履歴書は返却してもらえるのでしょうか?
履歴書の返却に関しては特に法的な義務は定められていません。どうしても履歴書を返還してほしい場合は、履歴書を送る際同封する添え状にその旨を書き添えるか、面接の時に担当者に相談してみましょう。
履歴書が返却されない場合
不採用が明らかになっても履歴書があなたの手元に戻らないような場合は、主に二つの理由が考えられます。
1.資料として会社が保管している場合
企業側が履歴書を応募者資料として扱い、保管している場合があります。
これは例えば採用辞退者が出た場合、最終選考まで残った他の応募者の中から「繰り上げ採用」や「補欠採用」などを行うためです。一定期間履歴書を返却・破棄せずに保管することでこういった不測の事態に備えているためです。
2.返却のコストを抑えている場合
他に考えられる理由は、応募者が多く不採用者に履歴書を返却する際のコストがかさむため返却をしないという場合です。
これはその企業の円滑な業務遂行のために履歴書の返却を見合わせているという意味合いになります。
個人情報の保護
履歴書を返却しないことが違法でないとはいえ、企業には個人情報を保護する義務があります。特に近年では個人情報保護法が施行されていますので、応募者が返還および破棄を求めてきた場合には、大抵の企業は応じてくれるものと思います。