進め方や必要書類も紹介 転職活動の準備期間はどのくらい?

転職で成功したいなら、しっかりとした準備が欠かせません。

この記事では期間やステップ、準備するもののリストなど、押さえておきたいポイントをまとめました。転職活動を始める前にチェックしてみましょう。

転職準備はいつからする? 必要な期間とは

まずは、「転職の準備期間」「転職先に応募するまでの流れとコツ」など、転職活動を始める前に知っておくべきポイントをご紹介します。

転職の準備期間は最低1ヶ月

転職の準備に必要な期間(企業への応募を開始するまでの期間)は、およそ1ヶ月です(個人差あり)。準備期間の大まかなスケジュールは、以下の4ステップに分けられます。

「転職準備の4ステップ」①転職の目的・ゴールを決める(1~2週間)→②スケジュールを立てる(1週間)→③自己分析・キャリアの棚卸しをする(1~2週間)→④応募準備を行う(1週間)。準備期間の目安は全部で1~2ヶ月間。転職をスムーズに進めるためには、以下の「どこ」「いつ」「何」をきちんと定義することが不可欠です。

  1. 転職のゴールは「どこ」なのか
  2. いつ」までに転職を終えるのか
  3. 自分のアピールポイントは「何」なのか

これらを把握したうえで応募書類を準備して、初めて転職活動が本格的に始められます。

求人サイトや転職エージェントからの情報収集と並行して、インプットを深めつつ転職計画を固めていきましょう。

応募を始めてからはさらに3ヶ月

準備を終え、転職先を実際に探し始めてからかかる期間はおおよそ3ヶ月といわれています。そのスケジュールはおおまかに分けて以下の4ステップ。

「転職準備の4ステップ」①書類選考(1~2週間)→②面接(3~4週間)→③内定~承諾(1~2週間)→④入社準備・退職交渉(4~6週間)準備段階できちんと「どこ」「いつ」「何」を明らかにすることで、この期間は短く抑えることができます。

※応募を始めてからの流れについて詳しくはこちらををご覧ください→「転職にかかる期間は?計画的に転職するには

ステップ別・転職準備のコツ

転職準備の各ステップにおいて意識すべきコツと、反面教師にしたい失敗談を紹介します。

目的・ゴールを決めるコツ「理想と現実のギャップを見える化する」

転職の目的・ゴールを決めるコツは、自身の現在の働き方と理想の働き方を紙に並べて箇条書きすることです。

書き表せたら、現状と理想のギャップを埋めるためにはどんな転職が必要かを導き出しましょう。それが、転職におけるゴール・目的となります。

現状と理想を箇条書きし、その先にゴールを作る。(例)【現状】・東京都内のIT企業の営業職・年収450万/【理想】・東京都内の大手企業の営業職・年収500万→→【ゴール・目的】・東京都内、提示年収500万以上の企業に入社する、など。このときに重要なのが、現状・理想の両方をなるべく具体的かつ自由に書き込むこと。そうすることで、ゴールが具体的かつ本当に目指したいものになります。「これは難しいのではないか」などとためらわず、自分の理想を自由に記入してください。

そこからゴールを導き出したら、(1)、(2)……といった形で優先度を付けましょう。優先度をつけることで、現実と折り合いをつけつつ、文句のない転職を実現できるはずです。

目的・ゴールを決めなかった人の失敗談

目的・ゴールを決めなかったため、企業選びに余計な時間がかかりました。漠然とした不満 のみを理由に活動を始めたので、企業選びに確証が持てず、結局半年ほどうじうじと悩むことに。最初にしっかりとゴールを見える化しておくべきだったと思います。

スケジュールをたてるコツ「入社時期から逆算する」

転職のスケジュールをたてるコツは、転職先への入社予定時期から、逆算する形でほかのスケジュールを決めることです。

そうすることでそれぞれのステップで到達すべき目標が明確になると同時に、焦って準備が不十分なままに退職してしまうといった事態が防げます。

「スケジュールのモデル」①応募準備・情報収集(6月上旬~末)→②書類選考(6月末~7月中旬)→③面接(7月上旬~8月上旬)→④内定承諾(8月中旬)→⑤入社準備・退職交渉(8月中旬~9月末)ゴール(入社)の日を決めた後は引継ぎにかかる期間を考えて退社時期を決め……と、どんどんさかのぼってスケジュールをたてましょう。選考のスケジュールをたてる際、「いつまでに何社以上と面接する」といった詳細まで具体的に決められると転職活動がよりスムーズに進められるようになります。

