おすすめテンプレートも紹介 英文履歴書(レジュメ、CV)の書き方

働くときや、外資系企業への就職活動で必要になる「英文履歴書」。Resume(レジュメ)やCV(シーヴィー)と呼ばれ、日本語でいう履歴書と職務経歴書の両方の役割を担っています。

この記事では、おすすめの英文履歴書のテンプレートと、各項目のくわしい書き方を解説。英文履歴書だからこその作成時の注意点も紹介します。

英文履歴書のおすすめテンプレート

コンビネーション・レジュメの見本

英文履歴書は上記の「コンビネーション・レジュメ」という形式で作るのがおすすめです。

持っているスキルや実績などを一番上で目立つように説明し、その下に職歴や学歴を記入すする形式です。自分のアピールポイントを強調しつつ、経歴の概略も端的に伝えられます。

各項目の書き方解説はこちら

用紙サイズはA4でOK

アメリカやカナダなどのオフィスでは、215.9mm×279.4mmのレターサイズが一般的。1980年代のレーガン政権時代に、アメリカ公式の政府用規格として採用されました。

しかし、日本から応募する場合は最もサイズの近いA4でかまいません。

印刷が必要な場合は、厚めのコピー用紙(上質紙厚口0.11mm程度)がおすすめです。欧米では透かし(ウォーターマーク)入りの厚紙に印刷するのがベストですが、よほど格調にこだわりたい人以外はそこまでする必要はないでしょう。

履歴書をコンビニで印刷する方法
履歴書を自宅で印刷する方法

このほかのテンプレート2種類と特徴

テンプレートには「コンビネーション・レジュメ」のほかに、2種類の形式があります。それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

クロノロジカル・レジュメ

クロノロジカル・レジュメの見本

「クロノロジカル・レジュメ」とは、学歴や職歴などを新しいものから順に時系列で並べて書いた英文履歴書のこと。大学や官公庁などでは一般的な形式なので、堅実な印象を与えます。

一方で、最も新しい経歴を一番上に書かなければならないため、自分の売り込みたい要素を目立たせるのが難しいといった側面もあります。

日本の「逆編年体」と呼ばれる形式の職務経歴書に近いでしょう。

ファンクショナル・レジュメ

ファンクショナル・レジュメの見本

「ファンクショナル・レジュメ」は、スキルや実績の要点のみをまとめて箇条書きした形式の英文履歴書です。

それぞれの職歴については「勤務期間」「会社名」「ポジション」のみを書くので、転職回数が多い人や職歴にブランクがある人に向いています。

その一方、重要な点のみを抽出して羅列する形式なので、情報が時系列に並んでおらず、やや読みにくいという特徴があります。

また、掲載する情報を意図的に選べるため「都合が悪いことを書かないようにしているのでは」と、良くない印象を抱かれる可能性もゼロではありません。

項目ごとに解説|英文履歴書の書き方

ここでは「コンビネーション・レジュメ」の形式を例に、英文履歴書に盛り込む各項目の書き方をくわしく解説します。

例文とあわせて確認していきましょう。

コンビネーション・レジュメの記入例(項目別に解説)

1.PERSONAL INFORMATION(氏名や連絡先など)

PERSONAL INFORMATION(氏名や連絡先など)の見本画像

英文履歴書のタイトルに当たる部分には、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを記載します。なお、氏名はレジュメのタイトル部分になるため、大きめの文字で中央に配置してください

なお、この項目においては「PERSONAL INFORMATION」などの見出しを立てる必要はありません。

住所の書き方

英文履歴書の住所は、日本での表記と逆の順番で記入します。すなわち都道府県名からではなく「建物名や部屋番号→番地→町(区)名→市区町村→都道府県→郵便番号(→国名)」となります。

また、都道府県名は「神奈川県→Kanagawa」と「県」などを入れずに書きます。市区町村も「Shibuya」「Fujisawa」などでOK。「市」や「区」を入れる必要はありません

電話番号の書き方

英文履歴書の電話番号は、頭に日本の国番号である「+81」をつけ、市外局番の最初の「0」を省略します。

たとえば「03-1234-5678」という番号であれば、「(+81)-3-1234-5678」となります。「080-1234-5678」などの携帯電話番号であれば「(+81)-80-1234-5678」と表記します。

