短い例文やお祝いメールも紹介 昇進の挨拶例文＆ポイント
昇進したとき、部署の人やお世話になった人に向けて挨拶をする場合があります。社内向け、社外向けそれぞれの挨拶例文を紹介します。
昇進の挨拶の例文【社内・社外向け】
昇進の挨拶は、お世話になった人に向けて感謝を伝えるためのもの。社内と社外で内容や言葉遣いの使い分けが必要です。
【社内向け】挨拶例文
社内向けの昇進挨拶の例文を、状況別に4パターン紹介します。
朝礼などでのスピーチ
昇進の挨拶を朝礼などのスピーチで行う場合、挨拶は短くまとめたのものと、通常のものを2種類用意しておきましょう。
朝礼などの場では、挨拶の後にすぐ業務を開始するため、時間が限られていることもあります。当日の様子を見て臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
＜短い一言のスピーチ＞
この度○○（役職）を拝命しました△△です。
これも日頃から、上司である◆◆さんをはじめとした、皆さまのご協力のおかげだと感じております。これからも一生懸命精進いたしますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
＜通常の長さのスピーチ＞
この度〇〇（役職）を拝命しました△△です。
この度の人事で、このような大役を任せていただくことになり、責任感をひしひしと感じています。
これもひとえに、皆さま方からの日頃のご支援のおかげでございます。心から感謝の意を申し上げます。
まだまだ若輩者で、前任の◆◆さんのような仕事ができるのか不安に感じることもありますが、一日でも早く、この役にふさわしい存在となれるよう日々精進してまいります。
微力ではありますが、全員が一丸となって、社内で一番活気のある部署となるよう、今まで以上に業務に邁進していきますので、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
ちなみに、昇進の挨拶によく使われる「拝命される」は「任命される」の謙譲語です。
主に社内の挨拶で使用され、顧客など社外の人に対しては使いません。相手が社外の人の場合、自社や自分の役職に対して敬語表現は使わないからです。
メール
朝礼のスピーチなどで報告をする機会がなかった、部署にいるメンバー全員が集まる機会がなかった、といった場合は、メールで昇進したことを伝えましょう。
本来、昇進の挨拶はできる限り直接口頭で伝えることが望ましいため、お世話になった人にはメール送信後に改めて挨拶に行き、直接感謝を伝えるとよいでしょう。
件名：◯◯（役職）就任のご挨拶
◯◯課 各位
お疲れさまです。
本日付で◯◯課の◯◯（役職）を拝命いたしました△△です。
この度の人事に関しましては、皆さまからのご支援の賜物と感謝申し上げます。私がこのような大役を仰せつかり、うれしい反面、責任の重さに身の引き締まる思いです。
今までとは異なる立場となるため、より一層努力を惜しまず精進いたします。
微力ながら○○課、会社の発展のために尽くしてまいりますので、変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
本来であれば直接ご挨拶するべきでありますが、このメールでもってご挨拶とさせていただきたく思います。これからも引き続きよろしくお願いいたします。
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株式会社Hacks
△△△△（フルネーム）
090-XXXX-XXXX
△△△△@hacks.co.jp
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昇進を祝う飲み会の場でのスピーチ
昇進祝いの飲み会を開いてもらった場合、昇進をさせてくれた上司や日頃サポートしてくれた同僚などに、きちんとお礼の気持ちを伝えるようにしましょう。
ただし、お酒の場なので必ずしも堅い口調を意識しなくても問題ありません。
また、乾杯の前に挨拶をする場合、長いスピーチでは間延びしてしまうため、簡潔に終わらせるようにします。
同じ部署のメンバーでの飲み会など、くだけた雰囲気ならユーモアを交えるのも良いでしょう。
先日報告しました通り、この度課長に就任いたしました。
これもひとえに、部長の◆◆さん（上司）の日頃のご指導と、課の皆さんのサポートがあったおかげだと思います。
サポートと言えば、先日私が責任者を務めました展示会プロジェクトで、私は人知れず◯◯というミスをおかしました。
△△くん（部下）をはじめ、頼りになる部下のみんながサポートしてくれたおかげで、部長の◆◆さんにばれることなく、展示会は大成功をおさめました。
