両者の違い・退社予定の場合も 履歴書に書くのは「退社」「退職」どちら?

履歴書の職歴には、退社と退職どちらを書くのが正しいのでしょうか?

正しい表記と両者の違い、退社予定の場合の書き方を解説します。

Q.履歴書では「退社」と「退職」どちらが正解?

A.履歴書の職歴では「退職」を使う

履歴書の職歴では、退社ではなく「退職」を使うのが一般的です

【履歴書の職歴では「退職」を使う】 学歴・職歴のサンプルで、「~一身上の都合により退職」と表記

ちなみに広辞苑では、それぞれ以下のように定義されています。

▼退職

  • 現職を退くこと

▼退社

  1. 社員がその会社をやめること
  2. 一日の仕事を終えて社員が会社から出ること
  3. 社団法人の構成員たる社員が、その法人から脱退し、法人との間の関係を絶つこと

「退社」も間違いではありませんが、「退社」には「会社をやめること」以外にも複数の意味があります。他の意味と混同されないためにも、履歴書では「退職」を使うのが確実でしょう。

職歴のくわしい書き方やケース別の記入例はこちら

退職理由は「一身上の都合」でOK

退職理由の記載は必須ではありませんが、記入する場合は基本的に「一身上の都合により」と書けばOK

アルバイトやパートを辞めた場合も「一身上の都合により」で問題ありません。

派遣社員や契約社員の場合、契約期間の満了日前に退職したときは「一身上の都合により」、契約満了で退職したときは「契約期間満了により」と書きましょう。

倒産などの会社都合退職や、このほかの退職理由の書き方については、下記の記事でくわしく解説しています。

Q.今の勤め先を退職予定の場合はどう書く?

A.「現在に至る」と書けばOK

会社を辞めることが決まっているものの、まだ在職中の場合、会社名+「入社」と書いた1行下に「現在に至る」と書けばOKです。

履歴書職歴欄記入例|職歴 2018年4月株式会社ABC 入社 現在に至る 以上

退職日が決まっている場合の職歴欄の書き方在職中に履歴書を書くときのポイントについて、くわしくは下記の記事で紹介します。

「退社」と「退職」について理解できたら…

履歴書で使う「退社」と「退職」について理解できたら、他の記入欄も埋めていきましょう。

下記の「履歴書の書き方ガイド」では、学歴職歴も含むすべての欄の書き方について解説しています。作成時のポイント企業への提出マナーについても一通り解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部

株式会社クイック

株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。

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