魅力的な締めくくり例文6選 志望動機の締めくくりで好印象ゲット!

志望動機がおおかたできたところで「最後、どうやって締めくくろうか…」と悩んでいる方に向けて、採用担当者の印象に残りやすい締めくくりの例文とポイントを解説します。

志望動機の締めくくりの重要性

志望動機の締めくくりは、採用担当者に入社意欲の高さや入社後の活躍イメージを印象づける重要なパートです。

心理学における「新近効果」では、「最後に与えられた情報がもっとも印象に残りやすい」とされているため、志望動機の締めくくりは特に採用担当者の印象を左右するものだと言えるでしょう。

そのため、「頑張ります」「やる気はあります」といった根拠や具体性に欠けるアピールで志望動機を締めくくるのはNG。

締めくくりでは、書き出しや中盤部分の内容を踏まえて、「これまでの◯◯の経験を活かして、貴社の△△に貢献していきたい」といったように、自分を採用するメリットを改めて伝えるようにしましょう。

的外れのアピールにならないよう、応募先のホームページや求人票を確認し、アピールの内容が業務内容や求められる能力・経験とマッチしているかどうかも再確認しておくことも重要です。

【例文】志望動機の締めくくりパターン3選

志望動機の締めくくりにおすすめの3パターンを、それぞれ例文とあわせて紹介します。

〈志望動機の締めくくり3パターン〉

  • 即戦力アピールをしたい場合の締めくくり
  • 入社後の活躍イメージを持たせたい場合の締めくくり
  • 募集職種での経験が浅い・未経験の場合の締めくくり

即戦力アピールをしたい場合の締めくくり

これまでの経験を活かしやすい同職種や同業界での転職をする場合は、特に即戦力をアピールする志望動機の締めくくりをおすすめします。

具体的には、「◯◯の業務で培った△△の経験を活かして〜」といったように、これまでに培った経験やスキルについて言及しましょう。

自分の経験やスキルをしっかりアピールでき、採用担当者も、募集職種やポジションで求める人材に近いというイメージを持ちやすくなります。

<例文>

  • ◯年間の開拓営業の経験を通して身につけた提案力を活かして、貴社でもより多くの新規クライアントにサービスを利用してもらえるよう尽力いたします。
  • SNSを駆使したプロモーションの経験を活かして、貴社のマーケッターとして売上の最大化に貢献したいと考えております。
  • 前職で培ったお客様に寄り添う営業の経験を活かし、コンサルタントとしてより多くのお客様の目標実現に貢献したいと考えています。

入社後の活躍イメージを持たせたい場合の締めくくり

応募先の企業が掲げる目標の達成に貢献したいという思いを伝えることで、応募先に対する理解度の高さや入社後の活躍イメージが伝わり、採用するメリットを感じてもらいやすい志望動機に仕上げることができます。

具体的には、企業の売上(利益)目標や事業展開、組織開発の方針などをピックアップするとよいでしょう。

これらの情報は、ホームページや決算書、役員インタビューなどで確認できます。

<例文>

  • これまで培った営業力を活かし、貴社の目標である年間売上◯億円の達成を目指して尽力したいと考え、志望いたしました。
  • 私の強みでもある英語力をさらに磨き、貴社が目指す海外展開の成功に寄与したいと考えております。
  • 営業部でのリーダー経験を活かし、貴社が取り組む強固な営業組織の体制づくりにも積極的に携わりながら、売上向上に貢献したいと考えております。

募集職種での経験が浅い・未経験の場合の締めくくり

募集職種での経験が浅かったり、そもそも未経験の場合は、熱意や入社意欲を積極的にアピールする締めくくりをおすすめします。

すでに資格などの勉強を始めている場合は、意欲を示す根拠になるので、志望動機に盛り込むとよいでしょう。そうでない場合でも、活かせる経験はあるはずなので、応募する職種・ポジションに関連付けてアピールできるとよいでしょう。

<例文>

  • 未経験からの挑戦ではありますが、すでに取り組んでいる広告運用の勉強をさらに加速させ、1日でも早く広告運用のスペシャリストになれるよう尽力したいと考えています。
  • 前職の営業職で培ったヒアリングスキルを人事・採用業務にも活かし、早期に貴社の採用活動をさらに活性化できるよう邁進いたします。
  • 未経験の職種ではありますが、私自身もユーザーとして体感した貴社サービスを、1人でも多くの方に届けるべく、それぞれのお客様の悩みに寄り添う営業スタイルで成果を上げていきたいと考えています。

志望動機がどうしてもうまく作成できない場合は…

ひととおり志望動機を作成した段階で、「ブラッシュアップできそうだけど、どうすればいいかわからない…」という人には、下記の記事もあわせてチェック。

志望動機を作成するうえで重要なポイントや、業界・業種別の例文を多数紹介しています。

書類選考の段階では志望動機はなくてもいい?

転職支援の専門家によれば、書類選考の時点で応募先企業への明確な志望動機は不要だといいます。

実際のところ、たまたま見つけた企業への応募の段階で「転職して希望を叶えるためには、この会社でなくてはならない」という明確な志望動機を持つことはなかなか難しいですよね。

とはいえ、志望動機を考えなくてもいいというわけではありません。これまでの経験やスキルのアピール、どう貢献したいかのイメージを可能な限り採用担当者に伝える姿勢は重要です。

下記の記事では、企業や採用担当者は何を見ているのか、どんなアピールポイントが評価されるのかを再確認できるため、志望動機をブラッシュアップするのにおすすめです。

この記事の執筆者

ライター・編集者

城間 美将

株式会社クイック

転職Hacks編集部のライター・編集者。

退職関連のテーマを中心に記事を執筆、編集。自身の二度の転職経験を活かし、転職者が抱える不安や悩みに寄り添う記事作成が強み。

キャリアアップにつながる転職の実現をサポートするべく、転職やビジネスの最新情報を積極的に収集している。

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