次試験合格から3年以内の方になります。

■ 試験方法・内容 ・第一次試験 中小企業診断士になるのに必要な学識を有しているかが問われます。試験科目は、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営論」「運営管理(オペレーション・マネジメント)「経営法務」「新規事業開発」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策・助言理論」で、マークシート方式による多肢選択式筆記試験になります。 ・第二次試験 中小企業の診断、及び助言における実務の事例について、筆記と口述試験で問われます。
口述試験は一人当たり約10分間になります。
・実務補習 8日間コースの場合は2回、15日間コースの場合は1回受講することが必要になります。

■ 試験日程 ・ 第一次試験:8月上旬の2日間
・ 第二次試験:筆記試験…10月 口述試験…12月
・ 実務補習:7月に5日間、8月に5日間、2月に5日間コースと15日間コースそれぞれ1回ずつ

■ 受験料 ・ 第一次試験:14,400円
・ 第二次試験:17,900円
・ 実務補習:(5日間コース)41,000円 (15日間コース)123,000円

■ 問い合わせ先 (社)中小企業診断協会
〒104-0061 東京都中央区銀座1-14-11 銀松ビル
TEL 03-3563-0851
URL http://www.j-smeca.or.jp/

転職アドバイス

資格自体の難易度が高いわりに、企業からの資格取得者を中心とした求人はそれほど多くないのが特徴です。これは、中小企業に対するコンサルティング活動を行っている企業の数がまだ少ないことが原因と考えられています。もっとも、銀行などの金融機関に勤務される方がこの資格を取得した場合は、社内にて優遇されることが多く、転職時よりも現職において活躍の場を増やせるのではないでしょうか。

資格図鑑目次

無料転職サポート

  • 求人情報や転職に役立つ情報のご提供
  • 応募書類、面接、退職手続き等のアドバイス
  • 給与、入社時期交渉の代行

…など

たいせつにしますプライバシー 17001920

転職×天職を運営する(株)クイックは、個人情報保護に取り組む企業を示すプライバシーマークを取得しています。