夜勤に向いている人の特徴も解説 夜勤のある仕事16職種ガイド
昼間の仕事より給料は高いけれど、大変そうなイメージのある「夜勤」。
夜勤のある仕事の種類や、夜勤のメリット・デメリット、夜勤に向いている人の特徴を解説します。
夜勤のある仕事、16職種
夜勤のある仕事には、様々な職種があります。正社員に限らず派遣社員やアルバイトの求人も多く、気軽に始められる仕事も少なくありません。
求人数が多いものから、珍しいものまで紹介します。
コールセンター
夜勤がある代表的な仕事として、コールセンターが挙げられます。
通販の受注や顧客窓口、カード会社のトラブル窓口など、扱う内容も様々。夜勤は昼間に比べ、電話が鳴り止まないほど忙しくなるタイミングが少ないため、余裕を持って働くことができます。
通販窓口では、取り扱う商品によりますが、お年寄りの対応が多い場合も。また、トラブル窓口ではクレームへの対応が必要なこともあります。
相手に合わせた対応ができる人、ストレスの発散が上手にできる人、話すことが好きな人におすすめです。
〈求人例〉東京
業務内容
通販番組の注文受付・データ入力
勤務時間帯
20~AM5時/22~AM7時/23~AM8時(実働8h) 週3~
給料
時給1200円 22~AM5時は時給1500円
雇用形態
アルバイト・パート
資格・経験
未経験可・学歴不問(高卒以上)
ホテルスタッフ
ホテルスタッフの夜勤は、手軽に始められて続けやすいため、人気の職業のひとつです。
受付のみの募集もありますが、加えて部屋の清掃やセッティングも担当する場合も。昼間は社員が働き、夜勤はアルバイトが務めるケースが多い傾向にあります。
深夜はお酒を飲んだ人が顧客となる場合も多いため、対応に苦労したりトラブルになることもまれにありますが、平日は忙しくなることは少なく、穏やかに働けます。
〈求人例〉東京
業務内容
ビジネスホテルの受付
勤務時間帯
22:00~8:00 週2~
給料
時給1200円 22~AM5時は時給1500円
雇用形態
アルバイト・パート
資格・経験
未経験可・学歴不問(高卒以上)
駅やビルの清掃員
駅やビルの清掃員の仕事にも夜勤があります。
清掃員は年齢や性別、経歴を問われることが少なく、始めやすい仕事のひとつです。ビルの清掃であれば、ひどく汚れていることは少ないものの、駅の場合しばしば吐瀉物などを清掃することも。
体力がある人、暑さ寒さに強い人、手を動かすことが好きな人におすすめの職業です。
〈求人例〉東京
業務内容
オフィスビルの清掃員
勤務時間帯
23:00~7:00実働6.5h)週5・月曜~金曜
給料
月給23万4000円(賞与年2回・退職金あり)
雇用形態
正社員
資格・経験
50歳以下 経験・資格不問
工場勤務
食品や工業製品などを生産・加工する工場で、夜勤帯に働く仕事です。
検品やお弁当の容器詰め、シール貼りなど、業務内容は様々。年齢や経歴に関わらず働くことができますが、立ちっぱなしで働くので、最初は足腰が痛くなることもあります。ライン作業の一部を担うことが多いため、人と話すこともなく黙々と仕事に取り組むことができます。
単純作業が得意な人、ひとりで作業する方が好きな人におすすめです。
〈求人例〉東京
業務内容
食品工場の製造スタッフ
勤務時間帯
22:00~5:00 週5(土日含む)
給料
時給1050円 22~AM5時は時給1312円
雇用形態
派遣社員
資格・経験
未経験可
病院の夜間受付・医療事務
女性に人気の夜勤として、病院の夜間受付が挙げられます。
業務内容は主に、急患の受付やカルテの作成、簡単な会計業務など。経験や資格がなくても働くことができます。
病院によっては、夕方から翌朝までの拘束時間約15時間を週2日程度、という変形時間労働制をとっている場合もあります。生活リズムが不規則になる可能性もありますが、勤務日数は少ないため、プライベートを充実させながら働くことができます。
〈求人例〉東京
業務内容
病院での時間外受付
勤務時間帯
17:15~8:30(休憩105分) 月6.7回程度
給料
時給1400円(一律夜勤手当含む)
雇用形態
派遣社員
資格・経験
要パソコンスキル(入力程度)資格・経験不問
