男女別で詳しく解説 私服面接の正しい服装【画像あり】

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面接時の服装を「私服」と指定された場合、どんな服装で参加すればいいのでしょうか?正しいコーディネート例を画像つきで詳しくご紹介します。

この記事のポイント:(1)私服面接はオフィスカジュアルが基本。男性は、ジャケット・ワイシャツ・チノパン。女性は、ジャケット・ブラウス・スカートで。(2)アパレル・エンタメ・ブライダル業界では他の服装の方がいい場合も。

私服面接はオフィスカジュアルが基本

面接で私服を指定された場合、オフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)が基本です。オフィスカジュアルとは「スーツよりもカジュアルで、かつシンプルな服装」です。

ただしアパレル業界やエンタメ業界など、オフィスカジュアルよりもさらに普段着に近い服装の方が良い場合もあります。こうした業界の私服面接について知りたい方は【オフィスカジュアル以外の私服面接】をご覧ください。               

オフィスカジュアルのコーディネート例

オフィスカジュアルをコーディネートする上でおさえておきたいポイントを、アイテム別にご紹介いたします。

女性はジャケット・ブラウス・スカート

女性のオフィスカジュアルのコーディネート一例。詳細は以下。

髪型

過度なヘアアレンジは避け、シンプルにまとめる。前髪は左右どちらかに流し、眉やおでこを出す。

2ジャケットまたはカーディガン

無地が基本。色は紺や黒など落ち着いたもの。

3ブラウスまたはカットソー

襟はなくても可。パステルカラーなど明るく落ち着いた色。

革製のトートバッグ

色は黒や紺・グレーや茶色など。A4サイズが入る自立式のもの。あからさまなブランド物は不適切。

腕時計

シンプルで目立たないデザインのもの。ベルトは革製なら黒や茶色、金属製の場合はシルバーのもので。

6スカートまたはパンツ

スカートの場合は膝丈で。どちらの場合も体のラインに合ったシンプルなデザインのもの。紺や黒、ベージュなど落ち着いた色のもの。パンツの場合はベルトがある方がベター。

7ストッキング

素足は避ける。色は肌の色に合ったもの。

8パンプス

色は紺や黒、ベージュなど落ち着いた色で、ヒールは3~5センチ程度。サンダルやミュール、ローファー、ブーツやスニーカーは避ける。つま先が出るものもNG。

男性はジャケット・ワイシャツ・チノパン

男性のオフィスカジュアルのコーディネート一例。詳細は以下。

髪型

前髪は眉に、襟足はシャツの襟にかからないように。耳やおでこは出す。

ジャケット

紺・グレー・黒・ベージュなどの落ち着きのある色で無地のもの。夏場でもあった方がベター。

ワイシャツ

無地の襟付き。色は白・ブルー・グレーなどの明るめのもの。ネクタイはなくても良いが、シャツの裾はパンツに入れる。夏場なら半袖やポロシャツも可。Tシャツはカジュアルな印象になるので避ける。

ベルト

装飾のないシンプルなデザインで。色は黒や濃い茶色など。バックルが大きいもの、派手なものはNG。

革製のトートバック

面接中に倒れないよう、底の安定した自立式のものがベスト。A4サイズが入るサイズで、色味は落ち着いたもの。リュックサックはカジュアルな印象になるので注意。

腕時計

目立たないシンプルなデザインのもの。ベルトは黒や茶色の革やシルバー。高価なもの、ゴールドなどの派手な色のものは避ける。

チノパンまたはスラックス

無地のもの。色はジャケットやシャツとのバランスを考え、紺やグレー、ベージュなど落ち着いたもの。タイトすぎるもの、ゆったりしすぎるものはカジュアルな印象になるのでNG。裾はジャストサイズのもの。

靴下

黒・紺・グレーなどの暗い色の無地。パンツの裾から肌が見えないよう丈の長いもの。

革靴

紐付きで、色は黒か濃い茶色。つま先が極端に尖っているもの、装飾が奇抜なものは避ける。ローファーは不可ではないが、少しカジュアルな印象。スニーカーは避ける。

要注意アイテム一覧

私服面接の服装を決める上で、悩みやすいアイテムをまとめました。もしも着て行こうか迷っているものがあれば、チェックしてみましょう。

私服面接の際に注意すべきアイテムの一覧表。【アクセサリー】女性は目立たないデザインのものに限り、ピアスやイヤリング、ネックレスはOK。男性は腕時計以外外す。【ネイル】しないのが無難。する場合はベージュやピンクなど、肌に近い色で。【スニーカー】基本的に不適切。革製で黒のものなど、スニーカーに見えないものなら不可ではないが、基本的にNG。【リクルートバッグ】オフィスカジュアルに合わないので、できる限り避ける。【デニム】不適切。カジュアルな印象になるのでNG。【セーター】可。落ち着いた色のものを選ぶ。【Tシャツ】不適切。カジュアルな印象になるので避ける。【ノースリーブ】不適切。過度な露出は控える。【ワンピース】シンプルなデザインならOK。着用する場合はジャケットやカーディガンと合わせる。

