男女・地域・学歴別 40歳代の平均年収、徹底分析!2019

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40歳にもなると、人によって年収に大きな差が出てきます。男女別・学歴別など、40歳代の平均年収データをさまざまな角度からまとめてみました。
また、転職で年収アップを目指す方に向けて、狙い目の転職先も紹介します。

40歳代の平均年収、徹底分析

40代の平均年収は前半461万円、後半486万円

【男女別】40代の平均年収のまとめ画像「40歳」というピンポイントの平均年収データはありませんが、2018年の国税庁の調査によると、40代前半の平均年収は468万円、40代後半496万円(ボーナス・残業代ななどの手当含む)。

男女で比較すると、40代前半は男性が569万円、女性が308万円、40代後半は男性が630万円、女性が310万円です。いずれの年代でも男女では300万円近くの差があります。
また、男性は40代前半~後半で61万円年収がアップするのに対して、女性は2万円しか伸びていないことがわかります。

ただしこのデータはあくまでも全雇用形態、全学歴、全企業規模をすべて含んだ平均値。そのため、大卒で長年同じ会社に勤めている、といった人にとっては「低いな」と感じられる数字かもしれません。

※出典:国税庁『平成29年度 民間給与実態統計調査』より

【平均年収の推移】リーマンショックで30万円減…いまだ回復せず

直近10年の平均年収の推移を見てみると、リーマンショックのあった2008年が40代前半で494万円あったのに対し、翌2009年は466万円と30万円近く年収が落ちていることがわかります。

その後は上下を繰り返しながら徐々に回復しているものの、いまだリーマンショック前の水準には戻っていません。また、リーマンショック前と比較して、40代前半と後半の年収格差も広がっています。

【男女計】40代の平均年収の推移グラフ。年ごとに40代前半・後半の順番で紹介。2006年:499万円・505万円、2007年:503万円・509万円、2008年:494万円・511万円、2009年:466万円・478万円、2010年:465万円・481万円、2011年:461万円・482万円、2012年:456万円・479万円、2013年:459万円・491万円、2014年:453万円・487万円・2015年:461万円・486万円、2016年:460万円・494万円、2017年:468万円・496万円※出典:国税庁『平成29年度 民間給与実態統計調査』より

【年代別】40歳以降、年収は上がりにくくなる

年代別平均年収のデータを見てみると、30代後半~40代前半は6.24%、40代前半~後半にかけては7.39%、平均年収がアップしています。

20代では、前半~後半にかけて36.05%も平均年収が伸びていましたが、年代が上がるに連れて徐々にアップ率は低下していきます。
もちろん企業によっては、管理職が増える40代で大きく年収アップする場合もありますが、高齢になるほど転職で年収アップを狙う場合は難しくなる可能性が高いでしょう。

また、20代で初任給をもらっていた頃は企業間の年収差が少なかったものの、年代が上がるにつれて人によって年収のばらつきが大きくなることも、このアップ率の低さに貢献していると考えられます。

※出典:国税庁『平成29年度 民間給与実態統計調査』より

【学歴別】高学歴が年収・アップ率ともに高い

【学歴別】40代の平均年収の表。最終学歴ごとに40代前半・後半の順に紹介。【大学・大学院卒】男:720万円・818万円、女:532万円・574万円【高専・短大卒】男:548万円・610万円、女:422万円・450万円【高卒】男:521万円、556万円、女:329万円・347万円【中卒】男:460万円・	497万円、女:298万円・301万円厚生労働省のデータを見ると、大学・大学院卒と高校卒では男女ともに200万円近く差があります。「学歴が高いほど年収も高い」というのは40歳代でも同じだと言えるでしょう。

また、40代前半~後半にかけての年収の伸び率を見ると、男性での場合、中卒だと37万円、高校卒だと35万円なのに対し高専・短大卒だと62万円、大学・大学院卒だと98万円。このことから、学歴が低いほど、若いうちに年収が頭打ちしてしまうと考えられます。

女性も同様に、中卒だと3万円、高校卒だと18万円、高専・短大卒では28万円、大学・大学院卒では42万円もアップしています。
ただし、男性に比べて年収の増加率は低め。これは管理職おける女性比率がまだまだ低いことが影響していると考えられます。

ちなみに2017年度の厚生労働省の調査によると、民間企業において女性が役員になっている割合は20.7%、係長級は15.2%、課長級は9.3%、部長級は6.6%と依然として低い状態です。

※出典:厚生労働省『平成30年度 賃金構造基本統計調査
※平均年収の計算方法:きまって支給する現金給与額賃金×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(1万円以下は四捨五入)
※参考:厚生労働省『平成29年度 雇用均等基本調査

【企業規模別】やっぱり大企業ほど高年収

【企業規模別】40代の平均年収の表。従業員数別に40代前半・後半の順に紹介【1000人以上】男:733万円・813万円、女:478万円・492万円【100~999人】男:577万円・541万円、女:407万円・416万円【10~99人】男:483万円・503万円、女:346万円・353万円 企業規模別に40代の平均年収を見ると、1000人以上が働く「大企業」では40代前半で男性が733万円、女性が478万円と高水準であることがわかります。

