メリット・デメリット 出張が多い仕事の2つの特徴とは

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出張が多い仕事には主に、営業職やサービスエンジニアといった、客先に出向く必要がある仕事があてはまります。

出張が多い仕事のメリットやデメリット、辞めたくなった場合の例文などについて、詳しく解説します。

出張が多い仕事の特徴とは

出張が多い仕事には「取引先が各地にある」「客先に出向く必要がある」といった特徴があります。

取引先が各地にある仕事

法人営業:企業などの法人を対象に、商品・サービスの売り込みを行う

個人営業:一般消費者を対象に、商品・サービスの売り込みを行う

営業職のような取引先が各地にある仕事は、出張が多い傾向にあります。

営業職は新規顧客の開拓や、既存顧客のフォローが大切になる仕事です。顧客との信頼関係を早く築くためには、各地の取引先へ出向いて対面で話を聞くのが効果的です。

そのため、規模が大きく営業エリアが広い企業ほど、出張も多くなりやすいでしょう。

客先に出向く必要がある仕事

サービスエンジニア:さまざまな機械のメンテナンスや保守点検を行う

システムエンジニア:システムやアプリケーションの仕様を決定し、開発する

バイヤー:メーカーと仕入れ価格の交渉や、商品の買い付けを行う

サービスエンジニアやシステムエンジニアといった一部のエンジニア職や、バイヤーなど、客先に出向く必要がある仕事も出張が多い傾向にあります。

一部のエンジニア職は、顧客のオフィスにある器機のメンテナンスを求められます。

バイヤーは、現地企業との値段交渉や買い付けを行うことが仕事です。

両者とも、現場に足を運んで自分の目で確かめたり手を動かしたりしないと仕事にならないため、出張が多くなりやすいでしょう。

海外の製品を取り扱っている場合は、海外に出張する可能性もあります。その場合、現地の人と円滑に話せるコミュニケーション能力や語学力が求められます。

コラム:オンライン会議の登場で出張が減る?

従来は出張が多かった仕事でも、今後は出張が減っていくのではないかという見方があります

なぜなら、昨今のオンライン会議システムのサービス拡充や、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、多くの会社で出張の代わりにオンライン会議が導入されているからです。

2021年に発表された観光庁のデータによると、2020年の4~6月の緊急事態宣言時は、出張が前年度に比べて81%減っていたことがわかりました。

しかし転職Hacks編集部が「今後オンライン会議が出張の代わりになるか」という質問で出張経験者にヒアリングを行ったところ、過半数が「出張も必要だと感じている」と回答する結果となりました。

<出張肯定派の意見>

  • 結局「現場」がある業種・業態の仕事では出張はなくならない
  • 受注前の商談に関してはオンラインでもできるが、受注間際の商談や受注後の打合せなどについては対面の方が効率的で関係性の構築もできるので、そこは変わらない

コロナ禍であっても実際にオフィスに出向く必要がある職種では、出張によって対面で話すことの必要性を感じているようです。

現状、すべての出張がオンライン会議に代わることは考えにくいでしょう。

※出典:新型コロナウイルス感染症の影響による国内旅行消費の変化 ~旅行形態にみられる変化~(2021年)|内閣府

出張が多い仕事のメリットとデメリット

ここでは出張経験者にヒアリングした内容をもとに、出張が多い仕事のメリットとデメリットを紹介します。

【出張が多い仕事のメリット】 ■様々な地域へでかけられる ■出張手当をもらえる 【出張が多い仕事のデメリット】 ■プライベートと両立しにくい ■精神的・肉体的疲労が大きい

メリット1:さまざまな地域へ出かけられる

出張が多い仕事に就くと、会社負担でさまざまな地域を訪問することができます

仕事の空き時間や終業後、その土地の食事や文化なども堪能することができるため、知らない土地への旅行が好きな人にとっては、楽しい面も大きいでしょう。

メリット2:出張手当をもらえる

出張の多い仕事では、会社によっては給料や宿泊費などとは別に、1日あたり数千円程度の出張手当をもらえることがあります。

出張先ではなにかと出費がかさみやすいため、出張手当があると金銭的に安心することができます。

出張手当は基本的に一律で支給され、もしお金が余ったとしても返済義務はありません

ちなみに、宿泊先や飲食店での会計時は自分のカードを使うことができるので、出張しながらカードのポイントを貯めることもできます。

※出張手当について詳しくは→【国内・海外】出張手当の相場はいくら?課税についても解説

デメリット1:プライベートと両立しにくい

出張が多い仕事では、移動時間や滞在期間で長時間拘束されるため、仕事とプライベートが両立しにくくなる可能性があります。

宿泊のある出張であれば当然家にいる時間が少なくなりますし、日帰り出張でも退勤後の移動時間が長くかかって帰宅が遅くなるため、どうしても家族との時間や家事をする時間が削られてしまいます。

家族との関係や私生活に影響が出る可能性もあるため、プライベートを重視する人は、出張が多い仕事は避けたほうがいいでしょう。

デメリット2:精神・肉体的疲労が大きい

出張が多い仕事に就くと、長時間の移動や知らない土地でのストレスなどから、精神的・肉体的に疲労を感じやすくなる場合があります。

海外出張の場合、時差による疲れでさらに体力が消耗されてしまうでしょう。

また、出張している間は外に出て人に会う時間が多くなり、事務作業など通常業務に充てられる時間が普段よりも少なくなってしまいます。

そのため、宿泊先に帰ってから通常業務を片付けることもあり、出張経験者からは「出張するとなかなか休めない」という声も挙がっています。

出張が多い仕事を辞めたい場合は?

出張が多い仕事は向き・不向きが分かれる面もあることから、辞めることを検討している人も多いのではないでしょうか。

出張が多い仕事が嫌になった場合の対策や、転職時に活用できる例文を紹介します。

職種の変更か転職を検討する

出張が多い仕事がどうしても嫌で辞めたい場合は、人事部に職種の変更を申し出るか、転職を検討しましょう。多くの場合、出張は業務命令にあたるため、家族の介護や療養などやむを得ない事情がない限りは、原則拒否することはできません。

出張によって私生活に大きな影響が出ていたり、精神的・肉体的に疲れていたりする場合は、職種の変更か転職を考えてみるも一つの手です。

例文|出張が多い仕事を辞める時の理由

出張が多い仕事を辞めたい意思を伝える場合、以下のようにやむを得ない事情を理由にすると良いでしょう。

「出張が嫌だった」と感情的に伝えてしまうと、会社の業務命令に背く契約違反であると受け取られる可能性もあるためです。

<例文>

「両親が高齢になって日常的な世話が必要になり、長期間家を空けることが難しくなったため」

「子どもが生まれて、以前よりも家庭生活が忙しくなったため」

まとめ

出張が多い仕事として、取引先が各地にある仕事、客先に出向く必要がある仕事が挙げられます。具体的には、営業職やサービス・システムエンジニアなどでしょう。

出張にはさまざまな土地へ出かけられるメリットもある一方で、仕事とプライベートの境目がはっきりとせず、自分の時間が確保しにくいといったデメリットもあります。

出張が多い仕事に対して、働くモチベーションが上がらない場合、職種の変更か転職を検討してみるのも一つの手です。

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