今日は無礼講ということで、お酒と一緒に水に流しましょう。
そんなこともあったので頼りない課長かもしれませんが、皆さんをがっかりさせることがないように、より一層気を引き締めて業務に励もうと思っております。
これからも課の皆さん、どうぞよろしくお願いします。
上司や社長などへの昇進のお礼例文
直属の上司や社長などには、早めに昇進のお礼メールを送り、感謝の気持ちを伝えましょう。
辞令が出された当日中か、その翌日に送るのが目安です。
素早い対応をすることで、自分を評価し、期待してくれている人に誠意を見せることができます。
また、メールだけで終えず、後ほど直接お礼を言うことを忘れないようにしましょう。
件名：昇進のお礼
お疲れさまです。△△です。
この度は、課長職就任のお話をいただき、誠にありがとうございます。
これもひとえに、いつも温かく丁寧にご指導いただいた〇〇部長のおかげと、心より感謝申し上げます。
課長就任につきましては不安や重圧もございますが、〇〇部長のお役に立てるよう誠心誠意努力いたす所存です。
今後も何かとご指導を仰ぐ機会もあると存じますが、引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
＜社長に宛てる場合＞
件名：昇進のお礼
〇〇社長
お疲れさまです。◆◆部××課の△△です。
この度は人事考課にて課長職にご登用いただき、誠にありがとうございます。
◆◆部の一課長就任という重責を担うこととなり、若輩者ゆえ不安もございますが、〇〇社長のご期待に応えるべく課長としての職務を全うし、社業発展のために励んでまいります。
今後とも変わらぬご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
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株式会社Hacks ◆◆部××課
△△△△（フルネーム）
090-XXXX-XXXX
△△△△@hacks.co.jp
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【社外向け】挨拶例文
日頃からお世話になっている取引先など、社外の人に対して昇進の挨拶メールを送る際の例文を紹介します。
社外の人に向けたメールの場合は、今後も良好な関係性が続くようにこれまでの仕事の円滑なやり取りに対する感謝を述べると、印象の良い文章になります。
件名：部長昇任のご挨拶
貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度○月○日をもちましてこれまでの課長を退き、部長に就任いたしました。
課長在任中はひとかたならぬご厚情を賜りまして、誠にありがとうございます。
◯◯様との円滑なやり取りから学ばせていただいたことを生かして、部長就任後も励んでまいります。
なお、後任の課長には◆◆が就任いたしました。私同様、変わらずご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
まずは略儀ながらご挨拶申し上げます。
令和〇年○月○日
株式会社Hacks ◯◯部 △△△△
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株式会社Hacks
△△△△（フルネーム）
090-XXXX-XXXX
△△△△@hacks.co.jp
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昇進の挨拶、2つのポイント
昇進の挨拶をするとき、大切なのは感謝の気持ちをいかに相手に伝えられるかです。
以下の2つのポイントに気をつけることで、気持ちが伝わりやすくなり、より良い挨拶をすることができます。
- 謙虚な姿勢で感謝と今後の抱負を伝える
- スピーチはゆっくりとしたスピードで
謙虚な姿勢で感謝と今後の抱負を伝える
昇進の挨拶では、おごらずに周囲への感謝とこれからの抱負を述べるようにしましょう。
謙虚さを欠いてしまうと慢心しているように聞こえてしまい、周囲の反感を買ってしまいます。
昇進できたことは周りの皆からのサポートのおかげだということ、これからどういう目標を持って仕事に臨むつもりかということを話すと、昇進してからの熱意や意気込みがより強く伝わり、新しく就任する環境でも好印象を与えることができるでしょう。
スピーチはゆっくりとしたスピードで
スピーチで昇進の挨拶をする場合は、いつもよりもゆっくりと話すことを意識しましょう。