一方、100人未満の「小企業」では40代前半の男性が483万円、女性が346万円と、それぞれ大企業と比べると7割程度の金額となっています。

また、年代が上がるにつれて大企業と中小企業の年収格差が広がっていくことも特徴です。管理職になり昇給する人が増える40代では、大企業と中小企業の年収格差も大きくなるのだと考えられます。

※出典:厚生労働省『平成30年度 賃金構造基本統計調査
※計算方法:きまって支給する現金給与額賃金×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(1万円以下は四捨五入)

40代で高い年収をもらえるパターンとは?

40代の転職で年収をアップさせるには、以下の3つのポイントをおさえると良いでしょう。

詳しく見ていきましょう。

年収の高い大企業へは、早めの転職が吉

オフィス街のイメージ画像40代で年収アップを目指すのであれば、少しで規模の大きい会社へ転職するのが近道と言えます。 企業規模が大きい方がベースの賃金が高く、同じ仕事でも高い年収が得られる可能性があるからです。

しかし、40代になってからの転職にはマッチングの難しさがつきものです。自分の経験を生かせる求人が少ないことに加え、高度な専門性や管理職としてのマネジメント経験、これから社風に合わせて柔軟に働いてくれるかなど、要求が多くなる傾向があるからです。

そのため、給与アップを目指して転職するのであれば、早めのタイミングが吉。また、自分に合う求人を自力で見つけるのが難しい場合は、経歴を聞いた上でぴったりの求人を紹介してくれる転職エージェントを使用するのもオススメです。

40代の平均年収が高いのは金融・保険業界

業界によっても40歳代の平均年収は異なります。年収アップを狙うなら、より平均年収の高い業界に転職するのも良いでしょう。

例えば40代前半の男性であれば、1位の金融業・保険業では962万円、2位の電気・ガス・熱供給・水道業で775万円、3位の学術研究,専門・技術サービス業で735万円という結果です。

【男性】業界別の40代前半・後半の平均年収ランキング。 1位:金融業,保険業:962万円・1081万円、2位:電気・ガス・熱供給・水道業:775万円・859万円、3位:学術研究,専門・技術サービス業:735万円・796万円、4位:教育,学習支援業:719万円・788万円、5位:情報通信業:710万円・788万円、6位:不動産業,物品賃貸業:669万円・735万円、7位:建設業:631万円・698万円、8位:製造業:599万円・662万円、9位:卸売業,小売業:599万円・661万円、10位:鉱業,採石業,砂利採取業:598万円・606万円、11位:複合サービス事業:564万円・619万円、12位:医療,福祉:540万円・607万円、13位:運輸業,郵便業:528万円・534万円、14位:生活関連サービス業,娯楽業:512万円・534万円、15位:サービス業(他に分類されないもの):477万円・494万円、16位:宿泊業,飲食サービス業:468万円・484万円

※ランキングは40代「前半」の順位を元に並べています。

一方、40代前半の女性では教育・学習支援業が535万円で1位。2位は情報通信業の523万円、3位は学術研究,専門・技術サービス業の511万円です。
女性は男性に比べて正規・非正規、総合職・一般職など職種や働き方が多様なことから、金融・保険業界など、業界によっては男性との年収差が大きくなることもあるようです。

【女性】業界別の40代前半・後半の平均年収ランキング。 1位:教育,学習支援業:535万円・579万円、2位:情報通信業:523万円・579万円、3位:学術研究,専門・技術サービス業:511万円・519万円、4位:電気・ガス・熱供給・水道業:500万円・559万円、5位:金融業、保険業:496万円・499万円、6位:鉱業,採石業,砂利採取業:481万円・393万円、7位:不動産業,物品賃貸業:435万円・460万円、8位:医療、福祉:424万円・428万円、9位:複合サービス業:412万円・420万円、10位:建設業:400万円・410万円、11位:卸売業、小売業:385万円・402万円、12位:運輸業、郵送業:382万円・388万円、13位:製造業:374万円・388万円、14位:生活関連サービス業,娯楽業:342万円・360万円、15位:サービス業(他に分類されないもの):321万円・332万円、16位:宿泊業,飲食サービス業:307万円・305万円

※ランキングは40代「前半」の順位を元に並べています。

業界をまたいだ転職は高齢になるほど難しい傾向にありますが、例えば経理、財務、広報、人事といったバックオフィス系の仕事であれば産業をまたいでも転職しやすい傾向にあります。
また、技術職としてのバックグラウンドを生かした工場のコンサルタント業や、培った経験を他人に教える仕事など、意外な形で転職できる可能性もあります。

※出典:厚生労働省『平成30年度 賃金構造基本統計調査』より
※計算方法:きまって支給する現金給与額賃金×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(1万円以下は四捨五入)

