未経験からSEに転職したい! その実情と成功のコツ

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SEのイメージ

今の仕事が自分に向いていないかもしれない、思い切って異業種にチャレンジしてみたい、せっかく転職するなら一生モノのキャリアを手に入れたい…そう考えたとき、SEへの転職を思い描いたことのある人は多いのではないでしょうか。

反面、全くの未経験からSEになれるの? と不安に思う人が大半でしょう。

ここでは、未経験からSEへの転職を叶えるためのノウハウや求人の探し方など、さまざまな情報を紹介していきたいと思います。

【目次】
1.まずは未経験からSEになれる人、なれない人の違いをおさえよう
世代別で見る「SEになれる可能性」
キツイ仕事も乗り超えられる体力と気力が必要
技術トレンドに敏感な人は楽しく仕事ができるかも
文系or理系、男女の隔てはない
2.実は良く知らない!? 「SEって何をする人?」
IT業界におけるSEの職務内容
SEとプログラマー(PG)の違い
SEとプログラマーに求められる資質の違い
3.未経験からSEへの転職を成功させるには
その1:何らかのプログラミング知識を学ぶ
その2:派遣から経験を積んで正社員を目指す
その3:就職支援プログラムに参加する
その4:IT系資格を取る
その5:過去の職歴から「コミュニケーション能力・交渉力」をアピールする
4.「未経験者OK」のSE求人情報の探し方
求人探しのコツは「SE」という職種名にこだわらないこと
主な求人サイトの紹介
エージェントに登録すれば、キャリアコンサルタントに相談できる
5.覚えておきたい「SE用語集」
求人サイトでよく見かける「?」なIT用語
主なプログラミング言語
6.まとめ

1.まずは未経験からSEになれる人、なれない人の違いをおさえよう

一般的にIT業界は、商社や流通、サービス業などに比べ、異業種からの転職率が低いと言われています。つまり、未経験からSEへの転職は、誰でもなれるほど門戸が開かれているわけではないのです。

未経験からSEになるには、年齢やそれに応じたスキルなど、ある程度の「線引き」があることを押さえ、自分が条件を満たしているか確認しましょう。

世代別で見る「SEになれる可能性」

「25歳くらいまで」なら、未経験でも歓迎してもらえる

「未経験歓迎」のSEの求人を見ると、「既卒・第二新卒者歓迎」と併記されていることが多くあります。SEとしての知識や経験が全くない若い人材を自社で育て上げて大事な戦力にしたい、と考える企業は多いので、若手ほど転職のチャンスがあると言えます。

若手採用の場合、入社後に数ヶ月間の社内研修制度を設けていることが多いので、SEとして必要な知識を丁寧に指導してもらえ、結果的に早く一人前のSEとなれるはず。面接時に、研修制度や指導体制について確認しておくと良いでしょう。

20代後半からは、「30歳」が一つの区切り

20代後半に差しかかると、徐々に厳しさが見え始めるものの、可能性はゼロではありません。

後の第3章でも触れますが、IT系の資格を持っていたり、独学でも何らかのプログラミング(第2章参照)の知識や作成経験があれば、未経験でも評価してもらえるはず。

また、プログラミングができなくても、ホームページを作ったことがあれば「ウェブサイトは作成できるかな」ブログをやっているなら「ウェブアプリの操作は理解できそうだな」という印象は持ってもらえます。

「これはSEの業務に関係ない」と決めつけずに、パソコンに関わる操作経験は小さなことでも応募時に伝えておきましょう。少なからず、パソコンに対する抵抗が少なく理解が早い人材と捉えられ、採用のプラス要素になることは間違いありません。

