おすすめの過ごし方や利用方法も紹介 リフレッシュ休暇とは?

リフレッシュ休暇とはどのような休暇でしょうか?有給休暇との違いや取得できる日数など、幅広く紹介します。

リフレッシュ休暇とは?

心と体をリフレッシュさせるための休暇制度

リフレッシュ休暇とは、日々働く社員の心と体をリフレッシュさせるための休暇制度です。

長い間勤務してきた社員が、健康の維持や自己啓発にまとまった時間を使うために、制度を導入している企業が多いようです。

公務員や教職員でも、勤務する自治体や学校法人に制度がある場合は利用することができます。

多くの場合、給与が支払われる休暇

リフレッシュ休暇は、給与が支払われることが多い有給の休暇です。

実際、厚生労働省の調査によると企業の約96%がリフレッシュ休暇中に給与を支払うものとしています。ただしリフレッシュ休暇は、企業が自由に規則を決めることができる「法定外休暇」に当たるため、有給でなくても問題はありません。

また混同しがちですが、リフレッシュ休暇は「法定休暇」である年次有給休暇(年10日以上必ず取ることができる休暇)とは異なる休暇です。

※出典→平成31年就労条件総合調査 結果の概況 労働時間制度 | 厚生労働省

平均付与日数は5.5日

厚生労働省の調査によると、リフレッシュ休暇の平均付与日数は5.5日です。

「勤続3年目は5日間付与」、「勤続5年目は7日間付与」など勤続年数に応じて取得できる日数が決まる企業が多いようです。また取得時期について「繁忙期である3月は取得不可」など規則を設けている企業もあります。

※出典→平成31年就労条件総合調査 結果の概況 労働時間制度 | 厚生労働省

リフレッシュ休暇におすすめの過ごし方は?

普段まとまった休暇を取ることが少ない人のために、リフレッシュ休暇のおすすめの過ごし方を紹介します。

海外旅行に行く

リフレッシュ休暇の過ごし方として、海外旅行に行くのはおすすめです。

ゴールデンウイークや年末年始などの休みを避けて、自分の好きなタイミングで休暇を取ることできるため、比較的空いている時期に安い費用で行くことができます。

普段なかなか行くことが難しい場所に行くことで、日頃味わうことのできない新鮮な感覚で気分をリフレッシュさせることができるでしょう。

語学留学に行く

短期での語学留学にリフレッシュ休暇を利用してみるのも良いでしょう。

フィリピンのセブ島などアジア圏内の学校で、短期間で集中して学べるコースも多くあります。忙しい日々の中で語学勉強の時間を作るのは、なかなか難しいはず。この機会に語学留学に行ってみることで、今後の仕事に役立てることもできるでしょう。

資格取得のための勉強をする

リフレッシュ休暇を資格取得の勉強に使う人もいるようです。

試験日の直前に4~5日程度まとまった休暇を取ることで、勉強の追い込みや振り返りに時間を使うことができます。将来の自分のキャリアに向けて、資格の取得が重要になる人にはとても良いでしょう。

リフレッシュ休暇を利用するには?

就業規則などで取得条件を確認する

リフレッシュ休暇を使うときは、まず就業規則で取得条件を確認しましょう。

就業規則には取得できる条件をはじめ、何日取れるのか、その間に給与は支払われるのかなどが記載されています。就業規則を確認しても分からないことがある場合は上司に確認してみましょう。 

必要に応じて申請書や報告書を提出する

企業によっては、リフレッシュ休暇の前に申請書、休暇後に報告書の提出を義務付けている企業もあります。

自己啓発を主な目的として利用を促している企業は、休暇中の取り組みを報告書として提出してもらうことで、他の社員にも利用を促したり、有意義な使い方を共有させる狙いもあるようです。事前に提出が必要かどうか確認しておきましょう。

まとめ

リフレッシュ休暇は心と体から日々の疲れを取り除き、リフレッシュさせるための休暇制度です。取得条件や日数等は企業によって異なるものの、条件を満たせばまとまった休暇を取得することができます。

休暇制度を上手に使いこなし、充実した生活を送れるようにしていきましょう。

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