ポイント&サンプル集 「編集・ライター」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページでは編集・ライターに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
編集・ライターが盛り込むべき内容
編集・ライターの経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を担当したのか
- 担当した業務内容(ライティング、編集・校正、企画立案など)
- 業態(自社メディア運営、制作代行など)
- 扱っていたジャンル(B to B、B to C、医療・介護など)
あなたが担当していた業務内容や業態、取り扱いジャンルを伝えるための情報です。ライティング以外にもディレクション経験があれば、対応可能範囲が広いことのアピールになるため【職務内容】欄に必ず書きましょう。
また、自社メディア運営やメディア運用代行など、制作だけでなく上流工程のコンテンツ設計・企画から携わっていた経験があるのか、元請け・下請けとしての制作代行だったのかといった情報も、あなたの具体的な業務の責任範囲を判断する材料になります。
2.どのような実績を上げたのか
成果や実績は、採用担当者があなたのスキルの高さを判断するための情報です。達成PV数や発行部数や売上、月の制作・執筆本数などの数値はわかりやすい指標になるため、必ず書きましょう。
それ以外にも「メディアの立ち上げを任された」「顧客から直接担当指名された」などの、あなたの経験の幅や評価がわかる経歴も記載しましょう。
〈成果・実績の具体例〉
- 年間XX本の企画の進行管理経験
- 特定分野に関する記事制作本数〇〇本
- 制作記事のPV数〇〇達成、〇ヶ月間検索上位1位を実現
- 担当雑誌の発行部数〇〇部突破(第◯刷達成)
- 〇ヶ月でコンバージョン数がXX%、収益がXX%増加
- 新規の雑誌、ウェブマガジン、メディアの立ち上げ(媒体名も載せる)
- 取材対応力、企画力への高い評価で継続案件化 など
3.どのような工夫をしたか(工夫点、意識したポイント)
【2】の説得力を上げるために、業務の中で工夫した点、意識したことも記載しましょう。「自分ならでは」の独自の工夫点があると、採用担当者はあなたの能力や仕事に対する姿勢を判断しやすくなります。
具体例としては「未経験ジャンルではクライアントに依頼して勉強会を設け、業界・商材理解のインプットを徹底した」といった内容が挙げられます。
また、執筆だけではなくコンテンツ企画や案件の進行・品質管理も担当していた場合、その業務において意識していたポイントもあると良いでしょう。
〈工夫の具体例〉
- ライティングスキルだけでなくコンテンツ企画・制作スキルを養うために、ディレクターと勉強会を開き、Web解析力やSEO対策に関する知識を身に付けた。
- 取材案件で、言語化が苦手なインタビュイーの場合、テーマに関する質問だけでなく幅広い話題から話を広げてキーワードを拾うようにするなど、対談者に合わせてヒアリング方法を変えるようにした。
例文・サンプル集
3つのポイントに基づいて作成した、編集・ライターの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
編集・ライターならではのポイント
専門以外の分野でも臨機応変に対応できる点をアピール
得意分野・携わってきた分野だけでなく「記載以外のジャンルでも幅広く対応可能」「未経験のジャンルも綿密にリサーチした上で対応」とただし書きするなどして、未経験ジャンルであっても同品質で対応できることをアピールしましょう。
ポートフォリオを作成し、幅広いジャンルに対応できることを伝えるのも手です。
ディレクション経験があれば書く
ライターは「単にライティングをやってきただけ」とスキル・経験を低く見積もられる可能性があるため、外部プロダクションの成果物に対する品質管理・制作スケジュールの進捗管理など、ディレクション経験などがあれば必ず書きましょう。ライティングよりも広い業務経験は、プラスの評価をもらえる可能性が高まります。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。