介護士・介護夜勤補助
介護施設で働く介護士にも、夜勤があります。
介護福祉士の資格を持っていれば、日勤の介護士と同じような業務を担うことができます。資格がなくても、介護夜勤補助としての求人があります。
夜勤補助は、昼間使った道具の洗浄や消毒、洗濯などが主な業務で、介護を任されることはありません。夜勤補助として働くことで、介護現場の雰囲気や働く様子を体験できるので、その後資格をとって介護士となる人もいます。
〈求人例〉埼玉
業務内容
ナーシングホーム利用者の安否確認、ナースコール対応
勤務時間帯
16:30~9:30(休憩180分) 月3回以上
給料
1回22,000円
雇用形態
アルバイト・パート
資格・経験
年齢、学歴、資格不問
看護師
看護師は、夜勤と日勤が混ざることが多い仕事です。その中でも、「夜勤専従看護師」の募集があります。これは夜勤のみで働く看護師のことであり、業務内容は日勤と同じですが、深夜割増賃金によってより高い給料を稼ぐことができます。
身体への負担はありますが、日勤よりも出勤人数が少なく、人間関係に悩まされることも少ないため、あえて夜勤専従を選んでいる看護師もいます。
〈求人例〉神奈川
業務内容
一般病院の夜勤専従看護師
勤務時間帯
16:30~9:00
給料
1回30,600円
資格・経験
看護師資格(正看、准看)、ブランク可
ドライバー(トラック、タクシーなど)
長距離トラックやタクシーなどのドライバー・運転手も、夜勤で働くことができます。
夜間帯は道路が空いているので、渋滞にはまることなくスムーズに業務を行えます。その反面、景色が変わらず真っ暗な中で運転するので、眠気への対策は必須です。
長距離トラックは中型または大型免許、タクシーは第二種の運転免許が必要です。一部ではありますが、研修の一環として免許を取得させてもらえるなど、免許を取るサポートをしている会社も。未経験で始める際は、研修などの制度をよく確認しましょう。
〈求人例〉東京
業務内容
ドラッグストアへの配送 4tトラック
勤務時間帯
21:00~6:00 週休2日
給料
月給28万円~
雇用形態
正社員
資格・経験
要中型免許、学歴・経験不問
土木作業員
深夜に行うガス管や水道管、道路の工事などを担う作業員の仕事です。
現場によって日勤と夜勤が混ざる会社もありますが、鉄道関係の工事を担っている会社などでは夜勤専任で働くことができます。基本的には経験者のみの募集です。
日払いや週払いにも対応していたり、寮が用意されていたりと、危険な作業を伴うため待遇に力を入れている会社もあります。
〈求人例〉神奈川
業務内容
鉄道の電気工事スタッフ
勤務時間帯
22:00~6:00 週2~3回昼間作業あり
給料
月給223,000円~ 賞与あり
雇用形態
正社員
資格・経験
未経験可・学歴不問
警備員・交通誘導員
警備員や交通誘導員の仕事は、夜勤の募集が多い職業のひとつです。
人手不足の影響もあり、経験や年齢問わず働くことができる場合が多く、シフトの融通が利きやすい点も特徴です。ただ、交通誘導員は事故に巻き込まれる可能性があるなど、危険もつきもの。
ただ、上下水道やガス管工事などインフラ系の現場は、住宅街など車通りの少ない傾向にあります。面接時に確認するなどして、車通りの少ない現場を多く扱っている会社で働くのがおすすめです。
〈求人例〉東京
業務内容
工事現場での誘導員
勤務時間帯
21:00~6:00 週3~
給料
日給11,380円~
雇用形態
アルバイト・パート
資格・経験
18歳以上
インフラエンジニア
サーバーの管理などを担当するインフラエンジニアは、夜勤と日勤が混ざることが多い職業です。ネットワークの保守や監視を担当するほか、システム導入時などに夜通し作業する場合もあります。
生活リズムを保ちづらくなってしまうため、給料や待遇は日勤のみのエンジニアよりも良い傾向にあります。利用者の目に見える部分の開発を担当するフロントエンジニアに注目が集まっている背景もあり、求人数も増えています。
〈求人例〉東京
業務内容
宿泊予約システムのネットワーク運用・保守
勤務時間帯
シフト制 日勤、夜勤あり
給料
月給35~55万
雇用形態
