紛失しても再発行できる? 雇用保険被保険者証とは?

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転職先・再就職先から雇用保険被保険者証の提出を求められたものの、手元になく焦っていませんか?

雇用保険被保険者証はハローワークで即日・無料で再発行を行うことができるので、安心してください。

この記事では、雇用保険被保険者証がないときの対応やハローワークでの再発行方法について詳しくご紹介します。

雇用保険被保険者証とは?役割を解説

まず、雇用保険被保険者証の役割や有効期限について見本付きで解説します。

雇用保険被保険者証とは雇用保険への加入を証明する書類

雇用保険被保険者証とは、雇用保険に加入していることを証明する書類です。

(様式第7号)雇用保険被保険者証の見本。以下、記載内容…〇〇センター公共職業安定所長、被保険者番号、被保険者氏名、生年月日(元号-年月日)

※引用元:ハローワークインターネットサービス「雇用保険の具体的な手続き」

雇用保険被保険者証には以下の内容が記載されています。

  • 被保険者番号
  • 氏名
  • 生年月日

紛失防止のため、退職するまで会社が保管し、退職時に直接渡されることになります。

転職・再就職するときに必要

雇用保険被保険者証は、転職・再就職するときに必要です。新しく入った会社の総務・人事担当者が、採用日の翌月10日までにハローワークで新たに雇用保険の加入手続きを行う際に使用します。

そのほか、失業保険の手続き教育訓練給付金の支給を受け取るときにも雇用保険被保険者証は使われます。

退職する際は、雇用保険被保険者証が手元にあるかどうか確かめておきましょう。

被保険者番号の有効期限は7年

被保険者番号の有効期限は7年です。7年以上雇用保険に入らなければ、被保険者番号は無効になってしまいます。

退職から7年以上経過して再就職した場合は、会社の担当者によって新しい雇用保険番号の発行手続きが行われます。

雇用保険に加入できているかどうかの確認方法

自分が雇用保険に加入しているかを確かめたい場合は、会社やハローワークに問い合わせましょう。会社の場合は、人事・総務担当者が回答してくれることがほとんどです。

ハローワークで確かめる場合は、ハローワークまたはインターネットで取得した「雇用保険被保険者資格取得届出確認照会票」をハローワークに提出します。提出後、ハローワークから渡される「雇用保険被保険資格取得届出確認照会回答書」で、加入しているかどうかがわかります。

雇用保険は全ての労働者が加入しているとは限りません。例えば、10日のみの短期アルバイトや1週間の所定労働時間が15時間であるパート労働者は、対象外となります。

雇用保険への加入手続きが必要な条件は次の通りです。下記の2点をどちらとも満たしていれば雇用保険に加入している可能性は高いでしょう。

  • 31日以上雇用されている場合
  • 1週間の所定労働時間が20時間以上の場合

雇用保険被保険者証を紛失したら

雇用保険被保険者証がないと思ったときに取るべき行動を紹介します。

雇用保険被保険者証がない場合、取るべき行動

雇用保険被保険者証がないと思ったら、まずは勤め先に確認しましょう。

雇用保険被保険者証を保管している会社もあります。会社の人事・総務担当者に電話をしてみてください。

もしかしたら、退職時に渡し忘れている可能性もあります。その場合は、郵送してもらえないかなど相談すると良いでしょう。

郵送が難しい、または雇用保険被保険者証を紛失した場合は、最寄りのハローワークで再発行が行えます。ハローワークは、無料で即日発行できるのが特徴。ただ、必要な書類に不備などがあれば即日発行は難しいので注意してください。

ここからは、再発行の手順をステップごとにご紹介します。

必要な持ち物を確認する

再発行の手続きで必要な持ち物は以下の4つです。

  1. 被保険者番号のメモ(わかる場合のみ)
  2. 前に働いていた会社の正式名、住所と電話番号のメモ
  3. 本人確認書類
  4. 印鑑

被保険者番号と勤め先の会社名・住所・電話番号は、雇用保険被保険者証の再発行を申請するときに必須となる書類「雇用保険被保険者証交付申請書」に記入する際に必要です。

本人確認書類としては、顔写真付きの身分証明証を持参しましょう。運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどが該当します。

印鑑は、雇用保険被保険者証交付申請書を記入するときに必要になるので、忘れずに用意しましょう。ただ、申請者本人が申請を行う際は、印鑑がなくても申請は可能です。

再発行の手続きが可能なハローワークを探す

必要な持ち物を確認したら、最寄りのハローワークへ行きましょう。

ただし、なかには雇用保険の手続きを行っていないハローワークがあります。

家を出る前に、厚生労働省でご紹介されている「全国ハローワーク所在案内」をチェックしてみてください。

雇用保険被保険者証再交付申請書に記入する

ハローワークの総合受付で「雇用保険被保険者証がないため、再発行したい」旨を伝え、担当窓口を教えてもらいます。担当者から「雇用保険被保険者証再交付申請書」を受け取ったら、必要事項を記入しましょう。

ハローワークインターネットサービス「雇用保険被保険者証再交付申請書」で雇用保険被保険者証再交付申請書をダウンロードできるので、あらかじめ記入してから持参することも可能です。

