あの有名企業は何位? 日本企業の時価総額ランキング

企業の価値や規模を表す指標のひとつに「時価総額」があります。時価総額が大きい会社は市場から高く評価されている会社だと言えます。

どんな会社の時価総額が大きいのか、ランキング形式でご紹介します。

そもそも時価総額とは?

「時価総額」とは、企業の価値や規模を評価する指標です。簡単にいえば、「その企業をいくらで買えるか」を示したもので、現在の株価に発行済み株式数をかけて求めます。

たとえばA社の株価が1000円で発行済み株式数が1万株なら、1000万円(=1000円×1万株)がA社の企業価値です。

時価総額の計算式:時価総額=株価×発行済み株式数

計算式からわかるように、株価が上がれば時価総額は大きくなりますし、逆に株価が下がれば時価総額は小さくなってしまいます。

株価は需要と供給のバランスで変動するもの。株を買いたいと考える投資家が多ければ株価は上昇し、株を買いたいと考える投資家が少なければ株価は下落します。価総額は市場からの評価によって決まるのです。

株価と時価総額が変動する仕組み。1)株を「売りたい人」より「買いたい人」が多いとき。株価は上昇し時価総額が大きくなる。2)株を「買いたい人」より「売りたい人」が多いとき。株価は下落。時価総額が小さくなる。株価が同じでも、発行済み株式数が多い企業のほうが時価総額は大きくなり、会社の価値が高いと評価されます。

株価も企業の価値を表していますが、それだけでは企業価値を判断できず、時価総額は重要な指標として注目されています。

日本企業の時価総額ランキング

日本の上場企業の時価総額トップ10は下の通りです。最も時価総額が高いのはトヨタ自動車で、約32.7兆円と2位以下に大きく差をつけています。

時価総額の上位10社は、いずれも東証1部に上場しています。

日本企業の時価総額ランキング。以下順位:企業名:株価:発行済み株式数:時価総額。1:トヨタ自動車:10,040円:32億6299万7492:32兆7605億円。2:ソフトバンクG:8040円:17億2295万3730:13兆8525億円。3:ソニーグループ:10,970円:12億6105万8781:13兆8338。4:キーエンス:56,850円:2億4320万7684:13兆8264。5:日本電信電話:2891.5円:39億78万8940:11兆2791億円。6:リクルートホールディングス:5,756円:16億9596万30:9兆7619億円。7:ファーストリテイリング:84,130円:1億607万3656:8兆9240億円。8:任天堂:65,040円:1億3166万9000:8兆5638億円。9:KDDI:3,608円:23億417万9550:8兆3135億円。10:三菱UFJFG:608.4円:135億8199万5120:8兆2633億円。※2021年6月15日時点。Gはグループ、FGはファイナンシャル・グループ。出所:Yahoo!ファイナンス

2022年4月、株式市場が再編される

2022年4月4日に東京証券取引所は再編されることが決まっています。

これまでの「東証1部」「東証2部」「JASDAQ」「マザーズ」という市場区分から、「プライム」「スタンダード」「グロース」という3区分になる再編される予定です。

【市場再編後の市場区分】東証1部」「東証2部」「JASDAQ」「マザーズ」という市場区分から、「プライム」「スタンダード」「グロース」という3区分に再編予定。 東証一部(2192社)はプライム・スタンダードに。東証2部(474社)及びJASDAQ(700社)はスタンダードに。JASDAQ(369社)はグロースになる。※プライムはグローバル企業向け、スタンダードは中堅企業向け、グロースは新興企業向け。カッコ内の社数は2021年6月28日時点のもの。

市場再編の目的は、株式市場の活性化です。新しい市場区分では上場基準が強化されると同時に、上場維持基準を新たに設けることで、投資家にとって魅力的な企業が集まる市場を実現しようとしています。

東京証券取引所の調査では、東証1部に上場する企業のうち、プライムの基準に該当するのは約7割(2021年6月末時点)という結果が出ました。現在、多くの企業でプライム市場の上場基準を維持するための取り組みが行われています。

なお、各市場の時価総額の上場基準・上場維持基準は以下の通りです(実際の上場基準は、時価総額だけでなく複数の基準が設けられています)。

市場再編後の時価総額基準。以下市場名:時価総額の基準(新規上場基準・上場維持基準)プライム:100億円以上。スタンダード:10億円以上。グロース:5億円以上

世界の時価総額ランキング

世界の時価総額ランキングを見ると、アメリカや中国の企業が上位を占めています。

90年代までは日本企業が上位を独占していましたが、その後、経済が低迷したことで、現在では日本企業トップのトヨタ自動車でも世界では36位にとどまっています。

世界の時価総額ランキング。以下順位:企業名:国籍:時価総額。1:アップル:アメリカ:247兆3900億円。2:マイクロソフト:アメリカ:222兆5300億円。3:サウジ・アラムコ:サウジアラビア:205兆8100億円。4:アマゾン:アメリカ:190兆9600億円。5:アルファベット(グーグル):アメリカ:183兆4800億円。6:フェイスブック:アメリカ:110兆8800億円。7:テンセント:中国:81兆3659億円。8:テスラ:アメリカ:72兆9806億円。9:バークシャー・ハサウェイ:アメリカ:69兆5607億円。10:TSMC:台湾:68兆2330億円。※トヨタ自動車は36位。※2021年6月29日時点。1ドル=110円で換算。

東証の時価総額は世界何位?

株式市場別の時価総額にも注目してみましょう。たとえば、「ニューヨーク証券取引所の時価総額」は、ニューヨーク証券取引所に上場している企業の時価総額を合計したものです。

株式市場別の時価総額を見ると、世界経済の動きが見えてきます。これから経済が成長すると期待されている国の株式市場には、多くの投資家が集まります。そのため、その国の証券取引所の時価総額は大きくなるのです。

下のグラフは世界の主要証券取引所の時価総額の推移です。

株式市場別の時価総額推移のグラフ

IT企業が多く上場するナスダックが時価総額を大きく増やしたのは、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の株価が大きく上昇したのが主な要因です。

一方、日本の代表的な取引所である東京証券取引所は、2020年に上海証券取引所に抜かれて4位になっています。

時価総額が大きい企業ほど成長が期待できる

成長が期待される企業の株は多くの投資家から買われます。その結果、株価が上昇して時価総額が大きくなっていきます。

時価総額の大きい企業は資金調達もしやすく、優秀な人材も集まるため、さらなる事業拡大が期待できます。

転職や就職の際には、株価だけでなく時価総額を見ることで企業の見方が変わってくるのではないでしょうか。

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