種類とサイズの基本 履歴書や職務経歴書で使えるフォントは?
PCで履歴書や職務経歴書を作る際、どのフォントを使用すべきか迷う人も多いのではないでしょうか?
このページでは、履歴書や職務経歴書などの応募書類を作成するときに使えるフォントの種類とサイズについて、詳しく解説します。
履歴書や職務経歴書のフォントは「明朝体」が基本
履歴書や職務経歴書をPCで作る場合、フォントは明朝体を使用するのが基本。WindowsならMS明朝、Macではヒラギノ明朝が一般的です。
使用するフォントは1つに統一し、読みやすく整った仕上がりになるように心がけましょう。
PCでよく使われるフォントには、大きく分けて明朝体とゴシック体の2種類があります。
明朝体は止めや払いがあり、縦線が太く横線は細くなっているのが特徴。一方、ゴシック体は止めや払いがなく、縦線と横線の太さが均一です。
明朝体とゴシック体は、横線の太さが縦線に対して細いか同じかで見分けることができます。
種類別・見やすさ比較
明朝体以外のフォントを使いたい人もいるかもしれませんが、文書にした時に読みづらくなってしまう可能性があります。
ここでは4つのフォントの印象を比べてみました。
明朝体は書籍や参考書にも使われていて、日本人にとって馴染み深いフォントです。すっきりしていて読みやすく、きちんとした印象を与えられるので、ビジネス文書である履歴書や職務経歴書には最も適していると言えます。
一方、ゴシック体はポスターやプレゼン資料などによく使われますが、明朝体に比べるとカジュアルな印象になるので、履歴書や職務経歴書などの応募書類には適しません。
小さな文字が見づらい行書体や、くだけた印象を与えるPOP体もNGです。
英数字を書く場合
英数字を書く場合、基本的には明朝体半角を使用すればOK。
こだわりたい人は、明朝体と相性のいいセリフ体のCentury(Windows)やTimes New Roman(Mac)がオススメです。
英数字は全角?半角?
「エリア内営業成績1位」「全国大会3位入賞」など英数字を1文字だけ書く場合は、全角のほうが自然です。一方、2桁以上の英数字は半角に。
全角にすると、文書全体のバランスが悪くなってしまいます。
コラム:応募書類をPCで作る場合の3つのNGポイント
履歴書や職務経歴書を作成するときは、文字に色をつけたり、太字や下線を使ったりするのはNG。
PCでは文字の設定を自由に変えられるので、アピールポイントに特殊効果をつけて強調したくなるかもしれませんが、あくまで履歴書や職務経歴書は正式なビジネス文書であることを忘れずに作成しましょう。
フォントサイズは10.5pt~11ptが標準
履歴書や職務経歴書の本文のフォントサイズは10.5pt~11ptが標準です。
10.5ptはWordでは初期設定値となっているので、読みやすく全体としてのバランスもいいでしょう。
名前など記入欄の大きな部分は14pt~18pt程度の大きさで書きましょう。
【フォントサイズ別】入力文字数比較
PCで履歴書を作る場合は、フォントの大きさによって枠内に書ける文字数が異なります。
A4の用紙で10行の枠に入力可能な文字数をpt数ごと比較してみました。
たった1.5ptサイズを小さくするだけで、入力できる文字数は70文字も増えます。ただし、10pt以下にすると読みづらくなってしまうので、フォントサイズは10.5pt以上が良いでしょう。
逆に、サイズの大きな文字で枠を埋めるのもやめましょう。書きたいことが少ない=志望度が低いとみなされてしまう可能性があります。
英文履歴書の場合はTimes New Romanで
英文履歴書(レジュメ・CV)を作る場合は、セリフ体であるTimes New Romanを使うのが一般的です。本文のフォントサイズは10.5pt~14ptあれば見やすいでしょう。
英文履歴書は書き方に厳密な決まりがありません。
名前や本文の見出しなど目立たせたい部分は、フォントサイズを大きくした上で大文字にするなど、変化をつけると読みやすいものになります。
英文履歴書のおすすめテンプレートや作成時のポイントについて、下記の記事で解説しています。
履歴書や職務経歴書に使うフォントを理解できたら…
フォントについて理解できたら、実際に履歴書や職務経歴書を書き始めましょう。
下記の記事では、各記入欄や項目の書き方、作成時のポイントを解説しています。企業への提出方法別のマナーも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。