記入方法は以下を参照してください。

(様式第8号】雇用保険被保険者証再交付申請書の記入例。(1)申請者欄…氏名(フリガナ)性別、生年月日、住所を記載する。(2)現にまたは最後に被保険者として雇用されている事務所の名称と所在地、電話番号を記載する。(3)取得年月日、被保険者番号、被保険証の滅失または損傷の理由を記載する。(4)ここまで記載し、署名・捺印を行う。(5)注意:1.被保険者証を損傷したことにより再交付を申請する者は、この申請書に損傷した被保険者証を添えること。2.1欄には、滅失または損傷した被保険者証に記載されていたものと同一のものを明確に記載すること。3.5欄及び6欄には、申請者が現に被保険者として雇用されている者である場合に、その雇用されている事業所の名称及び所在地をそれぞれ記載すること。4.7欄及び8欄には、申請者が現に被保険者として雇用されている者でない場合に、最後に被保険者として雇用されいてた事業所の名称及び所在地をそれぞれ記載すること。5.9欄には、最後に被保険者となったことの原因と鳴る事実のあった年月日を記載すること。6.申請者氏名については、記名押印または署名のいずれかにより記載すること。7.※印欄には、記載しないこと。8.なお、本手続きは電子申請による届け出も可能です。詳しくは公共職業安定所までお問い合わせください。

1氏名・性別・生年月日・住所を記入する

ふりがなも忘れずに明記しましょう。

2会社の正式名・住所・電話番号を記入する

雇用保険に加入している・していた会社名とその住所・電話番号を記入します。

記入欄には「現に被保険者として雇用されている事業所」と「最後に被保険者として雇用されていた事業所」の2つがあります。すでに退職している、退職したものの転職先が決まっていないなど現在の状況に応じてどちらかに記入しましょう。

3取得年月日・被保険者番号・雇用保険被保険者証の滅失または損傷理由を記入する

取得年月日としては、雇用保険被保険者証を最後に受け取った日付を記入します。取得年月日は、雇用保険に加入した日・入社日になることが多いです。もしわからない場合は、空白でも構いません。

被保険者番号は不明であれば、記入する必要はありません。ハローワークの担当者が、会社の名称や住所で被保険者番号を確認してくれます。

雇用保険被保険者証を滅失・損傷した理由は、「紛失したため」などとシンプルに明記しましょう。

4申請日・申請者氏名・署名を記入する

申請日と氏名を記載します。直筆署名の場合は印鑑はいりませんが、パソコンで入力した場合や他者に代筆してもらった場合は必要になります。

雇用保険被保険者証を受け取る

雇用保険被保険者証を受け取ったら1つの入れ物にまとめたり、ファイリングしたりして大切に保管しましょう。

コラム:被保険者番号だけの提出を求められたら? 

会社の人事・総務担当者が雇用保険の加入手続きを行うときに使用する「被保険者番号」だけを求める会社もあります。その場合は、雇保険被保険者証の提出は必要ありません。被保険者番号のみを確認し、求められた書類に記載するなどして伝えましょう。

被保険者番号は雇用保険被保険者証に明記されています。

雇用保険被保険者証がない場合は、被保険者番号は次の3つのやり方で把握できます。

  • 離職票を確認する
  • 以前の勤務先に電話・メールする
  • 雇用保険被保険者証を再発行する

ただし、もし被保険者番号だけしか必要とされていなくても、雇用保険被保険者証をなくした場合はすぐに再発行することをおすすめします。雇用保険被保険者証は、失業保険の申請で使用するケースがあるからです。失業保険の申請の場合は、被保険者番号だけではなく、雇用保険被保険者証そのものを求められます。

被保険者番号は1人1人に与えられるものであり、一生使う番号です。

勤務先が代わっても被保険者番号は変わらないので、被保険者番号が記載してある雇用保険被保険者証は丁寧に保管してください。

ハローワークに行けないときは?

仕事が忙しいなどの理由で、ハローワークの営業時間内に行けない場合の対応法を解説します。

代理人による申請

会社の総務・人事担当や家族などの代理人が申請を行うことができます。

代理人申請の場合は、以下を準備しておきましょう。

  • 申請者の身分証明書のコピー
  • 委任状
  • 代理人の身分証明書

申請者は事前に、依頼者へ自分自身の身分証明書のコピーと委任状を郵送、または直接渡しておきましょう。委任状は、必要事項が記載されてあれば、市販の用紙でも便箋でもコピー用紙でも構いません。委任状の必要事項は以下の通りです。

  • 委任年月日
  • 委任者の氏名・住所
  • 委任者の押印
  • 代理人の氏名・住所
  • 本人と代理人の続柄
  • 委任内容

委任状は必ず本人の直筆で作成してください。また、委任状の有効期限は作成してから3ヶ月以内であるため、注意しましょう。

家族や友人に依頼した場合は、勤め先の住所や正式名、電話番号などを把握していない可能性が高いので、必要書類と一緒に必要事項を記したメモを送っておくと親切です。

電子申請

電子申請なら、営業日・時間関係なく再発行の申請を行えます。以下のサイトで申請することができます。

ただし、電子申請の場合は即日発行が難しい、電子証明書を用意する必要があるなど、ハローワークでの再発行よりも時間や手間がかかるので注意しましょう。

まとめ

転職先や再就職先から求められる雇用保険被保険者証。

雇用保険被保険者証が手元にないときは、ぜひハローワークで再発行の手続きをしてみてください。

ハローワークへ行くことができない場合も、電子申請や代理人による申請は可能なので、焦らず対応しましょう。

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