「30代以降」は正直しんどい! 前職の業界知識やスキルをアピールして

いわゆる「ポテンシャル採用」は20代まで。30代以降の未経験からのSE採用は、かなり厳しいことを覚悟しておきましょう。

可能性があるとすれば、前職の「業界知識」が活かせる場合。例えば、「金融業界で働いていた人が、金融系の開発を得意とするシステム会社へ転職する」といったケースです。会計システムの開発企業であれば、簿記の知識や資格(できれば2級以上)が大きく買われるでしょう。

あとは、若手に比べ社会人経験が長いことを武器に代え、コミュニケーション能力や社会人としての常識を携えている点(下の「・文系or理系、男女の隔てはない」の項を参照)や、次で述べる「体力・気力」「技術トレンドへの関心」などをアピールし、あなたの人となりを評価してもらえる可能性に賭けましょう。

キツイ仕事も乗り超えられる体力と気力が必要

気力、体力ただでさえ忙しいと言われるSEに未経験から挑戦するのですから、慣れるまでは仕事にかかる時間や精神的な負担は相当大きくなります。慣れた後も、納期までの残業や顧客との折衝事なども多く、SEにとって体力と気力は欠かすことのできない要素です。

未経験からSEとして採用されたからには、入社後に相当の勉強が必要であることを覚悟しましょう。仕事の流れ、プログラミング言語、その他たくさんのことを働きながら覚え、休日にも復習して頭に叩き込むくらいの意気込みでないと、いつまでたっても使い物にはなりません。

入社後「やっぱり無理かも…」と弱気になることもあるかも知れませんが、未経験で雇ってくれた企業に感謝し、恩返しのつもりで仕事に打ち込みましょう。徐々にやりがいや面白みを感じる日が来るはずです。

技術トレンドに敏感な人は楽しく仕事ができるかも

IT業界は、技術トレンドの移り変わりが非常に速いです。世の中のニーズを捉えたシステムを開発するためには、新聞や雑誌はもちろん、ネットメディアなどで常に知識をインプットする心がけが非常に重要です。

「とにかく最新ガジェットに興味がある」「実は会社を休んでアップルストアに並んだことがある」、といった「ITトレンドオタク」的な志向を持った人には、目まぐるしく変わるIT技術の進化も、半ば趣味の一環として難なく吸収できる素質があると言えるかもしれません。

文系or理系、男女の隔てはない

「SEは理系でないとなれない」と思われがちですが、そんなことはありません。プログラミングなど技術面では理系的志向を要しますが、キャリアを重ね管理系の仕事が増えるほど、むしろコミュニケーション力、語学など文系的素養を求められる場面が多いのです。

人付き合いが苦手で、「SEならパソコンとお友達になれればいいから…」という考えで志すのだとしたら大間違い! パソコンに向かう時間より、人と向き合い、対話をする時間のほうがはるかに長いと心積もりしておくべきです。

また、女性でもなれるのかという疑問は、むしろ逆で、SEは性差なく実力で能力が図られる数少ない業界と言えます。

あなたがもし女性で、長く働けるIT企業を探したいのであれば、従業員の男女比率に注目してみると良いかもしれません。

ただし、上記のとおり、過酷な労働条件下で働くことを考えると、女性とはいえ体力と気力は必須。男女平等の業界だからこそ、「女性だから」という弱音は通用しない覚悟で臨みましょう。

2.実は良く知らない!? 「SEって何をする人?」

SE=システムエンジニア、パソコンで何かシステムを作る人だよね? ところでシステムって何? など、実はSEの仕事内容をあまり理解しないまま、「手に職をつけたいから」「パソコンは嫌いじゃないから」などの理由から「何となくSE志望」の人も少なからずいるのではないでしょうか?

