~転職活動の面接必勝術~ 面接官の心をつかむ自己紹介

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転職の面接はじめの自己紹介は、第一印象を決める大事な時間。ポイントを押さえれば、絶好のアピールタイムになります。

転職の面接における自己紹介の内容構成の立て方など、回答例・例文と合わせて解説します。

転職の面接で自己紹介するときの回答例・ポイント

転職の面接における自己紹介の回答例と、うまく乗り切るためのポイントを解説します。

【例文】面接での自己紹介の流れ・回答例

転職時の面接の自己紹介では、以下のように話を進めると良いでしょう。

▼面接の自己紹介の流れ

挨拶・名乗り

職務経歴の概要

自己PR

志望動機

締めの挨拶

具体的な回答例は以下の通りです。

【挨拶・名乗り】
「○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。」

【職務経歴(最終学歴)の概要】
「私は△△大学の経済学部を卒業後、食品メーカーのABC株式会社に新卒で入社いたしました。以来、6年間に渡って営業の仕事を中心に働いてきました。
具体的には通算4年間、得意先である卸会社に対するルートセールスをメインに、自社商品の紹介や、プロモーションや販促活動の企画提案を行ってきました。
また、直近の2年間ではチームマネジャーとして、4名のマネジメントも経験しています。」

【自己PR】
「その中で私が培ってきたのは、顧客に信頼される提案力です。
既存顧客との取引が中心となる中、顧客からのニーズを確実に拾い信頼関係を強めるべく、毎月連絡を欠かさず、こまめな提案も心がけました。
結果、年次5年目で年間目標に対して160%の業績をあげ、社長賞も受賞しました。
また、メンバーのマネジメントにおいて傾聴とアウトプットを心がけています。
具体的には、情報発信の場として仕事共有のミーティングを週に1度行い、お互いの努力を認め合う機会を増やしました。
その結果、チーム全体の士気が上がり、2期連続でチーム全員が目標達成できました。」

【志望動機】
「これからは自社の商品だけでなく、もっと幅広い種類の商品の中から顧客にとって最適な選択肢を提案できる仕事がしたいと思い、御社に応募いたしました。
前職で身につけたスキルや経験を活かし、貢献していく所存です。」

【締めの挨拶】
「本日は、どうぞよろしくお願いいたします。」(計591文字)

面接で自己紹介をするときの3つのポイント

面接の自己紹介をうまく乗り切るための、3つのポイントを紹介します。

1内容は職務経歴・自己PR・志望動機の3点セット

転職活動の時の自己紹介では、あなたの培ってきた経験と実績を伝えることが求められます。
どんな仕事をしてきたか(職務経歴)」「どんなスキルがあるのか(自己PR)」「転職して何がしたいのか(志望動機)の3点を確実に伝えましょう。

一方、性格や趣味、特技などを伝える必要はありません。たくさんの要素を一気に伝えてしまうと、「何を伝えたいのか」というポイントがぼやけ、散漫な印象を与えてしまいます。

2自己紹介でも自己PRは具体的に

面接の自己紹介では自己PRが特に重要です。

まずアピールしたいポイントを「提案力」「傾聴とアウトプット」などと、ひとことで表します。その後、そのひとことに説得力を持たせるエピソードを端的に続けましょう。
数字で表せるわかりやすい実績などを盛り込むと、より印象に残りやすくなります。

3自己紹介は3分以内におさめる

面接時の自己紹介は、3分以内が目安です。3分で話せる自己紹介の文字量は、900字が目安。

ただ、話すことがあまり得意でない人は3分という時間にこだわらず、自分が一番伝えておきたいポイントに焦点を絞って話すようにしましょう。
メリハリをつけ、「長い」「散漫」「どんなことをやってきたのか、よくわからない」という印象を与えないようにすることが大切です。

【状況別】面接の自己紹介の回答例・ポイント

よくあるシチュエーション別に、自己紹介の回答例・ポイントをご紹介します。

転職回数が多い場合

(※転職を3社以上しているとき)

○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

社会人歴は今年で12年になりますが、特にABC会社ではそのうちの6年間をかけて、経理担当として会社に貢献してきました。

さまざまな企業や業界で働いた経験から、状況に応じた柔軟な対処能力には自信があります。より事業規模が大きく多岐にわたる御社であれば、その経験や能力を活かすことができると感じ、志望しました。
本日は
どうぞよろしくお願い致します。(197文字)