正社員
資格・経験
経験者のみ募集
SNSやキャッシュレス決済アプリの監視
珍しい夜勤のひとつとして、SNSやキャッシュレス決済などアプリの監視業務が挙げられます。
SNSで不適切な投稿がされていないか、キャッシュレス決済で不正利用が疑われるものがないか監視する仕事です。マッチングアプリの入会審査やメッセージの監視を行っている会社もあります。
未経験者の募集も多く、マニュアルがしっかり用意されているため、すぐに働くことができます。
〈求人例〉仙台
業務内容
マッチングアプリの審査・メッセージの監視
勤務時間帯
23:00~8:00 週5
給料
時給850円 23~AM5時は時給1063円
雇用形態
アルバイト・パート
資格・経験
未経験可・年齢、学歴不問 学生不可
医療検査補助
医療機関で行われる血液検査などの補助員として、回収された検体を運んで機械にセットする仕事です。
一度に150~200本、10キロ未満程度の検体を運ぶため、体力が必要ですが、医療に関する知識や経験がなくても働けます。仕分けや検品の仕事と似ているため、黙々と作業することや、正確な作業が得意な方におすすめといえます。
〈求人例〉東京
業務内容
医療検査補助 検体の機械へのセット
勤務時間帯
23:00~7:45 週5
給料
時給1500円 22~AM5時は時給1875円
雇用形態
派遣社員
資格・経験
未経験可
電話カウンセリング
いじめ相談やカウンセリングの深夜電話対応も、珍しい夜勤のひとつです。
臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士の有資格者に向けた募集であることがほとんど。1日の対応件数は3~4件ですが、相談の内容によっては、数時間に及ぶ対応が必要になることもあります。傾聴力が問われる仕事です。
〈求人例〉東京
業務内容
メンタル・いじめ相談 電話カウンセリング
勤務時間帯
22:00~9:00(休憩3h)
給料
時給2500円
雇用形態
派遣社員
資格・経験
臨床心理士、公認心理士、社会福祉士、精神保健福祉士資格
海外からの問い合わせメールの翻訳
海外からの問い合わせを翻訳し、担当者に伝える仕事です。主にメールでのやり取りとなり、英語やその他の言語の読み書きができる方におすすめです。
日勤と夜勤を含むシフト制をとっている会社もあるため、生活リズムにばらつきがでてしまうのが難点ですが、外国語を使う仕事であることから、給料水準は夜勤の中でも高い傾向にあります。
〈求人例〉東京
業務内容
問い合わせメールの翻訳
勤務時間帯
20:00~8:00 週5
給料
時給1500円
雇用形態
派遣社員
資格・経験
未経験可
食品などの仕入れ・集荷・仕分け
日本の食品を輸出する仕入れ・集荷・仕分け業務は、海外のクライアントに合わせた深夜時間帯での業務となります。
深夜から昼までなど、変則的な時間で働くことにはなりますが、海外のクライアントとのメールや電話のやり取りで語学力をつけられたり、商品に関する知識を身につけられるため、スキルアップを目指すこともできます。
〈求人例〉東京
業務内容
食品の買い付け、受発注業務
勤務時間帯
1:00~12:00(実働8h)
給料
月給35万円
雇用形態
正社員
資格・経験
要普通免許(AT限定不可)、PCスキル
コラム:公務員にも夜勤がある
8時~17時など定刻で規則正しく働く印象のある公務員の中にも、夜勤で働く職種があります。
警察官や消防士が代表的で、当番日(24時間勤務)、非番日(勤務明け)、公休日(週休日)の3サイクルをローテーションで回すという特殊な3交代制です。昼夜問わず発生するトラブルや火災、救急に対応する必要があるため、このような制度をとっています。
また、自衛官や、刑務所、税関、入国管理局の職員などにも、夜勤があります。夜勤手当は1回の勤務につき700~1500円程度と決して高くはないため、民間の職業よりも厳しい条件の中働いているといえるでしょう。
夜勤とは?時間帯・割増賃金について
そもそも夜勤とは何時から何時までなのか、給料は日勤に比べてどの程度上がるのかについて、改めて解説します。
深夜帯=22時から5時まで。給料は+25%
