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日商簿記

資格内容

日商簿記とは、経理事務の基礎的能力が問われる、会社経営の基本となる資格です。経理事務のスペシャリストとしては必須の資格となります。企業の日々の経営活動を記録、計算、整理して経営成績と財政状態を明らかにするもので、簿記を理解することによって、企業の経理事務に必要な会計知識はもちろん、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。また、ビジネスの基本であるコスト感覚も身につくので、コストを意識した仕事ができるとともに、取引先の経営状況を把握できます。よって、簿記の技能は様々なビジネスシーンで活用できるため、多くの企業が採用や人事異動の判断に活用したり、自己啓発として取得を奨励したりしています。経理担当者だけでなく、全ての社会人に役立つ資格と言えるでしょう。
また、その他にも公認会計士や税理士等の国家資格を目指す方や、他の資格・検定と組み合わせてキャリアアップを考えている方にとっても必須の資格であり、基礎となる資格です。
簿記には4級、3級、2級、1級があります。 ■ 試験水準 ○4級 ・勘定科目に仕訳ができ、複式簿記の仕組みを理解できているレベルです ○3級 ・大学入学資格検定で簿記会計の科目が免除されます。
・商店や中小企業の経理に役立つレベルであり、経理関係の書類の読み取りができ、取引先の経営状況を数字から把握できるようになります。
○2級 ・大学等の推薦入学に有利です。
・専門高校の商業簿記、工業簿記、原価計算、会計学を取得し、財務諸表規則や企業会計に関する法規を理解し、経営管理や経営分析が可能となります。
○1級 ・税理士の受験資格が与えられます。
・職業能力開発促進法の指導員資格試験で、事務員の試験科目の一部が免除されます。

資格概要

■ 受験資格 特に制限はありません。
■ 試験方法・内容 ○4級:商業簿記 5題以内 1時間30分
○3級:商業簿記 5題以内 2時間
○2級:商業簿記・工業簿記(初歩的な原価計算を含む)5題以内 2時間
○1級:商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算 1時間30分

■ 試験日程(例年) ○4〜2級:6月第2日曜日、11月第3日曜日、2月第4日曜日
○1級:6月第2日曜日、11月第3日曜日
※ただし午前と午後に分かれて実施されるため、4級と3級、3級と2級、2級と1級の併願受験ができます。

■ 受験料 ○4級:1,600円
○3級:2,500円
○2級:4,500円
○1級:7,500円

■ 問い合わせ先 日本商工会議所検定センター
URL http://www.kentei.ne.jp

転職アドバイス

日商簿記の活かせる職種としては、事業会社での経理・財務、経営企画職が挙げられます。経理・財務も企業によって業務範囲は広域に渡り、例えば伝票仕訳、入力、支払、残高管理、売掛金・買掛金管理といった日々の業務に始まり、月次・四半期決算、年次決算業務、有価証券報告書など開示資料作成、IR・外部監査における公認会計士・税理士応対・銀行応対など、企業経営に近いポジションで実力が発揮できます。

資格図鑑目次

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