スケジュールをたてなかった人の失敗談

自然に帳尻が会うだろうとスケジュールをたてずに転職活動を始めたため、引継ぎが不十分なまま退社することになり、前職に迷惑をかけました。引継ぎにどれくらいの期間がかかるか事前に計算しておけばこのような事態にならなかったのにと後悔しています。

自己分析のコツ「経験・出来ることを書き出す」

面接で自分をアピールするために欠かせない自己分析・キャリアの棚卸し。そのコツは、自分の経験と出来ることを紙に書いて整理することです。

経験は、「どんな会社で・どんな人と・何を・どうやって・どのくらいの期間・何のために」働いていたのかを箇条書きにする5W1H分析法でまとめましょう。経歴の要旨が1目でわかるようになるため、そこから自分の出来ることが簡単に分析できるようになります。

経験が目に見えるものとなったら、そこから自分の出来ること、すなわち強みを抽出します。このとき、その仕事に取り組んでいるとき自分はどういう気持ちかも合わせて書き出しましょう。仕事でやりがいを感じているときは強みが顕著に表れやすく、面接で自己PRをする際その感情も含めて伝えることで、実感のこもったアピールができるようになります。

強みを分析する際、補助的に無料適職診断などの自己分析ツールを使うのもおすすめです。

※役立つツールが手っ取り早く知りたい方はこちらをご覧ください→「どれが使える? 無料適職診断を辛口比較した結果…

自己分析をしなかった人の失敗談

自己分析をほとんどせずに履歴書を書いたため、面接で経歴について質問されても深くこたえることができませんでした。その結果、面接突破に悩んだ時期が長かったです。面倒がらずに自分の現状を把握することは非常に大切だと思います。

応募準備のコツ「志望動機・自己PRをまとめ直す」

応募準備の段階では、志望動機・自己PRをもう一度まとめ直しましょう。この段階でやるべきことは以下の2つ。

  1. 応募先企業の情報収集・選定
  2. 応募書類の作成

どちらのタスクをこなす場合も、志望動機・自己PRを土台にした基準が一貫して背景にあるかどうかが転職成功を左右します。応募書類の内訳については上記「ステップ別・転職準備のコツ」で詳しく紹介しています。

応募準備を怠った人の失敗談

ゴールの設定や自己分析の結果を転職先選びや書類作成の際に無視していたため、書類選考で落ちることが多かったです。転職先選びと書類作成にそれまでの準備を生かせばそうはならなかっただろうと、現在は反省しています。

年代別・転職準備で意識すべきこと

年代別に、転職を進める前に意識すべきことを手短にまとめました。経験や年代による違いを意識することで、より自分に合った転職準備を進められるようになります。

第二新卒は転職理由を重視しよう

第二新卒の転職では、転職理由の自己分析に力を入れましょう。

大卒3年目(26歳)までの第二新卒の場合、まだまだ社会人経験が浅いためキャリアの棚卸から語れる強みは乏しいです。そのため、新卒採用と同じように志望先企業への熱意や志望理由が重要になります。

20代後半はキャリアの方向性を固めよう

20代後半はキャリアの方向性をしっかり言葉にすると良いでしょう。

社会人4年目以上では、第二新卒とは違い即戦力であることが求められます。とはいえまだまだ経験は乏しいため、これまでの経験を生かしつつこれからどうなっていきたいのかのビジョンを語ることが重要になってきます。

30代はキャリアの棚卸しに力を入れよう

30代は、実感を持って経験が語れるよう、キャリアの棚卸しに力を入れましょう。

仕事の基礎が身に付いているであろう30代には、企業側もワンランク上の活躍を期待しています。自身の経験が志望先企業でなぜ役に立つのかを、確証を持って論理的に伝える準備が大切です。