オフィスカジュアル以外の私服面接

私服面接はオフィスカジュアルが基本ですが、企業や業界によってはさらに普段着に近い服装や、個性を表現できるような服装の方が好ましい場合があります。アパレル業界では服装が選考基準に含まれている場合もあり、無難なオフィスカジュアルでは低評価につながる恐れも。業界別に、適切な服装や選考で問われるポイントをご紹介します。

アパレル業界

【自分なりのこだわりがあり、かつブランドの雰囲気に合った私服】を選びましょう。アパレル業界の面接では「今日の服装のポイントを教えてください」といった服装に関する質問をされることがほとんどです。服装に対する考え方やこだわりを、自分の言葉で説明できるようまとめておきましょう。

また同時に【ブランドの雰囲気に合っているか】も見られています。あまりにもブランドのテイストとかけ離れた服装は避けましょう。また他社ブランドのロゴが大きく見えるようなアイテムは、志望度が低いと思われかねないのでNGです。

エンタメ業界

【自分なりのこだわりがあり、かつ地味すぎない私服】を選びましょう。音楽やゲームを取り扱うエンタメ業界の面接では、「あなたらしい服装」を指定されることがあります。面接のアイスブレイクとして服装のポイントを聞かれることも少なくないため、こだわりを説明できないような服装は避けましょう。

また商品やサービスを通じて人を楽しませる仕事なので、暗くて地味な印象をもたれる服装は避けた方が無難でしょう。 

ブライダル業界

【誰から見ても不快感のない、清潔感のある服装】を選びましょう。ブライダルの仕事は結婚式という一大イベントをプロデュースする上で、様々なことに気を配らなくてはいけません。そのひとつが身だしなみです。できるだけ不快感を与えないような、清潔感のあるピシッとした服装がベストです。基本はオフィスカジュアルで構いませんが、光沢のある柔らかい素材のものや、パールなどの装飾のついたものなど、多少の華やかさをプラスするとなお良いでしょう。

【業界別】実際にあった私服面接体験談

以下の5つの業界で、実際にあった新卒の私服面接の体験談をご紹介します。

  • アパレル業界
  • 人材業界
  • 広告代理店
  • ブライダル業界
  • エンタメ業界(音楽系)

アパレル業界

女性/最終面接/合格

【服装の指定】「カジュアルな服装で(他社製品・スーツでも可)」

【実際に着た私服】白のカジュアルシャツ・紺のキレイめパンツ

【感想】アパレルだったが、服装について聞かれることはなかった。他の参加者には個性的な服装の人もいて、思ったよりも普段着に近い服装でOKな印象。スーツの人もいた。

アパレル業界

女性/1次面接/合格

【服装の指定】「あなたらしい服装で」

【実際に着た私服】古着のシャツ・そのブランドのスカート・白のコート・ベレー帽

【感想】履歴書の段階で私服姿の写真の提出があり、1次面接では即興でその日の私服について参加者全員の前でプレゼンする時間があった。地味な服装をしている人は落ちていた印象。2次面接は不合格だったが、服装というより、その会社でやりたいことがしっかり決まっていなかったのが理由だと思う。

人材業界

女性/最終面接/不合格

【服装の指定】「服装自由」

【実際に着た私服】白いレースのブラウス・ベージュのパンツ

【感想】とにかく芋っぽさをなくそうと意識したが、服装に関する質問はなかった。周りは基本オシャレでキレイめ。ワンピースやドット柄もいた。

広告代理店

男性/1次面接/不合格

【服装の指定】「あなたらしい服装で」

【実際に着た私服】スーツ

【感想】アイスブレイクとして服装についての質問があった。指定に反してスーツを着ていたので、戸惑ってうまく答えられなかった。そのことが気になりその後の質疑応答も気後れしてしまった。

ブライダル業界

女性/1次面接/不合格

【服装の指定】「服装自由(どんな服装でも選考に影響はありません)」

【実際に着て行った私服】白のカジュアルシャツ・黒のスラックス

【感想】服装について質問されることはなく、文字通り選考には影響がないと感じた。周囲は「キレイ系」のオフィスカジュアルが大多数。スーツを着ている人ももちらほらいたが、服装以上に立ち居・振る舞いや受け答えなどがきっちりしていた。髪型やネイルまでしっかり気を配っている印象。

エンタメ業界(音楽系)

女性/1次面接/不合格

【服装の指定】「普段の服装で」

【実際に着た私服】白い襟付きのシャツ・黒のパンツ

【感想】服装についての質問はなく、特に深い意味はなかった印象。私服勤務が一般的な会社なので、それに合わせて普段着を指定されたのだと思う。周囲は男女ともにかなりカジュアルな服装。女性ではミニスカートの人もいた。

その面接、本当に私服で大丈夫?