夜勤とは「深夜帯に働く必要がある仕事」を指します。22時から朝5時までの深夜帯で働き、給料は深夜割増賃金として日勤の金額に25%以上が加算されます。
つまり、同じ額の給料を稼ぐために、日勤なら8時間働く必要があるところを、夜勤なら6時間の労働で稼ぐことができるのです。
ただし、妊娠中の方と18歳未満は、夜勤での労働が禁じられているので、注意が必要です。
夜勤手当がつくことも
職種によっては、深夜割増賃金にプラスして、夜勤手当がつくこともあります。
夜勤手当は企業が任意で支払うもので、なくても法律上問題はありません。深夜割増賃金と同じ22時~朝5時までが対象となり、相場は夜勤1回につき数千円~2万円ほど。
介護士や看護師など、1日の所定労働時間が8時間を超える変形時間労働制を採用している職種で、支払われることが多いようです。
求人に記載されるときに、深夜割増賃金と混同されている場合もあるので、注意深く確認しましょう。
夜勤のある仕事のメリット・デメリット
夜勤のある仕事で働くときのメリット・デメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。
夜勤のある仕事のメリット
深夜割増賃金で給料が高い
22時~朝5時までの給料は、深夜割増賃金で日勤の金額にプラスして25%以上が加算されます。
月給制の場合でも、日勤の給料相場より高く、月30万円以上の求人がほとんどです。交代制の場合は残業なども発生しづらいため、効率よく稼ぐことができます。
人間関係のいざこざが少ない
夜間帯は昼間よりも人員が少ないことがほとんど。また、一人で黙々と作業する仕事も多いことから、職場の人間関係のいざこざが起こりにくく、仕事に支障をきたす可能性も低いでしょう。コミュニケーションや職場の人間関係に不安があっても、安心して働けます。
サービス業は忙しいときが少ない
コールセンターやホテルなどのサービス業の場合、深夜は昼間よりも客数が少ない傾向にあります。休前日などは慌ただしくなるタイミングもありますが、昼間ほどではなく、余裕をもってゆったりと働くことができます。
通勤・帰宅ラッシュを避けられる
朝夕の通勤・帰宅ラッシュと、出退勤の時間帯がずれていることも大きなメリットです。朝の通勤ラッシュと帰宅の時間帯がかぶっても、帰宅方向は空いていることがほとんど。混んでいる電車に乗ったり、渋滞に巻き込まれたりといったストレスを回避できます。
平日昼間を自由に使える
朝に退勤するシフトであれば、退勤後の平日昼間の時間帯を自由に使うことができます。市役所や銀行など、平日昼間しか営業していない公的機関にも、仕事を休まずに行くことができることは、大きなメリットといえるでしょう。
夜勤のある仕事のデメリット
体調を崩しやすい
夜勤のデメリットとして一番に挙げられるのが、体調管理の問題です。
朝日を浴びることによってリセットされるという人間の体内時計と真逆の生活を送ることになるので、慣れるまではよく眠れないなど体調に問題が出てくることがあります。
夜勤に合わせた生活リズムを確立することで改善できますが、体質的にどうしても不調が出てしまう人もいるため、注意が必要です。
また、夜勤の時間帯は、営業時間の関係で外食の選択肢が減るため、コンビニ食が多くなり、太りやすくなることも。早朝の退勤では、帰宅時に寄れるスーパーがない場合もあり、自炊することも難しくなってきます。
体調管理の一環として、バランスの良い食事を摂れるよう意識する必要があります。
利用できるサービスが減る
夜勤の時間帯は、スーパーやドラッグストアなど生活必需品を買う場所だけでなく、娯楽施設も営業していないことがほとんど。勤務日の休憩中や、退勤時に利用できる店が少ないことはもちろん、休日も昼夜逆転の生活を送ることになるため、美容院や病院などにも通いづらくなってしまいます。
自宅や勤務先の近所に24時間営業のお店があるか、確認しておく必要もあるでしょう。
友人や家族とのすれ違い
夜勤に合わせた生活リズムでは、休日も同様に昼夜逆転する傾向が強く、昼間に働いている友人や家族とすれ違いを起こしてしまうことも。