2.OBJECTIVE(希望職種)

 OBJECTIVE(希望職種) の見本画像

表題のすぐ下には「OBJECTIVE」すなわち、希望する職種やポジションを記入します。1~2行程度で簡潔にまとめましょう。

職種名をそのまま記入するか、「~を求めています」などの表現を使うのが一般的です。

〈例〉

OBJECTIVE: Accounting manager

(希望職種は経理職マネジャー)

OBJECTIVE: To obtain a manager position in the development design department

(設計開発部署のマネージャー職に応募します)

OBJECTIVE: Seeking a sales position in the automotive industry

(自動車販売企業の営業職に応募します)

新卒者や業界未経験者の場合

職歴のない新卒者や未経験職種にチャレンジする人は、応募目的を交えながら記入するのがベター。過去のどんな経験から、今回の応募に至ったのかを盛り込むようにしましょう。

〈例〉

OBJECTIVE: Use my conversational skill from men’s apparel sales experience into your travel agency

(メンズ向けアパレル販売業務での会話スキルを生かし、旅行代理店への入社を希望します)

3.QUALIFICATIONS(技能・スキル)

QUALIFICATIONS(技能・スキル)の見本画像

※「SPECIAL SKILLS」「SUMMARY」という見出しでもOK

「QUALIFICATIONS」では、どのような技能やスキルを持っているのかを端的に書きます。3~4つほど、箇条書きするのが一般的です。

〈例〉

  • 10 years’ experience in development design in automotive industry

(自動車産業での開発設計における10年間の経験)

  • Achieved 150% of individual target on average for the last 5 years

(個人売り上げ目標の平均150%を過去5年にわたって達成)

 この際、応募職種に関連するスキルを選んで記載するのが大切です。

また「どの会社でなにをしていたか」だけではなく、「どういった取り組みをしてどのような結果を得たか」など、具体的な実績をもとに書きましょう

数字などを交えて書くと、より説得力が増します。 

4.EXPERIENCE,PROFESSIONAL EXPERIENCE(職歴)

EXPERIENCE,PROFESSIONAL EXPERIENCE(職歴)の見本画像:会社名(国名)、在籍期間(年月)、職種名・肩書き、くわしい業務内容の記入例

 

「EXPERIENCE」では、これまでの経歴を新しいものから順に書いていきます

基本情報として、会社ごとに下記の内容を書き出しましょう。

〈盛り込むべき内容〉

  • 会社名(国名)
  • 在籍期間(年月)
  • 職種名・肩書き
  • くわしい業務内容

「くわしい業務内容」には、その会社で担当していた業務や仕事内容をいくつか箇条書きします。応募職種に直接関係のない経歴を書く必要はありません。

この際にも「その会社でどのようなことをしたのか」といった具体性が大切です。

〈例:Webディレクター〉

  • Defined content development goals and led the development process for 8 clients

(8社のコンテンツ開発の目標設定との開発プロセスを主導しました)

  • Updated and maintained Web content daily

(Webコンテンツを毎日更新・保守していました)

マネジメント経験などをアピールする場合は、「何人のチーム」で「どのようなメンバー」がいたのかといった、前提となる情報を忘れずに盛り込みましょう。

〈例:営業マネージャー〉

  • Sold Japan-developed network-management products and services to Thailand

(日本で開発したネットワークの管理サービス製品をタイに販売していました)

  • Managed production and each work’s progress of sales team (consisted of 7 members)

(生産販売チーム(7人のメンバー)の各作業の進捗状況を管理していました)

  • Supported setting personal goals in accordance with organizational goals and gave beneficial feedback

(組織目標から棚卸しした個人目標の設定をサポートし、有益なフェードバックをしました)

なお、転職回数が多い人は、必ずしもすべての職歴を書く必要はありません。応募職種に関連度の高いものを、多くても3~4つまでにしましょう。 

5.EDUCATION(学歴)

EDUCATION(学歴)の見本画像

 

職歴に続けて、学歴「EDUCATION」を記載します。就職活動の際に必要になる英文履歴書はスキル重視であるため、学歴に関する記述は1文程度にしましょう

「学位→学校名→所在地」の順番で記述し、最後にカッコ書きで学位を取得した年を書きます。最終学歴が大学以上(学士、修士、博士)であれば、高校までの学歴は書く必要はありません。

