スーツや私服の選び方 内定者懇親会の服装の正解は?
内定者懇親会は、入社前に同期や先輩社員と交流できる貴重な行事です。
この記事では、会社側から「スーツ」「私服」という指定があった場合、服装の指定がなかった場合にどのような着こなしをすべきか解説します。
内定者懇親会ではどんな服装が無難?
服装を指定された場合…従えばOK
内定者懇親会の服装について、内定先から指定があった場合はそれに従えば問題ありません。
スーツを指定された場合は、就職活動で着用していたリクルートスーツでOK。清潔感を重視して、身だしなみを整えてください。
会場によっては、よりカジュアルで動きやすい服装を指定されることもあります。
指定なしの場合…スーツかオフィスカジュアル
内定者懇親会の服装に指定がない場合は、懇親会の会場や内定先の企業の社風に合わせて、スーツやオフィスカジュアルなどの服装で出席しましょう。
スーツは面接を受けた時に着用していたものでOK。オフィスカジュアルは、オフィスで働くのにふさわしい、スーツよりは少しカジュアルに崩した服装を指します。
懇親会当日は入社に関する書類が配布されることもあります。当日の服装に合わせて、A4サイズの書類が入るバッグも持参しておくといいでしょう。
服装がわからない・迷う場合の判断基準とは?
内定者懇親会の服装に指定がない場合の判断基準は、以下の2つを参考にしてみましょう。
- 「会場の雰囲気」に合わせる
- 「業種や社風」に合わせる
「会場の雰囲気」に合わせる
会社やホテルの場合
内定者懇親会が会社やホテルで開催される場合は、スーツを着て出席するのが無難です。
オフィスカジュアル程度でかまわないケースもあるので、その場合は、ジャケットやシャツ(女性の場合はブラウス)などを着用しましょう。
居酒屋やBBQ施設の場合
内定者懇親会が行われる場所が、居酒屋であればオフィスカジュアル、BBQ会場ではシャツやデニム、スニーカーといった動きやすい服装を選びます。
居酒屋の場合はお店の雰囲気に合わせて、男性はジャケットやシャツの素材を変えたり、女性はカーディガンなどをチョイスしたりしても構いません。
「業種や社風」に合わせる
企業の公式HPやブログ、SNSで公開されている写真の先輩社員の服装をもとに、内定者懇親会の服装を選ぶ方法もあります。
スーツを着用している人が多ければスーツを、オフィスカジュアルな服装の人が多ければオフィスカジュアルにします。
また、企業ブログの過去記事の中には、以前の内定者懇親会の写真が公開されていることもあるため、参考にするのも良いでしょう。
アパレル系などファッションセンスが重視される企業では、アクセサリーやネイルをしていてもOKな場合もあるため、こちらも過去記事などをチェックすると参考になります。
内定先の担当者に相談してもOK!
どうしても服装に迷ってしまう場合は、内定先の担当者に相談してみましょう。
担当者が確認しやすいよう、就業時間にあたる9~18時を目安にメールを送るのがベターです。
メールを送るときは、以下の例文を参考にしてください。
内定先の担当者への相談メール例文
件名:内定者懇親会の服装についてのご相談【氏名】
株式会社 ◯◯
◯◯部
◯◯ ◯◯様
お世話になっております。
◯◯大学◯◯部◯◯学科の(氏名)と申します。
×月×日の内定者懇親会ですが、会場が◯◯ということでどのような服装で参加すれば良いのか迷っております。
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、ご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
(署名)
内定者懇親会でのオフィスカジュアルとは?
私服を指定された場合は、派手すぎないオフィスカジュアルで参加します。
オフィスカジュアルのコーディネートに悩んだ場合は、以下を参考にしてください。
男性|シャツ&チノパン
男性が私服を指定された場合は、無地やストライプのシャツ(色は白、ベージュ、グレー、黒、紺)にチノパン、スラックスなど、シックで派手すぎない服装にしましょう。靴は革靴が無難です。
ジャケットは、季節に応じて素材を選び、羽織るかどうかを判断しましょう。
髪色は黒が基本です。清潔感が出るよう、長さは目や耳にかからない程度にしてください。
女性|ブラウス&スカートorパンツ
白やベージュ、グレー、黒や紺などの派手すぎないデザインのブラウスやスカート、パンツを選びます。
ジャケットは季節に応じて羽織るかどうかを決めます。カジュアルな雰囲気にしたい場合は、ジャケットの代わりにカーディガンを選ぶのもOKです。
スカート丈は膝下にしましょう。そのほか、ワンピースでも問題ありません。靴はパンプスが一般的です。
髪型は、黒や明るすぎない茶色にしましょう。髪が長い場合は、一つにまとめたりハーフアップヘアにしたりして、清潔感のあるスタイルにしましょう。
内定者懇談会で私服を指定された場合は?
スーツの着用は控える
私服指定でも「スーツであれば無難だろう」と考えてスーツを着用する人もいますが、できれば避けたほうがベターです。
周囲の人々が私服であるのにスーツを着ていると、かえって浮いてしまい、TPOに合っていない服装になってしまうかもしれません。
例えば、「当日は動きやすい格好、ラフな格好でお越しください」と指示があった場合は、カジュアルで動きやすい私服で構いません。
コラム:夏に「クールビズ」を指定された場合は?
夏の内定者懇親会でクールビズを指定されたら、基本的にノーネクタイ、ノージャケットで参加しましょう。
男性の場合、白無地のシャツだとシンプルすぎるので、ノーネクタイの着こなしにも対応できる、ボタンダウンシャツを選ぶのがおすすめです。
クールビズとは、一般的にスーツにノーネクタイ、あるいはノージャケットノーネクタイの服装のことで、近年多くの企業で導入されています。
まとめ
内定者懇親会の服装は、企業から指定があればその通りに、指定がない場合は社風や会場に合わせたものを選びましょう。
TPOに合わせた服装で、懇親会を存分に楽しんでください。
この記事の執筆者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。