ポイント&サンプル集 「プロジェクトマネージャー」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページではプロジェクトマネージャーに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
プロジェクトマネージャーが盛り込むべき内容
プロジェクトマネージャーの経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の4つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どんなプロジェクトに参加していたか
- プロジェクトの概要(予算規模、人数、クライアント業界)
- プロジェクトにおける自分の役割
- システムの概要(開発環境、開発言語)
プロジェクトマネージャーとして、どのような案件に携わってきたのかを伝えるための情報です。担当プロジェクトの規模感がわかると、採用担当者はあなたの経験値を判断しやすくなります。大規模な案件は評価されやすいため、外さないようにしましょう。
【職務内容】欄はプロジェクト単位で新しいものから順番に記載し、それぞれの業務内容をくわしく書くのがおすすめです。
2.何をしたのか(業務内容、スキル)
- 担当していたフェーズ、業務内容
- どのようなメンバーを何人マネジメントしたのか
- 保有している資格・認定
あなたの担当業務の幅広さ・スキルをイメージしてもらうための情報です。プロジェクトの進行管理や工数管理、コスト管理などを含めたマネジメント業務は必ず記載しましょう。
規模が大きいプロジェクトでのマネジメント経験は強力なアピール材料となるため、取り組み内容をくわしく書きましょう。
また、保有していることで一定の業務スキルを証明できる資格・免許がある場合【活かせる経験・スキル・資格】欄に記入しましょう。
3.どんな実績・成果を上げたのか
担当したプロジェクトでどのような成果を上げたのか記載しましょう。
納期短縮や工数削減、案件の受注範囲を拡大できたといった数値で表しやすい経験・実績は、説得力が出るので積極的に記載しましょう。
〈実績を示す指標の具体例〉
- 納期短縮
- 黒字達成率
- 予算遵守率
- 工数削減率…など
4.どのような工夫をしたのか
- プロジェクト成功のためにどのような工夫・努力を行ったか
- 業務効率化のために、どのような取り組みを行ったか
- マネジメントする上で、どのようなことを意識してきたか
プロジェクトマネージャーのポジションで転職する場合、採用担当者はあなたのマネジメントスキルを見定めようとしています。
そのため、エンジニア職としての基本業務での成果よりも、プロジェクトマネージャーとしてのマネジメント業務における成果・工夫を【自己PR】欄で強調しましょう。
〈工夫の具体例〉
- 属人的作業をマニュアルとして整備することで、全員が一定レベル以上で対応できるようにした。
- 工数の予実に大きなブレが生じないように、管理ツールを用いてメンバーの業務量・進捗をリアルタイムで可視化できるようにした。
例文・サンプル
4つのポイントに基づいて作成した、プロジェクトマネージャーの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
プロジェクトマネージャーならではのポイント
担当プロジェクトの難易度や規模感を記載する
担当してきたプロジェクトの規模感を記載することで、採用担当者に自分のスキルの高さをわかりやすくアピールすることができます。
その中で行った納期短縮や工数削減などの工夫は、確実に評価ポイントになります。
マネジメントスキルで「即戦力」をアピール
予算管理・工数管理(スケジュール管理)・コスト管理など、プロジェクトマネジメントのスキルや経験を実績や取り組みで示しましょう。
その場合、プロジェクトメンバーや顧客、外注スタッフなど社内外の関係者との調整力・折衝力もアピールするとプラスに評価してもらえます。
「実務力があること」も押し出す
マネージャーであっても実装やテストを行ったりすることもあるため、いざというときには手を動かせる技術力・経験値が備わっていることもアピールしましょう。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。