そのままSEに転職しては企業も自分も不幸になりかねません。ここでしっかり、SEの仕事内容について勉強していきましょう。

IT業界におけるSEの職務内容

SEの職務内容

これは、システム開発の流れの一例を大まかに示した図です。ひとつのシステムを作るにはこれだけの段階を踏むのですが、その大半を担うのが「SE」の仕事であることが分かります。

SEとプログラマー(PG)の違い

SEとPGの仕事内容のちがいを把握していない人も多いのではないでしょうか。ざっくり説明すると、両者の違いは以下のように分けられます。

SE:システムの設計・開発・テストをする人
PG:SEが作った設計書を元に、プログラムを組む人

ただ、この線引きは企業やプロジェクトによって異なり、SEがプログラムを組むことや、表中でSEの業務とされる一部をPGがすることもあります。

一般的にSEが担う業務は、図表の上の部分、開発フェーズ(工程)の中で俗に言われる「上流工程」(第5章・覚えておきたい「SE用語集」参照)であることが多いです。

SE≧PGである

基本的にSEは、顧客の要望を聞き、PGが理解できる設計書を作り、見積りの金額を算出します。

となるとSEは、「顧客の業務仕様」と「プログラムで出来ること」の両方を理解していなければなりません。

「顧客の業務仕様」は、個人で勉強するか、顧客へのヒアリングで知ることができますが、「プログラムで出来ること」は、プログラムが分からなければ、「仕様の決定」や「詳細な設計書の作成」「見積りの算出」「スケジュール管理」などができません。

つまり、SEになるためには、最低一度はPGを経験する必要があるということです。
図表上ではSEはプログラミングをしない立場のように見えますが、実際は、プログラミングの知識が必須であり、何らかのプログラミング言語の習得は避けて通れないと思っておきましょう。

実際、入社して始めはPGとしての技術を習得しながら、徐々にSEの仕事を覚えていく、という流れをとる企業が多いようです。

SEとプログラマーに求められる資質の違い

先にも述べましたが、SE=文系寄り、PG=理系寄り、ではあります。SEは顧客やプロジェクトメンバーとの折衝事も多く、交渉力、マネジメント能力などが大きく問われます。

時には自らプログラムを組むこともある、言うなれば「何でも屋」であり、局面に応じた柔軟な対応が求められます。

対してプログラマーは、プログラミングに特化した「スペシャリスト」。プログラミング言語を操作する論理的思考、バグの修正などに対応できる問題解決能力、長時間パソコンに向かえる集中力などが求められます。

しかし、アメリカなどと比較すると、日本のIT業界におけるプログラマーの地位は高いとは言えず、どうしてもSEの下、という扱いになり、給与水準もSEより低いのが現状です。

特殊な例として、「表計算ソフトなど、多くの人が使うソフトを開発している」、「データベースやイラスト・画像加工など、特定分野でのシェアが高い」「商社など高収益企業の子会社で、そのシステムを専門に受注している」といった企業のプログラマーであれば、一般的なプログラマーより給与が高い場合もあり得ます。

3.未経験からSEへの転職を成功させるには

未経験からSEになるために、少しでも優位となる方法を集めてみました。

・その1:何らかのプログラミング知識を学ぶ
・その2:派遣から経験を積んで正社員を目指す
・その3:就職支援プログラムに参加する
・その4:IT系資格を取る
・その5:過去の職歴から「コミュニケーション能力・交渉力」をアピールする

その1:何らかのプログラミング知識を学ぶ

SEを志す人に「パソコンは大嫌いです」という人はまずいないでしょう。第2章で触れた通り、SEとプログラマーの実務ベースでの職域は異なりますが、SEもプログラミング知識が必要となってきます。

プログラミング言語については第5章で詳しく触れますが、その数は細分化すれば何千といった単位で存在すると言われています。しかし、実務で使われる言語はかなり限られてきます。

言語ごとに特性や使用される分野の特徴があるため、どれができれば一番有利とは一概には言えませんが、王道は最もスタンダードで案件数が多い「Java」。

最近のトレンドとしては、スマートフォンのアプリ作成時に用いられる言語である「Objective-C」「Swift」(iPhoneアプリ)、「Androidアプリ開発のためのJava」などが注目を集めており、新しい分野ゆえ扱える人材が少ないという点では、狙い目と言えるかも知れません。