ここまで私服面接での正しい服装についてご紹介してきましたが、そもそもその面接は、本当に私服で行って良いのでしょうか?その判断方法をご紹介します。

メールの文言で判断する

面接の詳細が記載されたメールをもう一度確認しましょう。服装についての指定がある場合、文言によってより適切な服装が異なります。

面接の詳細メールに記載された、服装についての文言からオフィスカジュアル以外の私服・オフィスカジュアル・スーツのどれを着ていけば良いのかを判断する一覧表。詳細は以下。

「私服で」

オフィスカジュアルが無難です。アパレル業界やエンタメ業界であれば、よりカジュアルな服装でも良いでしょう。スーツは私服とは言えないので不適切です。

「あなたらしい服装で」

普段から着ているカジュアルな私服が良いでしょう。オフィスカジュアルでも良いですが、個性が伝わりづらい可能性があります。スーツも不可ではありませんが、なぜスーツが「あなたらしい服装」なのか、説明できるようにしておいた方が良いでしょう。

「カジュアルな服装で」

オフィスカジュアルが無難でしょう。「カジュアル」とは言うものの、文字通りのカジュアルで個性的な私服は求められていません。スーツはフォーマルな服装ですのでNGです。

「普段の服装で」

オフィスカジュアルが無難でしょう。「普段」がジャージやスウェットでも、面接の場にふさわしいとは言えません。スーツは学生の場合、普段から着るものではないので避けましょう。

「私服可」

オフィスカジュアルかスーツ、どちらでも良いでしょう。何を着ていくか迷ってしまう場合は、スーツを着ていけば間違いありません。

「服装自由」

スーツが無難でしょう。服装について特別に私服を指定されていない場合、スーツを着て行けば失礼になることはありません。

服装についての表記なし

スーツを着ましょう。スーツ以外の服装を指定された場合のみ、その他の服装について考えましょう。

まだ不安な場合は企業研究をする

メールの文言だけで判断するのが不安な場合、実際の職場の雰囲気や、社員の服装を知るのも一つの手です。ここでは2つの方法をご紹介します。

HPや採用サイトで職場や社員の写真を確認する

企業のホームページや採用サイトなどで職場や社員の写真を確認しましょう。実際の働いている社員が着ている服装を参考にすれば、不適切な服装をして浮いてしまうこともありません。

OB訪問で社員の雰囲気を知る

実際に働いている社員に会ってみましょう。普段どういった服装で働いているかを知ることができれば、面接時の服装の参考になります。「面接時にどんな服装をしていけばよろしいでしょうか?」と質問してみるのも良いでしょう。

当日少数派でも大丈夫

入念に準備をしても、面接当日に自分だけ周囲と違う服装で浮いてしまうかもしれません。しかし服装だけで合否が決まることはありません。むしろ重要なのはどんな態度で臨むか、何を伝えるかといった面接の中身です。服装についていつまでも気にするのではなく、毅然とした態度で面接に臨み、準備したアピール内容をしっかりと伝えられるようにしましょう。

企業が私服面接を行う理由

企業はそもそもどうして私服面接を行うのでしょうか?その理由や背景を新卒採用と中途採用にわけてご紹介します。

新卒採用の場合、理由は4つ

面接にリラックスして臨んでほしい

企業側が就活生への配慮として私服を指定する場合があります。就活生が面接の雰囲気に圧倒され、本来のパフォーマンスを発揮できないといったことがないように、普段の服装をしてもらうことで緊張を和らげようと配慮してくれているのです。

企業の雰囲気を知ってほしい

私服勤務が一般的な企業では、そうしたカジュアルな職場の雰囲気を就活生に知ってもらうために、私服を指定する場合があります。これは就活生の企業イメージと実際の職場の雰囲気に、ギャップが生まれないようにするためです。

適度な社会常識があるか判断したい

適度な社会常識の有無を判断するために、あえて私服を指定する場合があります。「私服」を指定されたからといって、あまりにもラフな服装、清潔感のない身なりで面接に参加するようでは、社会に出る心構えができているとは言えません。

私服から人柄や個性を判断したい

アパレル業界やエンタメ業界などの面接では私服が選考基準に含まれている場合があります。私服から人柄や個性を判断し、企業の雰囲気と合っているかを見極めるのです。

中途採用の場合、特に深い意味はない

中途採用の面接で私服を指定される場合、私服勤務が一般的な業界・業種であったり、仕事の帰りにわざわざ着替えずに済むといった便宜的な理由であったりと、特に深い意味はありません。スーツでもOKです。

まとめ

面接で私服を指定された場合、オフィスカジュアルが基本です。ただし企業や業界によって適切な服装は異なりますので、しっかり企業研究をしましょう。

また本当に大事なのは服装ではなく、人柄や態度、アピール内容といった面接の中身です。服装についてあまり悩みすぎずに、伝えたい内容をしっかりと準備しましょう。

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