新卒も中途も使える例文・メール文面を紹介 「好印象を残す」入社初日の挨拶

入社日の挨拶で好印象を残して、幸先の良いスタートを切りたいと考える人も多いはず。

この記事では、良い第一印象を与える入社初日の挨拶のポイントを解説します。

新卒・中途・パートなど、雇用形態別の具体的な挨拶例文や、入社初日に直接挨拶できなかった社内の人や社外の人に対するメール文も紹介しています。

入社初日の挨拶のポイント~内容・長さ・話し方~

まず、入社初日に良い第一印象を与える挨拶の仕方について「内容」「長さ」「話し方」の3つの観点から解説します。

入社初日の挨拶のポイント/内容:話す要素を絞っておく/長さ:1分以内に収まるようにする/話し方:笑顔で明るくはっきり話す

内容:話す要素を絞っておく

【例文】本日入社しました、○○です。/第一営業部所属になります。/1日でも早く戦力になれるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。【入社初日の挨拶・基本の要素】1.名前(フルネーム)/2.配属先や職種/3.今後の目標・意気込み

入社初日の挨拶に入れる要素は、基本的には「名前(フルネーム)」「配属先や職種」「今後の目標・意気込み」の3つで問題ありません。

名前や配属先は基本情報であるため、最初に述べましょう。また、最後に目標や意気込みを伝えることで「やる気がある人が入ってきた」と好感を持ってもらいやすくなります。

状況に合わせて追加の要素を入れてもOK

中途の場合は、プラスアルファの情報として「職種(配属先)」に関連付けて前職の仕事内容や経験年数も入れるとなお良いでしょう。挨拶を通して「○○が得意な人」「○○に詳しい人」などのイメージがつき、信頼してもらうきっかけになります。

また、挨拶の時間が長く設けられていて余裕がある場合や、少し砕けたことを言ってもいい雰囲気の職場である場合は、「今後の目標・意気込み」で挨拶を締める前に、出身地や趣味などプライベートな情報を入れてもよいでしょう。同僚と共通の話題があれば、お互いに打ち解けやすくなります。

もちろんプライベートについて話したくなければ、無理に触れる必要はありません。

長さ:1分以内に収まるようにする

入社初日の挨拶は、なるべく1分程度で短く済ませるようにしましょう。

思い付きでだらだらと話すと「何を伝えたいのか分からない」「要点を絞って話せない人」とマイナスな印象につながってしまいます。また、長々と挨拶をすると、その後の業務に差し支えてしまう可能性もあります。

入社日までに挨拶が1分以内に収まるように練習し、話す内容を調整しておきましょう。

話し方:笑顔で明るくはっきり話す

挨拶で良い印象を持ってもらうためには、明るい表情と声ではっきり話すことが大切です。入社の前日や当日の朝に、鏡に向かって笑顔をつくる練習やハキハキ話す練習をしておくと良いでしょう。

緊張すると顔がこわばったり早口になったりしてしまうため、自分を無理にアピールしようとせず、リラックスして自然体でいるように心がけましょう。

【口頭・例文】入社の挨拶(新卒・中途・パート別)

ここからは入社初日の挨拶例文「新卒」「中途」「パート」の3パターンに分けて紹介します。

「新卒」は意気込みをメインに

〈例文〉

  1. 本日からお世話になります、○○です。
  2. 営業広報チームに配属になる予定で、広告コンサルティングの分野で常に第一線をいく○○に入社できたことがとても嬉しく思っています。出身は新潟で、休日に釣り堀に行くのが趣味です。
  3. 社会人として早く一人前になれるように努力しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新卒は前職の経験がないため、「入社日を迎えてどんな気持ちか」「これからどうなりたいか」など、入社の喜びや今後の意気込みをメインにした挨拶にしましょう。

