企業再生の転職成功者カルテ
企業再生担当からターンアラウンドマネージャーへ
性別 | 男性 | お住まい | 東京都 |
年齢 | 35歳 | 出身大学 | 有名国立大学 |
業種 | メガバンク |
職種 | 企業再生担当 |
年収 | 1,200万円 |
業種 | 日系投資会社 |
職種 | ターンアラウンドマネージャー |
年収 | 1,000万円+インセンティブ(年収の20〜80%。個人・企業の業績によって変動) |
過去の経歴
大学を卒業後、メガバンクに入社。都内支店で勤務後、本店審査部に異動になりました。その後、部内異動で審査部企業再生担当チームへ配属になりました。
転職理由
現在の部署に異動してから、一貫して企業再生業務に関わってきましたが、インベスター・サイドとして、この業務に関わることでよりキャリアを深化させていきたいと考えたため転職を決意しました。銀行が行うような財務リストラクチャリングや自己査定の格上げよりも、事業再編や不採算部門の整理等、企業価値を高めていくような業務に携わることを希望していました。
入社の決め手
当初から希望していた投資会社での企業再生業務で、企業の雰囲気もギスギスした感じがなかったため、迷わず決定。
転職後の話
前職とはやや立場は異なるものの、企業再生業務という意味では同じ仕事になるためか、思いのほか入っていきやすかったように感じます。銀行という看板を背負った営業ができないため厳しいこともあるが、それがかえってやりがいにつながっています。
コンサルタントへの一言
企業紹介から入社日の確定まで、非常に丁寧に対応していただけましたし、面接の際のアドバイスも的確でしたので、安心して転職活動に集中することができました。面接段階での年収の提示は1,000万円+インセンティブ0〜80%でしたが、それでは年収ダウンになってしまうというところで、インセンティブを最低20%保証に、という交渉を担当のコンサルタントの方にしていただけました。こういったことは、個人で転職活動をする場合にはなかなかできないことでもありますので、紹介会社を利用した意味があったと思います。
担当コンサルタントからの一言
日本には元々企業再生を専門とされている方が存在せず、近年になって急速にその人数が増えてきたという職種ですので、この方は数少ない企業再生経験者でした。同じ分野でのご希望ということもあり、選考は比較的容易に進んでいかれたと思います。
ご本人の人柄も非常に良く面接受けも良かったためか、企業様からも、条件面についてもそれらを踏まえた上での評価をしていただけました。
この職種でのご経験者の転職としては、典型的な成功例と言えるでしょう。
業界アドバイス
まず業界全体の話としては、経済の動きが早い現代社会ということを考えれば、「企業再生」が盛り上がることは間違いありませんので、転職されるには非常に良い職種ではないでしょうか。 また個別の話をすれば、「企業再生」と一口に言っても、その段階によって様々な業務があり、それぞれで求められるスキルや知識も異なります。例えば、デューデリジェンスやプライシングを専門とする案件の場合、会計・監査の経験を求められますし、事業再編や不採算部門の整理などを担当される方の場合、金融業界出身者よりも事業会社や戦略系コンサルティングファームで事業企画や経営企画をご経験された方が求められる傾向にあります。そういった意味では、様々な方にチャンスがあると言えるのではないでしょうか。