上司や同僚と上手く付き合うコツ 時短勤務は迷惑をかける?
働くママにとって、「時短勤務」は仕事と子育てを両立できる頼もしい制度です。しかし、上司や同僚から理解を得られず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、もしあなたが上司や同僚に時短勤務することを迷惑と思われてしまっている場合、それはなぜなのかも踏まえつつ、トラブルなく働く術をお伝えします。
時短勤務が迷惑だと思われてしまうのはなぜ?
時短勤務している人のことを迷惑だと感じている上司や同僚はどのくらいいるのでしょうか。ウートピ世論アンケートが時短勤務者の同僚626人にアンケートを取ったところ、迷惑だと感じている割合は43%でした。
多くの会社が女性の働きやすい環境を整えるようになってきており、時短勤務への理解は今後進んでいくはずですが、まだまだ理解を得られていないのが現状のようです。
※出典→【アンケート】同僚に時短勤務されるの、正直迷惑?|ウートピ
時短勤務者に対してよくある不満3つ
時短勤務している人の上司や同僚が抱きがちな不満を、3つの事例で紹介します。
不満1「周りの負担を考えてほしい」
不満2「子どもが熱を出して…とかで早く帰る頻度高すぎ」
不満3「態度がむかつく」
3つの不満から、業務のしわ寄せが自分に降りかかることをよく思っていないことがわかります。
子育ての都合上、時短勤務せざるを得ない身としてはつらいですが、上司や同僚もそれぞれ業務をたくさん抱えて、日々奮闘していることも事実。お互いに気持ちよく働けるようにできる方法はないのでしょうか。
時短勤務が迷惑だと思われない働き方とは?
上司や同僚の「時短勤務の人は迷惑」という考え方を変えることは難しいので、時短勤務する側がなにかしらのアクションを起こす必要があります。
何気ない会話やコミュニケーションで、トラブルや不安を解消できるかもしれません。時短勤務でも迷惑だと思われない働き方を4つ紹介します。
(1)上司や同僚と働き方や仕事量についてしっかり話す
時短勤務を始める前に、どのように働きたいのか、どのくらいの仕事量なら問題なくこなせるのかを、上司や同僚としっかり話しておきましょう。すでに時短勤務している人も、改めて話す場を設けるとベターです。
おおよそで構わないので、どのくらいの頻度で急に帰宅することがあるのか、朝出社が遅れるとしたら何時頃になるのかなど、事前に共有できることは済ませておきます。
そうすることで、上司や同僚が時短勤務者の状況を知ることができ、働き方や仕事量への理解が深まります。
(2)仕事に積極的な姿勢を見せる
業務が早く終わったときは「手が空いたので、なにか手伝えることはありますか?」「私がこの業務やっておきますよ」と、仕事への積極性をアピールしましょう。
信用を積み重ねることで、周囲を気にしながら一生懸命働いてくれる人だと思ってもらえます。
(3)日々の声かけを忘れない
時短勤務をしていると、業務を途中で引き継いだり、フォローしてもらったりすることがあります。
日々、「いつもありがとうございます」「最後まで終わらず申し訳ありません。明日はここまで終わらせるように工夫してみます」といった声かけを忘れないようにしましょう。
(4)「時短勤務だから早く帰って当たり前」という主張をしない
子育てしているんだから早く帰って当たり前、残業できないのは当たり前という主張をしたり、それが態度に出てしまっては、上司や同僚からの理解はなかなか得られません。
一番は時短勤務しやすい企業を選ぶこと
これから時短勤務を考えている人にとって一番いいのは、時短勤務しやすい、すでに時短勤務をしている人が複数名いる企業を選択することです。HPや採用ページをしっかり確認し、面接でも正直に相談してみましょう。
最近では女性向けの転職サイトもあり、女性の働き方について詳しい情報が掲載されています。すでに時短勤務していて悩んでいる人も、子育てと仕事を両立しやすい企業を探してみてはいかがでしょうか。
中途採用が売り手市場の昨今、女性が働きやすい環境をアピールポイントに採用活動を行っている会社もたくさんありますよ。
※女性向け転職サイトの活用術はこちら→どう違う?女性の転職サイト比較と、上手な使い方