危険物取扱者
資格内容
■ 資格説明
・甲種
【1】 全種類の危険物の取扱と作業の立会いが可能
【2】 大規模な危険物取扱施設における危険物取扱保安監査者になることが可能
・乙種
【1】 免許を受けた種類の危険物の取扱と作業の立会いが可能
【2】 大規模な危険物取扱施設における危険物保安監査者になることが可能
第1種から6種に区分される危険物の種類の中から1つを選んで受験します。
○ 種類説明
・第1種
塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素塩類などの酸化性固体
・第2種
硫化リン、赤リン、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウムなどの可燃性固体
・第3種
カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、黄リンなどの引火性液体
・第4種
ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油などの引火性液体
・第5種
有機化過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物などの自己反応性物質
・第6種
過塩素酸、過酸化水素、硝酸などの酸化性液体
・丙種
ガソリン、灯油、軽油などの危険物の取扱ができる
資格概要
■ 受験資格
○甲種
【1】大学、短期大学、高等専門学校等で化学関する学科、過程を修めて卒業した者、またはこれと
同等以上の学力を有する者
【2】乙種危険物取扱者として2年以上危険物取扱業務を経験した者など
○乙・丙種
特に制限はなく誰にでも受験できます
■ 試験方法・内容
甲種は5肢択一式の筆記試験 大学一般教養終了程度
乙種は5肢択一式の筆記試験 高校卒業程度
丙種は4肢択一式の筆記試験 一般常識程度
■ 試験日程
試験の種類や各都道府県によって、期日や回数、試験地が異なります。
東京都では、甲種は年6回、乙種第1〜3類・5〜6類は年8回、乙種第4種は月2・3回、丙種は年6回程度実施されます。
■ 受験料
甲種…5,000円
乙種…3,400円
丙種…2,700円
■ 問い合わせ先
(財)消防試験研究センター本部
TEL 03-3597-0220
(財)消防試験研究センター各都道府県支部
URL http://www.shoubo-shiken.or.jp/
転職アドバイス
この資格を持っているからといって転職活動が有利になることはほとんどありませんが、募集企業の事業内容や職種によっては必要不可欠な資格である場合も大変多く見られます。石化プラントや化学品製造などの業界で、製造技術や生産技術・設備関連のエンジニアには必須資格となるでしょう。