緊張すると無意識に早口になってしまい、せっかく用意した挨拶も伝わらなくなってしまいます。
また、慌ただしい印象を与えてしまうことで、今後の仕事ぶりを不安に思われることも。聞き取りやすいスピーチを心がけましょう。
昇進した人に向けてのお祝いの例文
社内、社外の人が昇進した際のお祝いスピーチや、メールの例文をまとめました。
【社内向け】昇進のお祝いメール
社内の人宛のお祝いメールでは、昇進する相手との個人的なエピソードを書くことで、気持ちが伝わりやすくなります。
またお世話になった人であれば、メールだけでなく、後ほど直接お祝いの言葉を伝えるようにしましょう。
お疲れさまです。
このたび○○にご昇進されるとのことで、心よりお祝い申し上げます。
△△さんより、厳しくも親身になってご指導いただいた経験が、自分にとって大きな糧となりました。
今後も△△さんよりご指導いただいたことを大切にし、一層精進する所存です。
私ども部下は元より、会社にとって△△さんは無くてはならない存在です。
これからますますお忙しくなるかと思いますが、どうかご自愛くださいませ。今後の△△さんのご健勝と更なるご活躍をお祈り申し上げます。
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株式会社Hacks
△△△△（フルネーム）
090-XXXX-XXXX
△△△△@hacks.co.jp
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飲み会で昇進をお祝いするメッセージ例文
昇進を祝う飲み会の場で、昇進した人に向けてのお祝いメッセージをスピーチする場合は、日頃から抱いている感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
昇進した人の日々の活躍ぶりに対する尊敬をきちんと言葉にすることで、より気持ちのこもったメッセージになります
△△さん、この度は課長へのご昇進おめでとうございます。
△△さんがいつ課長になるのかと心待ちにしていましたが、今回の人事でそれがかないまして、私を含めて部下一同、こんなにうれしいことはないと思っております。
△△さんはプロジェクトリーダーとして手腕を発揮しながら、課のメンバー一人ひとりに気を配り、仕事がしやすいように配慮してくださっていたので、心から尊敬しております。
課長になった△△さんの下でこれからも働けることがうれしく、楽しみに思っております。
私たちもより一層業務に励んで、課に貢献できるように頑張ります。これからも厳しくご指導いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
【社外向け】昇進の挨拶返信メール
取引先の人から昇進した旨のメールを受け取った場合は、なるべくその日のうちに返信するのがマナーです。
良好な関係を続けていけるように、まずは相手に対する祝意を示しましょう。
また結びの文章では体調面を気遣う言葉と、今後の活躍と祈る言葉を添えると良いでしょう。
株式会社Hacks 営業部○○ △△様
いつもお世話になっております。
このたび○○にご昇進されるとこのことで、誠におめでとうございます。
△△様の貴社におけるご実績を考えましたら、ご栄進は当然のことかと存じます。
日頃より△△様の仕事に対する姿勢や取り組みを近くで拝見し、敬服しておりましたため私も自分のことのようにうれしく思っております。
どうか、ご健康には留意され、ますますご活躍されますことをお祈り申し上げます。
取り急ぎ、略儀ながらメールにて失礼いたします。
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株式会社Hacks
△△△△（フルネーム）
090-XXXX-XXXX
△△△△@hacks.co.jp
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まとめ
昇進の挨拶は、周囲への感謝と、これからの抱負を述べるようにしましょう。また状況に合わせて適切な言葉遣いと、スピーチなど時間が限られている場合に適切な文量を選択できるよう事前に準備をしておくことも大切です。
直接挨拶をする機会が無く、メールでの挨拶となってしまった場合は、後日改めて直接昇進の旨を伝えると、誠実な姿勢を伝えることができます。
挨拶の内容はもちろんのこと、早めの対応を心がけ、新しい役職における仕事のスタートを切れるようにしましょう。
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