<具体的な習得方法>

書籍を購入し、独学で学ぶ
書店やAmazonなどを探すと、言語ごとの入門書が多く揃っています。

ゲームを作りながら学べるものなど、ゼロからでも楽しく基礎を学べる書籍も多く出ているので、はじめの一歩として一冊手に取ってみると、「プログラミングとは何か?」が分かる手がかりとなるでしょう。

プログラミングの専門学校やオンラインスクールを利用する
働きながら学べる、土日や夜間、オンライン授業を取り入れている専門学校のリンクを集めました。費用は少々高めですが、確かな技術を身につけたいなら通って損はないはずです。

コードキャンプ
Googleのビデオチャットアプリ「ハングアウト」を利用した、完全オンライン型のスクールで、現役エンジニアによるマンツーマンのレッスンが受けられます。
HTML5/CSS3・JavaScript/jQuery・PHP/MySQL・Java・Swiftの受講が可能です。

Asial(アシアル セミナー&スクール)
アプリケーション開発会社「Asial」が運営する通学型スクール。

単発の授業の中から自分に必要なものを選んでいく受講スタイルが中心ですが、講師と1対1 ~ 3までの授業を予約することも可能。学べる言語はHTML/CSS・Javascript・PHPなど。

HAL東京
通学型で、「社会人・大学生も通える夜間・土曜コース」を設置。

ゲーム系、ネットワーク系、情報処理系など、学びたい内容・目的に合わせて科目を自由に選べる「科目別フリープラン」と、資格合格を目指す「国家資格・ベンダー資格取得講座」があります。

超初心者は子供向けビジュアルプログラミングにトライ
これはあくまで参考ですが、いま子供の習い事のひとつとして注目を集めている、子供用ビジュアルプログラミング環境「Scratch(スクラッチ)」というものがあります。

プログラミング言語、というと、英語や記号が羅列された画面を想像する人が多いと思います。

スクラッチの中身を少し覗いてみると、子供でも分かるように言語は日本語になっていますが、「条件分岐」や「繰り返し」といった、プログラミングの根本的な考え方や組み方は、大人用(?)とほぼ同じです。

「プログラミングのプの字から分からない…」という人は、まずはこの生き物(?)たちを動かしてみると、「プログラミング的思考」がどういうものかが見えてくるかもしれません。

その2:派遣から経験を積んで正社員を目指す

いきなり正社員としてSEになって、もし自分に合わなかったらどうしよう…という不安がある人は、「未経験者OKの派遣社員の求人を探す」というのも一つのテです。

派遣社員としてプログラミングやSEとして一通りの経験を積んだ後に正社員の求人を探せば、実務経験があるため採用される確率も高くなるでしょう。

また、一定の派遣期間終了後、派遣先に正社員雇用されることを前提とした「紹介予定派遣」制度を利用するのも良いでしょう。

派遣社員としての給与を得ながらSEの知識を身につけられるのですから、専門学校にお金を払って通うより経済面でも助かる上、実際の仕事現場を通じて覚えたほうが経験として役立つなどのメリットもあります。

ただし、給与が発生している以上、責任感を持って懸命に努力する必要はあります。「習うより慣れろ」派のあなたには向いているかも知れません。

その3:就職支援プログラムに参加する

「就職支援プログラム」とは、数ヶ月の研修を受けたのち、研修機関から紹介された企業に就職が決まれば、研修中の学費が全額免除になるという制度です(研修中に給料が出るわけではありません)。

GEEK JOB プログラミングキャンプ
「未経験でもプログラマーとして、最短1ヶ月で就職できる」を目標に、20代の第二新卒やフリーターを対象としたプログラミング学習と就職支援サービスを行っています。

