例文・応募書類の注意点も紹介 英文履歴書を送るビジネスメールの書き方
外資系企業や海外の企業に転職するときに、英文履歴書やカバーレターなどの応募書類をメールで送る場合のマナーを解説。
コピペして使える英語のメール例文も紹介します。
まずは指定された提出方法を確認しよう
まずは採用サイトや求人票などから、応募企業が指定する提出方法を確認しましょう。
近年では、応募書類をメールに添付して送るのが一般的ですが、印刷して封筒で郵送する方法や、自社の採用サイトに応募書類をアップロードするよう指示されることもあります。
提出方法の傾向は、国や地域によっても様々。もちろん企業によっても異なるので、応募する企業ごとにどの方法で提出するのか、必ず確認しましょう。
コラム:エージェントを利用する場合は?
転職エージェントを利用する場合は、担当者の指示通りに対応すればOK。分からないことがあれば、その都度聞けば問題ありません。
基本的には、担当者が自分に代わって応募企業とのやり取りを行ってくれます。応募書類をどのような形式で作成すべきか、事前に確認しておくと良いでしょう。
【例文】応募書類を送るときの英語メール
ここでは、応募書類を送るときのビジネスメールの英語例文を紹介します。
下記の例文はコピー&ペーストをして使用してもOKです。
件名:Job application-Taro Yamada…1
Dear Mr. Smith, …2
I came across the posting for your sales promotion manager to your classified advertisement in “Good Jobs”. I have attached my resume and cover letter.
Please let me know if there is additional information I can send to you and your team. I appreciate your attention. …3
Best regards, …4
Taro Yamada
t.yamada0412@email.com
000-1111-2222 …5
1〜5それぞれにどのようなことを書くべきか、くわしく解説します。
1:メールの件名
メールの件名は、求人に応募したいという旨がひと目で分かるようなものをつけましょう。
基本的には「Job application(求人応募)」「Resume(履歴書)」などの単語を入れるのが無難。複数の職種を募集している企業の場合、自分が応募する職種名を入れてもわかりやすいでしょう。
〈例〉
- Job application-Taro Yamada
- Job application-Sales position-Taro Yamada
- Resume-Taro Yamada
2:宛名
メールの宛名部分には「Dear」に続けて採用担当者の個人名を記載しましょう。
〈例〉
- Dear Mr.〇〇〇〇,
- Dear Ms.〇〇〇〇,
性別がわからない場合は「Dear」に続けてフルネームを記載すればOKです。
3:本文
メールの本文では、下記の内容を簡潔に記載します。
- どの求人に応募するのか
- 添付した応募書類について
- メールを読んでくれたお礼
〈例〉
I came across the posting for your sales promotion manager to your classified advertisement in “Good Jobs”. I have attached my resume and cover letter.
Please let me know if there is additional information I can send to you and your team. I appreciate your attention.
「グッドジョブ」で販売促進マネージャーの求人広告を拝見しました。履歴書とカバーレターを添付しています。
あなたやあなたのチームに追加で送るべき情報があれば教えてください。読んでいただき、ありがとうございました。
自分の経歴や自己PRについてはメールに記載しなくてOK。添付した応募書類を読んでもらうようにしましょう。
最後に確認の意味も込めて、追加で送ったほうが良い情報があるのかを尋ねると丁寧です。
4:結びの一言
求人応募の際は、結びの一言ではフォーマルな表現を使います。
〈例〉
- Sincerely,
- Best regards,
5:署名
最下部には日本のメールと同様、下記の署名を入れます。
- 自分の名前
- メールアドレス
- 電話番号
企業から返信が来る可能性があるため、自身の情報に間違いがないか最終チェックしましょう。
送る前に宛先のメールアドレスを再度確認し、送信します。
応募書類のマナーもあわせてチェックしよう
メールに添付する応募書類(英文履歴書やカバーレター)のマナーを3つ紹介します。
応募書類は1枚に収める
応募書類はそれぞれ、A4用紙1枚に収めるのがマナー。簡潔にまとめずダラダラ書いてしまうと、要約力や的確なアピール力がないと判断されてしまう可能性もあります。
企業によっては、応募書類の中に自分の会社が求める人物像や経歴を示す英単語がどのくらい使われているのか、判定ツールを使って判断するシビアなところも。過去の経歴のうち、特にアピールしたいポイントを端的にまとめたものを作成し、提出するようにしましょう。
ファイル形式はPDFが基本
応募書類の形式はPDFに変換しましょう。
WordやExcelだと、文字化けしてしまう可能性があるためです。
タイトルはわかりやすく簡潔に
応募書類のタイトルは、わかりやすく簡潔にします。「自分の名前」「応募書類名」を書くのが基本。複数の求人を募集している企業の場合は、自分が応募したい「職種名」も入れるといいでしょう。
〈英文履歴書〉
- Resume-Taro-Yamada
- Resume_IT-engineer_Taro-Yamada
〈カバーレター〉
- Coverletter-Taro-Yamada
- Coverletter_IT-engineer_Taro-Yamada など
ファイル名に空白(スペース)は入れられないので、ハイフン(-)やアンダーバー(_)でつなぎましょう。
応募書類が提出できたら、次は「英語面接」です。
下記の記事では、英語面接当日の実際の流れを解説。5つのステップに分けて対策準備も紹介しているので、確認しておきましょう。