研究(基礎・応用)・開発
仕事概要
大きくは、「無機化学」と「有機化学」の2つに分かれます。例外はありますが、無機化学は「基本的に炭素を含まない物質」のことを指し、金属や合金・ガラス・グラスファイバ・セラミックス、硫酸・塩酸などの化学薬品などのことを言います。これらに関する新規化合物の合成、有機材料との複合化、液体・気体・固体といった「相」による特性などについて基礎研究・応用研究・技術開発などを行います。 一方有機化学は、石油化学製品から食品まで基本的に炭素を含む物質はすべての有機化合物のため対象はきわめて多岐に渡ります。主に機能性プラスティック(エンプラ)や複合材料といった先端材料について新規物質の探索や合成法、化成品・製品への応用を研究・開発します。
必要な能力・経験
理系(応用化学・材料工学など)学部卒及び専攻
転職事情・アドバイス
一般的にこの職種の人材を募集している企業は、「有機か無機か」での選考はほとんどしません。対象となる経験範囲が大変広い為、多くの企業は「どのメーカーで、何の材料を使った(のための)、どんな製品担当だったのか?」まで募集スペックとして選考の対象とします。この職種の募集をしている企業は、大手の有名企業が多くハードルも高い為、研究開発内容などの領域が近い募集条件の求人を中心に活動をせざるを得ません。キャリア構築という視点であれば、セールスエンジニアやフィールドエンジニアなどであれば経験内容が異なる場合でもチャンスがありますので、「やりたい分野」にこだわるのであれば、職種チェンジも検討してみましょう。