ポイント&サンプル集 「グラフィックデザイナー」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページではグラフィックデザイナーに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
グラフィックデザイナーが盛り込むべき内容
グラフィックデザイナーの経歴・スキルを効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を盛り込むことが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を経験して
- どのような業務を担当していたか
- どれくらいの期間務めたか
- どのような顧客を担当していたか(業界、業種、案件の概要など)
今まで経験してきた業務や案件を記載し、対応可能な範囲をイメージしてもらうための情報です。
担当した業務内容を【職務経歴】欄に詳細に記入します。【職務経歴】欄を案件(プロジェクト)ごとに記入することで、具体的な業務経験や対応可能な案件の種類をイメージしてもらいやすくなります。
また、案件の規模感をわかりやすく伝えるためにも、顧客の業種・メンバー数・自分の役割(対応範囲)など、項目をわけてくわしく記入するようにしましょう。
2.どれだけの実績・成果を
〈具体的な成果・実績の記入例〉
- 20AA年に制作したデザインで、広告賞を獲得することができた
- 広告パッケージのデザインコンペ勝率5割
- 発注量と額を増加させた形で依頼をリピートしてもらえ、部署全体売上目標を150%達成した
自分が企画したデザインによって解決したクライアントの課題や、達成した実績を記載することで、グラフィックデザイナーとしての強みやスキルの高さを把握してもらいやすくなります。
例えば「リピート受注によって個人(部署)売上目標〇%達成」「ポスターデザインコンペでの勝率〇割」などと、具体的な数値を用いると、採用担当者にスキルのレベルをわかりやすく伝えることができます。
数字で示せるような成果がない場合は「パンフレット・ポスター・フライヤー・ロゴ制作」のように、これまでに作ってきた制作物の種類を列挙して、経験値や対応可能範囲をアピールしましょう。
3.どのようにして上げたか
デザインや企画立案、制作進行の中で気を配ったことや、成果を上げるために行っていた工夫がある場合は、具体的なエピソードと一緒に記載することで、スキルや多角的視点をアピールできます。
エピソードを記載するときは、どのような問題意識を持って取り組み、どのような結果につながったのか、過程と結果がわかりやすくなるようにしましょう。
〈工夫の具体例〉
- 社外メンバーやクライアントと週1回はミーティングを実施し、逐一計画の進捗を共有することで、打ち合わせ時には課題や計画の遅延部分に焦点を当てて議論できるように意識した。
- 後工程での手戻りを少しでもなくすために、クライアントとのミーティングでは、抽象的な要望であっても丁寧にヒアリングしてなるべくその場でラフを描き、イメージを徹底的にすり合わせることを意識した。
例文・サンプル
3つのポイントに基づいて作成した、グラフィックデザイナーの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
グラフィックデザイナーならではのポイント
実務対応能力をアピールする
グラフィックデザイナーとして培ってきた、チームで協働するスキルをアピールしましょう。グラフィックデザイナーはチームで動くことが多いため、顧客の要望を汲み取る力やチームメンバーと連携する力があると重宝されます。
それぞれ工夫した点・意識した点を具体的に書くことで、経験やスキルのレベルを採用担当者に伝えることがことができます。
ポートフォリオを作成する
これまでの成果物をポートフォリオ(A4サイズ1、2枚以内)としてまとめ、履歴書に同封しましょう。
グラフィックデザイナーとして関わる案件は紙媒体のものが多くなるため、成果物ごとにどのような制作意図が込められているのかをあわせて記載すると効果的です。
また、受賞歴がある場合も実績として必ず記載するようにしましょう。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。