「中途」は前職の経験も盛り込む

〈例文〉

  1. 本日入社しました、○○です。
  2. 開発部に配属予定で、前職では食品メーカーで5年間、冷凍食品の新商品開発を担当していました。徳島出身で、最近は料理にはまっています。
  3. 前職で培った開発の知識と経験を活かし、1日でも早く貢献できる人材になりたいと思っています。これからよろしくお願いいたします。

中途入社の場合は、前職の説明として「業界・業種」「職種」「業務内容」「経験年数」などを盛り込み、「前職の経験をこれからどのように活かしたいか」という観点で意気込みを伝えましょう。

「パート」は希望シフトについて説明する

〈例文〉

  1. 本日からお世話になります、パートの○○です。
  2. これから毎週月、水、金の朝9時から夕方3時まで勤務することになります。
  3. これまで接客の経験はありませんが、早く仕事を覚えて一人前に働けるようになりたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

パートとして入社する場合は、挨拶する際に「何曜日の何時〜何時に入る」「週何回入る」など、予定しているシフトの詳細を話すと、職場の人に把握してもらいやすくなります。

【メール・例文】入社の挨拶

会社によっては、入社の挨拶の際に不在だった社内の人に対して後々メールを送ることもあります。

ここでは、メールでの入社挨拶の例文を紹介します。

〈例文〉

件名:【入社のご挨拶】第3営業部 ****(フルネーム)
○○部 各位

本日〇月〇日付で中途入社いたしました、第3営業部所属の****(フルネーム)です。
直接ご挨拶ができなかった方もいらっしゃるので、メールで失礼いたします。

前職では4年間、人材業界で法人営業を担当していました。
前職での営業経験を活かして少しでも早く貢献したいと考えています。

今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

第3営業部
****(フルネーム)

メールでの入社挨拶では、まず入社日・名前・配属先を述べ、「直接ご挨拶できなかったためメールで失礼します」など、突然メールを送った理由を説明するようにします。

なお、メールは業務連絡に使われるため、趣味などのプライベートな情報はできるだけ控え、所属部署・名前・意気込み・前職の経験(中途入社の場合)など、基本情報だけにしましょう。

コラム:社外の人へ挨拶する場合のメール例文

入社してしばらくすると、取引先など社外の人とやりとりをする必要が出てきます。初めて社外の人に連絡を取る際は「入社挨拶」ではなく「新任の挨拶」という形でメールを送りましょう。

前任者から業務を引き継いだ場合は、誰の後任なのか伝えるためにメール内に前任者の名前を入れます

また、直接顔を合わせて仕事をしている取引先の場合は、メールの挨拶で終わりにするのではなく、改めて直接挨拶するために日程を3つほど提案しましょう

〈例文〉

件名:【新任のご挨拶】第1営業部 ****(フルネーム)
○○会社 ○○部 ○○様

突然のご連絡、失礼いたします。
****(社名)第1営業部の****(フルネーム)と申します。

このたび弊社の**(前任者の名字)の後任として貴社の担当をさせていただくことになりました。
1日でも早く貴社のお力になれるよう誠心誠意努力いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

つきましては、近いうちに改めて○○様にご挨拶をさせていただけたらと考えております。
下記の日程で30分ほどご都合の良い時間帯はありますでしょうか。

・〇月〇日(〇)〇時~〇時
・〇月〇日(〇)〇時~〇時
・〇月〇日(〇)〇時~〇時

または、○○様のご都合の良い日程をお教えいただけますと幸いです。
こちらの都合ばかりで申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。


会社名
部署
氏名
会社住所
電話番号・メールアドレス

入社初日の流れも確認しておこう

入社の挨拶が準備できたら、入社初日の流れや当日までに準備すべきことも把握しておくと、なお安心です。

また、入社日が近づくにつれ「新しい環境でうまくやっていけるか」と不安が大きくなるかもしれません。ワクワクした気持ちで当日を迎えられるように、不安の解消法についても知っておきましょう。

  • HOME
  • 内定・入社
  • 好印象を残す入社初日の挨拶|新卒・中途向け例文とメール文面も紹介