件名や返信マナーも 内定後の質問メールの書き方・例文
内定後、入社までに質問したいことが出てくることも。内定後の質問メールの書き方やマナー、質問しておくと良いことについて解説します。
例文|内定後の質問メール
例えば、内定後に内定者懇親会について聞きたいとき、メールで質問をする際の例文・マナーを紹介します。
件名:
【内定者:氏名】内定者懇親会に関するご質問
本文:
〇〇株式会社
〇〇部〇〇課 〇〇様
お世話になっております。
先日内定をいただきました〇〇です。
本日は、◯月◯日の内定者懇親会について2点ほど確認させて頂きたいことがあり、ご連絡差し上げました。
1.内定者懇親会当日、大学で研究発表があり、状況によっては会場到着が30分程度遅れる可能性がございます。
こちらの都合で大変申し訳ございませんが、遅れて参加することは可能でしょうか?
2.内定者懇親会の会場は◯◯とのことですが、どのような服装がふさわしいでしょうか?
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信のほどどうぞよろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
◯◯大学△△学部
(フルネーム)
電話番号:XXX‐XXXX‐XXXX
メールアドレス:YY@YY.jp
内定後の質問メールのマナー5つ
内定後の質問メールを送る前に、以下の項目をチェックしてみましょう。
1質問の内容が一目でわかる件名か?
企業には毎日多くのメールが届くため、件名を「【内定者:氏名】◯◯に関するご質問」など、一目見て送信元と内容がわかるようにします。
2会社名は省略せずに正しく書かれているか?
会社名は、省略せずに正式名称で記載するのがマナーです。例えば、株式会社を(株)と略してしまうのは失礼にあたるので避けましょう。
3相手の部署名や名前が間違っていないか?
部署名や肩書き、名前を間違えるのは失礼にあたります。送信前に入念にチェックしましょう。
4要点を押さえて簡潔に書かれているか?
仕事で忙しい先方に余計な時間を使わせないためにも、必要な事柄や要件をおさえ簡潔な文面にします。
5署名は忘れていないか?
自分の署名が抜けていないかきちんとチェックしましょう。署名には、名前だけでなく電話番号やメールアドレスなどの連絡先も併記するようにします。
企業からの回答メールに返信する場合
内定後の質問メールに企業から回答をもらった場合の返信例文です。
件名:
Re:【内定者:氏名】内定者懇親会に関するご質問
本文:
〇〇株式会社
〇〇部〇〇課
〇〇様
お世話になっております。
◯◯大学の〇〇〇〇です。
お忙しいところご返信ありがとうございます。
内定者懇親会の服装と、遅れても問題ない旨、承知いたしました。
ご配慮いただき誠にありがとうございます。
当日お会いできることを楽しみにしております。
引き続きよろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
◯◯大学△△学部
(フルネーム)
電話番号:XXX‐XXXX‐XXXX
メールアドレス:YY@YY.jp
内定後の質問メールに返信をもらった場合、マナーとしてお礼のメールは必須です。返信はなるべく早めに、できれば24時間以内に返すようにします。
また、メールのやりとりの履歴が読み取れるよう、メールを新規作成するのではなく、もらったメールに返信して件名や本文が残るようにしましょう(冒頭に「Re:」が付く形)。
内定後のメールで質問してもいいこと・NGなこと
内定後にわからないことをメールで質問すること自体は差し支えありませんが、なんでも聞いていいというわけではありません。
内定後に聞いてもOKな質問例とNGな質問例を紹介します。
内定後にメールで質問してもいいこと
入社前に質問しても問題ない内容は、入社手続きや入社までの過ごし方についてなどです。
入社手続きについて
配布書類に記載されていない手続き上の疑問点があれば、事前に確認しておきましょう。例えば入社手続きが遅れている場合の対応などです。
メール例文
「◯日提出の住民票ですが、引っ越しの手続きと時期が重なる関係で、新住所の住民票を期日までに用意することが難しい状況です。△日までには用意できるのですが、間に合いますでしょうか?」
入社までの過ごし方について
入社前に勉強しておいた方が良いこと、入社までの過ごし方といった質問も差し支えありません。やる気が伝わり、企業も好意的に受け止めてくれるでしょう。
メール例文
「入社後の研修では◯◯や◯◯などに取り組むと伺いましたが、それまでに勉強しておくべきことがあれば教えていただけますか?」
内定後にメールで質問してはいけないNG例
企業のホームページや配布書類などですでに案内されていることを質問してしまうと、印象が悪くなる可能性があるので注意しましょう。
NG質問例
- 全国に支社はどれくらいあるのでしょうか?(ホームページなどに記載されているであろう内容)
- 福利厚生にはどのようなものがあるのでしょうか?(ホームページなどに記載されているであろう内容)
- 給与振込口座はいつまでに開設すればよろしいでしょうか?(内定式で配布された書類に記載されているであろう内容)
- 研修期間はいつからいつまででしょうか?(内定式で配布された書類に記載されているであろう内容)
メールで質問する前に、内定後に配布された書類やホームページなどに知りたい内容が明記されていないか再度確認してください。
コラム:内定後に「待遇や残業」についてメールで質問するのはあり?
内定後に給料や転勤、残業などの待遇について聞くのは、場合によっては角が立ち、印象が悪くなることもあります。
そのため、条件面で気になることがある場合、できるだけ面接時の逆質問や条件のすり合わせの段階で確認しておくのが無難です。
その際もできるだけ直接的な表現は避けつつ、「入社後の働き方をより具体的にイメージしたいので、どのくらい残業があるのか教えていただきたいです」などと、ポジティブな言い回しを心がけるようにします。
どうしても内定後に聞きたいことがある場合、メールで回答をもらおうとするのではなく、会って話を伺いたいと連絡をする方が良いでしょう。
まとめ
内定後に質問がある場合は、マナーを守りつつメールで聞けば問題ありません。
ただし、入社にまつわる基本的な情報は内定後に書類やメールなどでも案内されているはずなので、調べればわかるような質問ではないか、事前にきちんとチェックしてください。
この記事の担当者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。