英語での「学位」の書き方

それぞれの略称を使う方法もありますが、ここでは汎用性の高い書き方を紹介します。

4年生大学卒業(学士号)

Bachelor of ~/~学(学部名)の学士

〈例〉

  • Bachelor of Laws(法学士)
  • Bachelor of Medicine(医学士)

大学院卒業(修士号)

Master of ~/~学(学部名)の修士

〈例〉

  • Master of Business Administration(経営学修士)
  • Master of Engineering(工学修士)

大学院卒業(博士号)

Doctor of ~あるいはPh.D. in ~/~学博士号

〈例〉

  • Doctor of Sociology(社会学博士)
  • Ph.D. in Agriculture(農学博士)

学部名は、以下の一覧表から確認してください。

文系の学部

法学部 Laws
教育学部 Education
文学部 Arts (Literature)
心理学部 Psychology
政策学部 Policy Studies
経済学部 Economics
国際関係学部 International Relations
商学部 Commerce
経営学部 Business Administration
教養学部 Liberal Arts
社会学部 Sociology
音楽学部 Music

理系の学部

理学部 Science
工学部 Engineering
建築学部 Architecture
農学部 Agriculture
医学部 Medicine
薬学部 Pharmacy
歯学部 Dentistry
獣医学部 Veterinary Medicine
看護学部 Nursing
保健学部 Health Sciences
情報課科学部 Information Science
海洋学部 Marine Science

6.ADDITIONAL INFORMATION(その他の追記事項)

ADDITIONAL INFORMATION(その他の追記事項)の見本画像

アピールポイントになりそうなことがあれば「ADDITIONAL INFORMATION」という見出しを立てて書いてもOKです。ただし必須項目ではありません

具体的には、以下のものが当てはまります。

  • 過去の受賞歴
  • 発表物・出版物
  • ボランティア活動
  • 地域のスポーツ活動
  • 趣味・特技

複数記載する場合は、見出しを立てると読みやすくなるでしょう。

〈例〉

  • Volunteer: Participated in the 2016 Kumamoto earthquake volunteer

(2016年熊本地震ボランティアに参加しました)

  • Hobbies: Playing soccer on weekends

(週末はサッカーをしています) 

コラム:日本の履歴書と英文履歴書の違い

日本の履歴書には記載するのが普通でも、英文履歴書に記載しない項目があります。

具体的には、以下の項目です。

  • 作成日
  • 年齢(生年月日)
  • 性別
  • 配偶者の有無
  • 子供の有無
  • 家族構成
  • 健康状態
  • 過去の給与
  • 退職理由、志望動機

※顔写真については指示がある場合は添付する

これらの項目は「業務に直接関係ない」「差別につながる可能性がある」などの観点で、英文履歴書には記載する必要がありません。

ただ裏を返せば、スキルや実績をベースに採用の可否を判断する、実力主義的な側面があると考えることもできます。このため、英文履歴書では必ず、過去の経歴は応募職種に紐付けながら書くようにしましょう。

英文履歴書の作成時に気をつけること4つ

ここでは、英文履歴書を作るときに気をつけるべきポイント4つを紹介します。

  • 箇条書きを活用し、要点を整理する
  • 書き出しには名詞句や動詞を使う
  • 数字は0,1,2,3などのアラビア数字で
  • フォントはTimes New Romanが一般的

箇条書きを活用し、要点を整理する

英文履歴書は日本の通常の履歴書とは異なり、フォーマットが決まっていないので、見やすくなるよう気を配らなくてはなりません。

見やすい書類に仕上げるには、各項目の文章を一文ずつ箇条書きするのがセオリー。一文に複数の要素が含まれていると、要点を掴みづらいためです。なお、箇条書きの場合、文末の「.(ピリオド)」は不要です。

また、行間が狭いと読みづらいため、段落間の余白も十分にとりましょう。インデント(字下げ)を使う場合は、日本の「・」を意味する「-」を使いましょう。文頭を大文字にすることも忘れずに。

書き出しには名詞句や動詞を使う

英文履歴書の場合、文の頭は名詞句や動詞で始めましょう

「I’m」などの人称代名詞は入れる必要はありません。履歴書は自身のことを記載するものなので、わざわざすべてに主語を入れなくても伝わるためです。

〈例〉

「~について効果的なプロジェクト管理を行った。」

× I effectively managed project which is ~

○ Effective project management; Experienced ~

〈例〉

「私は業者に建築資材を販売しました。」

× I sold building materials to vendors.