研修後は、GEEK JOBが提携した約500社の優良企業からあなたに最適な企業を紹介してもらえます。

実践型SE育成の@5(アットファイブ)
IT業界で働きたいが経済的な事情などでITスキルを習得できないエンジニアに向けたプログラムが受けられます。

アットファイブが紹介した企業に就業が決まった場合、学費が全額免除になります(最低就業期間4か月)。※入校時に申請し、審査に通る必要あり。

その4:IT系資格を取る

IT系の国家資格は「情報処理技術者試験」のみです。経済産業省が認定する国家試験で、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)により実施されています。取得していれば、応募時に採用者の目にとまりやすくなるでしょう。

情報処理技術者試験は、難易度と分野に応じて12種類に区分されています。数年に1度、試験区分の改訂があるので、最新の情報はホームページをご確認ください。

まずは「基本情報技術者」の取得を目標に

SEとして一通りの知識があると判断される指標となるのは、レベル3の「応用情報技術者試験(AP)」ですが、まずはレベル2の「基本情報技術者」の取得を目指しましょう。

IT職の人なら基本中の基本、英検で言えば3級、つまり中学生レベルと言われる資格ではありますが、全く知識がない人にとっては、それでも少しハードルが高いかもしれません。

不安な人は、レベル1の「ITパスポート」から勉強してみるのも良いでしょう。合格率も40~50%と高めで、比較的取りやすい資格です。

「ワードやエクセル使えます」はMOS取得でアピールできる

コンピューターに対する情熱を資格でアピールするならば、MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)を持っていると良いかもしれません。

これはマイクロソフト社がMicrosoft Officeの利用能力を実技で認定する試験で、ワードやエクセル、パワーポイントをどの程度扱えるのかの目安になります。

プログラミングとは直接関わりはありませんが、仕様書を作る際などにこれらのソフトウェアを使用しますので、持っていて損はないでしょう。

その5:過去の職歴から「コミュニケーション能力・交渉力」をアピールする

コミュニケーション能力SEは、プログラミング知識だけでなく、顧客やプロジェクトメンバーとのコミュニケーション能力や交渉力がなくては務まらないことを述べてきました。

そこで、プログラミング技術はなくても、前職で培った「対人力」をアピールできれば、企業はその点に着目してくれるかも知れません。前職が営業職や接客業などであれば、そこで得たコミュニケーションスキルを長所としましょう。

その他、未経験でもSEとしてやっていけるかの判断材料として、面接官は「じっくり取り組める能力」「向上心」などを見ています。

直接SEとは関係なくても、面白い資格を持っていたり、特技があったり、「ひとつのことに腰を据えて打ち込める能力」がある人材と思われる何かがあれば、その点が評価され採用に至ることもあるかも知れません。

4.「未経験者OK」のSE求人情報の探し方

それでは、実際に未経験者でも応募可能なSEの求人を探してみましょう。

求人探しのコツは「SE」という職種名にこだわらないこと

求人サイトを見ると、「ITエンジニア」や「IT・通信系」などの括りの中に、「SE(システム開発)」以外にもさまざまな職種があることが分かります。

「ITコンサルタント」「運用・監視・保守」「サポート・ヘルプデスク」…など、それぞれの職務内容が良く分からない人も多いのではないでしょうか?

実際、その境界が曖昧なことも多く、固定観念で絞り込んで検索すると、せっかくの良い求人を見逃してしまった…ということも起こりかねません。

まずは「SE」という縛りを一度解いて、「IT系」でざっくりと検索することをお勧めします。そうすることでSEにもさまざまな業務内容があることが分かるとともに、未経験でも応募できる企業も増えるはず。

プログラマー、テスターやネットワーク運用・保守などは、未経験可の募集が比較的多いようです。

主な求人サイトの紹介

「ITエンジニア(プログラマー、コンサルタントなども含む)」「未経験者OK」(勤務地設定なし)で絞込検索をし、ヒットした件数の多い順に掲載しました(2016年3月23日現在)。

イーキャリア Jobsearch 6223件

マイナビ転職 298件

転職・求人サイトGreen  284件

リクナビNEXT 245件

@type 172件

DODA 163件

エン転職 159件

FAbank 58件

傾向としては、Green 、@type、DODA、FAbankなどは、リクナビ、マイナビなど大手サイトには載っていないIT系ベンチャー企業の掲載が多く見られます。

できるだけ大手企業を狙うか、それともベンチャーで企業の創生・拡大とともに成長していきたいのか、希望に応じて探してみてください。

ハローワークの求人は穴場!?