高収入なら東京都!少なくとも大都市圏を狙うべし

【都道府県別】40代の平均年収ランキング。男女それぞれ40代前半・後半の順で紹介。※順位は省略【男性】東京都:751万円・826万円、愛知県:667万円・725万円、大阪府:640万円・707万円、神奈川県:630万円・692万円、滋賀県:607万円・	665万円、茨城県:605万円・666万円、兵庫県:600万円・641万円、三重県:598万円・640万円、静岡県:589万円642万円、埼玉県:584万円・627万円、宮城県:582万円・631万円、京都府:582万円・640万円、広島県:581万円・646万円、千葉県:579万円・612万円、岐阜県:576万円・630万円、栃木県:574万円・638万円、福岡県:567万円・639万円、岡山県:565万円・615万円、奈良県:560万円・605万円、香川県:556万円・577万円、石川県:552万円・574万円、群馬県:551万円・605万円、山口県:542万円・607万円、山梨県:540万円・607万円、長野県:539万円・595万円、富山県:534万円・576万円、和歌山県:528万円・558万円、福井県:526万円・572万円、北海道:521万円・569万円、徳島県:517万円・534万円、大分県:514万円・551万円、佐賀県:512万円・560万円、福島県:511万円・545万円、愛媛県:507万円・542万円、長崎県:501万円・525万円、熊本県:501万円・546万円、島根県:491万円・505万円、鹿児島県:486万円・535万円、新潟県:479万円・525万円、山形県:474万円・498万円 、岩手県:469万円・501万円、鳥取県:467万円・497万円、高知県:467万円・531万円、秋田県:453万円・473万円、沖縄県:449万円・454万円、宮崎県:448万円・494万円、青森県:438万円・475万円【女性】東京都:517万円・562万円、神奈川県:467万円・472万円、大阪府:457万円・445万円、愛知県:437万円・431万円、千葉県:431万円・413万円、奈良県:431万円・441万円、京都府:411万円・426万円、茨城県:408万円・405万円、埼玉県:404万円・403万円、兵庫県:403万円・427万円、静岡県:402万円・395万円、三重県:400万円・408万円、香川県:394万円・378万円、岐阜県:390万円・391万円、広島県:387万円・424万円、福岡県:384万円・396万円、栃木県:383万円・380万円、滋賀県:383万円・386万円、和歌山県:383万円・373万円、岡山県:383万円・381万円、石川県:380万円・403万円、宮城県:379万円・369万円、福井県:378万円・368万円、群馬県:371万円・375万円、長野県:370万円・368万円、山口県:368万円・376万円、北海道:365万円・366万円、富山県:364万円・380万円、徳島県:363万円・363万円、鳥取県:362万円・360万円、新潟県:358万円・357万円、沖縄県:358万円・357万円、熊本県:357万円・376万円、鹿児島県:357万円・335万円、長崎県:353万円・354万円、愛媛県:351万円・324万円、大分県:350万円・352万円、高知県:348万円・380万円、福島県:347万円・364万円、佐賀県:346万円・325万円、秋田県:345万円・320万円、島根県:342万円・362万円、山梨県:340万円・359万円、岩手県:335万円・331万円、青森県:334万円・343万円、山形県:330万円・341万円、宮崎県:320万円・338万円※ランキングは40代「前半」の順位を元に並べています。

言うまでもなく、東京都の平均年収は高く、40代前半の男性で751万円、女性で517万円。東京以外にも上位にランクインしているのは企業の集まる大都市圏で、求人の数も地方と比べれば多い地域です。

もちろんこういった地域は家賃や物価なども高いため、可処分所得が多いとは一概には言えませんが、高収入を目指すなら東京で働くのが一番の近道でしょう。

40代になると、上京して東京や都市部で働いていた人も、親の介護を理由に地元に帰るケースが出てきます。その場合も、年収のことだけを考えるなら都市部で働くほうがよいでしょう。

ただし、もちろんこういったことは家庭の事情や家族の意見などもあり、一概に年収だけで決めることはできません。もし転居を伴う転職を考えている場合は、年収以外の要素もじっくりと考え、家族と話し合って決めましょう

※出典:厚生労働省『平成30年度 賃金構造基本統計調査』より
※計算方法:きまって支給する現金給与額賃金×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額(1万円以下は四捨五入)

まとめ

同じ40歳でも、男女や学歴、企業規模や業界、地域によって平均年収に大きな差があることがわかりました。40代以降、年収アップを狙うなら、平均年収が高い業界・地域の大企業に早めに転職するのが良いでしょう。

しかし、40歳という年齢でこれからまったく異業種の転職することはあまりおすすめできません。あくまでも、これまで自分が積み重ねてきた経験の延長線上に、年収アップの可能性を見出すことが大切です。
40歳代の平均年収を知り、自分の状況と比較した上で、転職すべきかどうかを一度考えてみてはいかがでしょうか。

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