○ Sold building materials to vendors.

なお、職歴を記入する場合、直近の業務内容は「現在進行形」それ以外は「過去形」統一しましょう。現在離職中の場合はすべて「過去形」で問題ありません。

Action Verbの一覧

英語のテキストを書く際に、形式的でよく使われる動詞のことを「Action Verb」と呼びます。

同じような言い回ししか思いつかない場合は、下記の表を参考に別の表現に言い換えられないか考えてみましょう。

メンバー向け リーダー向け
Develop(開発する) Lead(導く)
Improve(改善する) Negotiate(交渉する)
Coordinate(調整する) Assign(任命する)
Propose(提案する) Direct/Instruct(指揮する)
Resolve(解決する) Manage(管理する)
Generate/Produce(生み出す) Provide(与える)
Create(創造する) Initiate(主導する)
Operate(運用する) Head(先導する)
Persuade(説得する) Organize(組織化する)
Pioneer(開拓する) Train/Coach(教える)

これらのAction Verbをもとに、盛り込めそうなエピソードがないか考えてみるのも良いでしょう。

数字は0,1,2,3などのアラビア数字で

英文履歴書で数字を使って伝えたいことがある場合、0,1,2,3などのアラビア数字を使いましょう

なお「○年以上」は「○+ years」と表現します。

〈例:~における3年以上の経験〉

× over three years’ experience in~

○ 3+ years’ experience in~

フォントはTimes New Romanが一般的

英文履歴書のフォントは、セリフ体である「Times New Roman」を使うのが一般的。フォントサイズは、本文であれば10.5~14ptが見やすいでしょう。

名前や本文の見出しなど目立たせたい部分は、フォントサイズを大きくした上で大文字・太字にするなど、変化をつけると読みやすくなります。表題は22pt前後がおすすめです。

Times New Romanを使用した英文履歴書のイメージ画像。

コラム:英語履歴書を書くときに役立つ便利ツール

ここでは、英文履歴書を作成する際に役立つ便利なサイトやサービスを紹介します。履歴書を作る際に参考にしましょう。

英語表現に関する質問SNS

英文履歴書の添削サービス

英語の例文が複数掲載されているサイト

このほか、海外転職を支援している会社のサービスで、英文履歴書の添削や作成サポートをしてもらえることもあります。

あわせて確認!英文履歴書の提出マナー

最後に英文履歴書の完成とともに確認しておきたい、提出マナーを紹介します。

英語履歴書にはカバーレターが必須

英文履歴書を送る場合、志望理由書や自己PR書と呼ばれる「カバーレター」を同封する必要があります。

「送付状」の英訳でもありますが、封筒の中身を一覧で示した「送付状」とは異なり、カバーレターはアピールポイントや熱意を伝えるためのものです。

カバーレターの書き方について、くわしくは下記の記事を確認してください。

メールで送る場合の注意点4つ

応募先企業にメールで履歴書を送る場合、以下の4点に注意しましょう。

  • 件名は求人に応募したいと伝わるように簡潔に書く
  • 本文で履歴書とカバーレターを添付する旨を伝える
  • 名前や連絡先などの署名は間違いなく適切に書く
  • 添付ファイルには自分の名前を入れる

くわしいマナーの解説実際のメール例文は、下記の記事で紹介しています。

ウェブサイトの応募フォームの場合

企業の採用ページに応募フォームがあり、必要事項をひとつずつ埋めていく形式の場合もあります。

事前に準備している英文履歴書の内容をコピー&ペーストしてもOKですが、用意した内容が求められている項目ときちんとマッチしているか、確認しながら記入しましょう。

なお、フォームに入力する場合、コピー&ペーストをしても箇条書きや太字の設定などは反映されないので注意してください。


履歴書が通過したら、次は「面接対策」です。

下記の記事では、英語面接でよく聞かれる質問回答するコツを解説しています。あわせてチェックしましょう。

リファレンスチェックについてくわしく

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