ハローワークの求人票を見ると、「必要な経験等」の欄に「不問」と書かれているものが、実はとても多くあります。これは未経験者にとって大きなチャンスです。

こうした求人は中小企業がメインで、給与や福利厚生面では大企業に見劣りしてしまうため、選考基準を下げざるを得ない、という事情は推測されるのですが、未経験OKの求人が多いことは事実。一度サイトを検索してみることをお勧めします。
ハローワークインターネットサービス

エージェントに登録すれば、キャリアコンサルタントに相談できる

転職エージェントを使うのもオススメです。未経験者でも、転職エージェントに登録すれば、あなたの希望に沿った転職先を紹介してもらえたり、これまでの経験を生かしたSEへの転職戦略を一緒に練ってもらえます。

登録するなら、IT業界に特化したエージェントが良いでしょう。業界を熟知したキャリアコンサルタントから、職務経歴書の書き方や面接対策のアドバイスも受けられるので、未経験者にとっては大変心強い存在になると思います。

最近の採用傾向や企業の近況など、ネット上では公開されていないナマの情報を聞けることも、転職活動の参考となるでしょう。

大手エージェント内のIT系エージェントや、IT業界のみを扱っているエージェントを、いくつか紹介しておきます。

マイナビエージェント ITエンジニアの転職に+Agent

DODAエンジニア IT

リクルートエージェント Webエンジニア転職・IT転職

@type 転職エージェント

転職コンシェルジュのワークポート(株式会社ワークポート)

5.覚えておきたい「SE用語集」

SEになるにあたって知っておきたい用語IT系の求人を見ても、未経験の人には何がどんな仕事で、どんな役職なのか、サッパリ分からない用語がたくさん出てきますよね。

ここでは、求人広告で良く見かけるけど良く分からないIT用語と、主なプログラミング言語について簡単に説明したいと思います。

求人サイトでよく見かける「?」なIT用語

ITコンサルタント
顧客のビジネス目標達成や経営課題解決に向け、「IT」の視点から現状分析、改善案、顧客のニーズに合ったシステムや技術を提案する職業。

SIer
顧客の業務内容を分析し、問題に合わせた情報システムを企画、提案、構築、運用する企業のこと。System Integrationの略称SIに「~する人」を意味する-erをつけて「System Integrater」とした造語。「エスアイアー」と読む。SI企業も同義。

ITベンダー
企業が必要とする情報技術に関する機器やパッケージソフトなどを開発、販売する企業のこと。IT Vendor。Vendorとは英語で「売り手」を意味する。

※SIerとITベンダーの境界は一般的には上記のとおりであるが、その定義は非常に曖昧で、両者とも同様な仕事をする場合が多い。

インフラ/ネットワークエンジニア
顧客の要望に応えるITインフラを作り上げるため、サーバー環境、ネットワーク環境の設計・構築・運用・保守を行う人。インフラはInfrastructure の略語で、「基盤」「土台」「下部構造」の意味を持つ。

ITインフラは、具体的にはインターネット、LANなどのネットワークや、サーバー、PC、プリンタなどの各種ハードウェア、OS、データベースなどのミドルウェアを指す。