同居の家族と活動時間帯が合わず、双方にストレスが溜まってしまう可能性もあります。同居している方がいる場合は、活動時間帯がずれることにどう対処していくか、一度話し合った方がよいでしょう。
夜勤のある仕事に向いている人の特徴
以下のような人は、夜勤のある仕事に向いているでしょう。
朝が弱いor夜のほうが仕事がはかどる
朝が弱い人、朝より夕方以降の方が集中力が増す人は、夜勤に向いています。ヒトの体内時計は朝型の人と夜型の人がいて、早起きが苦手、午前中に仕事に集中できない人は夜型である可能性が高いという研究結果もあります。
夜の方が活動的になれる人は、夜勤に合わせた生活リズムでもストレスを感じることが少なく、体調を大きく崩さずに働けるでしょう。
※参考:「夜型」の人が努力しても、決して「朝型」になれない:研究結果|WIRED
外が明るくてもぐっすり眠れる
夜勤の場合、朝から昼間の外が明るい時間帯に睡眠をとることになります。
明るさに敏感で眠れなくなってしまう人は、しっかりと睡眠がとれず、体調を崩してしまうおそれがあります。また、道路や近隣の工事なども、多くの場合昼間に行われます。
明るさや音に左右されず眠れる人は、夜勤でも問題なく働けるでしょう。
家族の理解があるor一人暮らし
同居する家族も夜に働いている人、もしくは一人暮らしの人は、夜勤に向いているといえます。
昼間に働く家族と同居している場合、活動時間帯のずれによるトラブルが考えられます。お互いがどう生活していくかを話し合い、理解を得られたり、対処法をしっかりと考えられたりすれば、問題なく働くことができるでしょう。
健康やプライベートより収入が最優先
健康に関する問題や、家族や友人とのプライベートの時間よりも、何より収入を優先したい人は夜勤に向いています。
夜勤で寿命が縮まるという点に関しては諸説ありますが、生活リズムが大きく変わるストレスから、慣れるまでは体調を崩しがちになるのは事実。また、友人や家族と活動時間帯が合わなくなることも多いため、友人と会ったり遊んだりすることは少なくなってくるでしょう。
余暇を一人で楽しめて、体調や健康の問題がなく、収入を最も重視したい人には、夜勤のある仕事がおすすめです。
夜勤のある仕事をするときの体調管理のコツ
夜勤のある仕事をするときの、体調管理のコツを紹介します。
睡眠の質を上げ、起床・就寝を規則正しく
夜勤の体調管理で最も影響が出るのは、睡眠の質と生活リズムです。
昼間でもしっかり眠れるよう、光を通さないカーテンを使ったり、騒音対策をしたりして、睡眠の質を上げましょう。
また、日勤と同様に起きる時間、寝る時間をきっちり定めることで、生活リズムをつくることができるため、体調を崩しづらくなります。
仮眠時は15分程度に収める
職種によって仮眠時間が1~3時間程度取れる場合もありますが、仮眠は15分程度に収めたほうがよいとされています。
夜勤を始めたばかりのころは、休憩中や仮眠時に眠くなってしまい、ぐっすり寝てしまうこともあるでしょう。しかし、退勤後に目が冴えて眠れないなど、生活リズムが狂ってしまい体調不良につながることも考えられます。1ヶ月ほど経って慣れるまでの時期は特に、仮眠しすぎないよう注意しましょう。
15分程度の仮眠でも脳をすっきりさせ、十分に休息をとることができます。
ただし、変形時間労働制など1勤務の拘束時間が長い場合は、この限りではありません。仮眠も含めて睡眠時間を管理し、生活リズムを崩さないように、適宜仮眠を取りましょう。
食事はバランス良く。食べる時間を決める
夜勤のある仕事は、帰宅時間とスーパーなどの営業時間が合わないことが多く、外食やコンビニ食が増えてしまいがちです。
また、退勤後の寝る前の時間帯に腹八分目以上食べてしまうと、消化に体力を使ってしまいよく眠れなくなる、太ってしまうなどの問題が出てきます。
食べる時間が定まらないことも生活リズムを崩す一因になるので、食事の量、バランス、時間に気をつけましょう。
まとめ
夜勤のある仕事には、力仕事から黙々と作業するもの、接客など様々な仕事があります。給料が良いというメリットと、体調を崩しやすいというデメリットがありますが、自分に合った業務内容や時間帯を選び、生活リズムを安定させることが重要です。