40代自身の強みと企業・業界分析を結び付けよう

40代は、自身の強みと企業・業界分析を結び付けて語れるよう、より深く自己分析を行いましょう。

40代ともなると、即戦力であるだけでなく会社や業界全体に良い影響を与えられる人材かどうかが見られます。そのため、業界や自身の仕事について深い知見があるということを履歴書・面接で示すことが不可欠なのです。

転職前に準備するものチェックリスト

ここでは、転職前に準備すべきものを総まとめしています。さらに深く知りたい方は各リンク先の記事も参考にしてみてください。

履歴書

履歴書は転職に不可欠です。その目的は、企業に経歴をわかりやすく簡潔に伝えること。履歴書について詳しく知りたい方は「履歴書の書き方大全<決定版>」をご覧ください。書き方から提出方法まで解説されており、ダウンロード可能なテンプレートも用意されています。

職務経歴書

職務経歴書も転職に欠かすことのできないアイテムです。自分の経歴を企業にアピールするための最重要書類であり、履歴書以上に時間をかけてじっくりと読まれます。

※職務経歴書の書き方を知りたい方やテンプレートが欲しい方はこちらをチェック→「テンプレートあり 職務経歴書の基本の書き方と受かる秘訣

送付状(添え状)

送付状(添え状)とは「郵送書類の内容をまとめた紙」のこと。そちらを同封して郵送することが、転職のマナーとされています。

※送付状の書き方が知りたい方やテンプレートが欲しい方はこちらをご覧ください→「履歴書の印象をUPさせる! 送付状の書き方&無料テンプレート

補足資料

クリエイターやエンジニア・研究者が転職する場合は、ポートフォリオや説明資料も準備する必要があります。履歴書・職務経歴書だけでは伝えられない経歴やスキルは、それらのアイテムで伝えましょう。

Webサービスやデザインは、紙ではなく、Webサイトやブログといった形で提出する場合も多いです。

転職準備、気になるQ&A

転職準備で浮かぶことの多い質問に、手短に回答いたします。

転職準備でエージェントは頼りになる?

転職初心者にはかなり頼りになるでしょう。そうでない場合はタイプによります。

転職準備のポイントとしてよく耳にするのが転職エージェントの活用です。

転職エージェントとは、担当のコンサルタントから転職活動のサポートが受けられるサービスのこと。客観的なアドバイスやサポートが受けられたり、希望条件を踏まえて求人紹介をしてくれたりと、転職初心者やじっくり転職相談がしたい方には非常に頼りになるサービスだといえるでしょう。逆に、転職活動を自分でどんどん進めたい方には、コンサルタントとの面談といったやりとりが時間の無駄に感じられるかもしれません。

※転職エージェントについてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください→「ベストな転職を目指すために 転職エージェントとは?使いこなすコツ

 資格勉強は転職を有利にする?

職種とマッチしている場合はします。

勉強が転職を有利にするかどうかは、資格と仕事との関係性の深さに左右されます

例えば金融系の営業職であれば、取引先への分析・助言に役立つ中小企業診断士の資格は評価されることが多いでしょう。反対に、エンジニアが中小企業診断士の資格を持っていてもほとんど評価はされないため、基本情報技術者などIT系の資格勉強をした方が良いでしょう。

※ほかにどの職種でどの資格が有利になるの? 幅広く役に立つ資格はないの? と疑問に思った方はこちらをご覧ください→「転職で有利になる資格特選

内定~入社までにするべき準備は?

提出物の用意と挨拶のシミュレーションをしてください。

転職初日には、「雇用保険受給資格者証」「源泉徴収票」など入社手続きに必要な書類の提出を求められます

公共機関での手続きが必要な書類もありますので、早めに用意することを心がけましょう。また、転職初日には同僚・上司の前で挨拶をする場合が多いです。当日にしどろもどろにならないよう、事前に挨拶の内容を考えておくと良いでしょう。

※転職初日の持ち物や挨拶のコツについて詳しくはこちらをご参照ください→「不安を解消! 転職初日の挨拶、服装、緊張の解き方

まとめ

転職の準備で何をすれば良いのかは把握できたでしょうか。転職準備をしっかりと行うことで、転職活動の結果は変わります。

実際の転職活動のアドバイスやコツについては記事中のリンク先にアクセスしてみてください。

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