上流工程
第2章の図表の上部(詳細設計くらいまで)の工程を指す。

PM
「プロジェクトマネージャー」の略。システムの構築・導入プロジェクトにおいて、プロジェクトチームを管理・統括する業務を担当する。

PL
「プロジェクトリーダー」の略。プロジェクト全体をいくつかのサブチームに分けた時の、サブチームのリーダー。PMは1つのプロジェクトに1人、PMの下にPLが各サブチームにつき1名ずつ配置される。

主なプログラミング言語

プログラミング言語のトレンド(※)上位にあるものの中から、特に日本でよく使われる言語を中心に、簡単に説明していきます。
TIOBE Programming Community Index(TIOBE PCI)より

JAVA
じゃば。一言でいえば「なんでもできる」言語で、最も幅広く使われている。オブジェクト指向(操作手順よりも操作対象に重点を置く考え方)と呼ばれる技術の代表。

自作のゲーム、Webページ、androidアプリまで制作可能。

C♯
しーしゃーぷ。パソコン、サーバー用のプログラムによく利用されている他、ゲーム、アプリ開発などにも幅広く使用されている。

企業向けの業務システムで利用されることも多い。Javaエンジニアが習得しやすい言語であり、後述のCやC++ほど覚えることも多くなく、学習しやすい。

C++
しーぷらぷら。C言語の拡張版言語で、C言語でできることはC++でもできる。コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)から生産性ソフトウェア、ロボット工学、電化製品のような組み込みシステムまで手広く開発することが可能。

基本的にC言語と同じ作法のため、大抵の言語で通用する。難易度はやや高め。

C言語
しーげんご。UNIX(OSの一種)の移植性(※)を高めるために開発された。特定のプラットフォーム(OSやハードウェアといった基礎部分)に依存した部分を言語仕様から切り離しているため、移植性の高いプログラムを書くことができる。

C言語にオブジェクト指向の仕様を追加してできたものがC++言語である。

(※)移植性…「移植」とは、他のプラットフォームに合わせてプログラムを書き換えること。このとき、修正が少なくて済むことを「移植性が高い」と表現する。

Objective-C
おぶじぇくてぃぶ・しー。iOSのアプリ開発のために作られた言語で、iPhone/iPadアプリやMacのPCアプリを開発することが可能。

C言語の上位互換的な存在で、基本的な構文などはC言語になぞらえている。

Swift
すうぃふと。2014年、Apple社が新たに開発した、アップルのiOSおよびOS Xのためのプログラミング言語。

ウェブ開発における他のプログラミング言語のように、簡潔で分かりやすいシンタックス(構文規則)を採用し、以前からAppleが採用しているObjective-Cより分かりやすくなっている。

PHP
ぴーえいちぴー。FacebookやTwitter、AmazonなどのWebページ、アプリを作成するプログラミング言語として有名。他の言語に比べ習得は容易とされる。

Ruby
日本人が作った言語で、世界からの評価も急速に高まっている。簡単なWebサービスから大規模なものまで開発可能。Twitterやクックパッド、自治体業務システムまで幅広く運用されている。初心者でも比較的容易に学習できる。

※補足※
JavaScript
Javaとは全く異なるものなので注意。

HTML内にプログラムを埋め込むことで、Webページに様々な機能を付加できるため、HTMLやCSSでは表現できないユーザーの動きに応じたものを作ることができる(例:マウスの動きに合わせてデザインが変化する複雑なWEBページを作れる、など)。

6.まとめ

どんな分野でも、未経験からチャレンジすることは、それだけのエネルギーと努力を要しますよね。

昨今、「あと10年で完全になくなる仕事」などが話題となっていますが、なくなるとされているのは、いずれも「人間が行う仕事をコンピューターが代わりにやる」という考えに基づいた職業ばかりです。

ひいては、これからIT業界はさまざまな分野に進出する可能性を秘めた成長産業と言え、思い切って業界に飛び込むことで、あなたの未来がさらに拓けるかも知れません。

この記事を参考に、ぜひ「未経験からSE」への転職を実現してください!