▼ポイント

転職回数が多い場合の自己紹介は「経験業界ごとにまとめる」「特にアピールしたい仕事をしていた部署や会社だけをピックアップして述べる」などすると良いでしょう。

例えば、業界でまとめる場合「今までは飲食業界で4年間、不動産業界にて2年間、主に人事部に所属してきました」としてもOKです。

自己紹介の段階で、すべてを細かく話す必要はありません。職務経歴の詳細は職務経歴書に記載されています。
面接官には「営業をしていた人」「マーケティングに携わっていた人」という印象さえ与えられれば良いのです。

第二新卒で転職する場合

○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

私は◯◯大学◯◯学部を卒業後、株式会社◯◯に入社し、総務課で2年間勤めてきました。主な仕事内容は社内設備のメンテナンスや備品管理、来客対応や社内イベントの企画・運営です。

総務の仕事を続ける中で、社員に感謝の言葉をいただけるのは嬉しかったものの、もっと社外に目を向け世の中に広く貢献したいと考え、営業の仕事を中心に転職活動をしております。

総務の経験から、気配りや課題発見能力には自信があります。スピーディーかつ的確な顧客対応を強みとされている御社であれば、その能力を活かせると考え志望しました。
本日はどうぞよろしくお願い致します。(291文字)

▼ポイント

第二新卒の自己紹介のポイントは、転職活動を始めた理由と、志望動機を中心に話すことです。
第二新卒は実務経験が浅く、自己PRにつながるような職務経歴が少ないことから、企業側も実績以上に成長意欲主体性といった、仕事に対する姿勢を重視します。
「どうして前職を辞めてその会社で働きたいと思ったのか」という転職理由や志望動機を、前向きな内容で述べるのが効果的です。

また同時に、学生との差をアピールするためにも、敬語や立ち居振る舞いなど、ビジネスマンとしての最低限のマナーも確認しておきましょう。

未経験の職種へ転職する場合

○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

前職の営業職では社外・社内問わず、仕事相手と信頼関係を築き上げることに注力していました。
お客様から感謝の言葉をいただくことも多く、上司からも「職場の雰囲気を明るくする」と評価をいただいておりました。

また、仕事は迅速さと正確さをモットーに、細かい作業系の業務もすすんで取り組んできました。

今後は、前職で培ったコミュニケーション能力や業務処理能力を、社内貢献度の高い事務職といった形で活かしていきたいと考えております。(237文字)

▼ポイント

未経験職種に応募する場合、「職務経歴」よりも「自己PR」に力を入れた自己紹介をしましょう。ポイントは「自己PR」と「志望動機」をうまく繋ぐこと。

「仕事の内容がまったく違うのに、なぜ未経験職種に挑戦しようとしているのか?」と面接官に不審に思われないようにすることが大切です。
前職で得たスキル・強み(自己PR)が、応募先の企業で活かせることを示せれば、納得感のある自己紹介になります。

「1分でお願いします」と言われた場合

○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

前職では6年間、食品メーカーのABC株式会社で主に営業の仕事をしておりました。具体的には、得意先の卸会社に対するルートセールス、自社商品の紹介、プロモーションや販促活動の企画提案を行ってきました。

その中で培った提案力を活かし、年間目標を160%達成するなど、会社に大きく貢献してきました。

今後はより幅広い種類の商品の中から顧客にとって最適な選択肢を提示できる仕事がしたいと思い、御社に応募いたしました。

本日は、どうぞよろしくお願いいたします。(247文字)

▼ポイント

面接の自己紹介で「1分でお願いします」など時間制限を設けられた場合、職務経歴は概要のみを伝え、志望動機はできるだけ一文伝えましょう。自己PRは不要です。

面接官が見ているのは、その場で話をまとめる機転と対応力です。
1分で話すことができる量は、文字数にすると約300文字。短くまとめるコツは、職務経歴を今回の応募企業・応募職種に一番活かせるものだけにピックアップすること。

「この人は営業を長い間やっていたんだな」など、簡潔な印象を面接官に与えられます。伝える要素の取捨選択に困っている方は「深堀りしてほしい話をする」という基準で内容を考えてみましょう。

コラム:転職の面接マナー、キホンをおさらい

面接において最低限守るべき2つの基本的なマナーを、面接前に確認しておきましょう。

1明るい表情かつ、大きな声ではっきりと話す

面接中は明るくハキハキと話しましょう視覚や聴覚を使って感じ取られる印象は、その人のイメージを大きく左右します。

まっすぐ面接官の顔を見て、声を前に送るイメージで。小さい声やこもった声は、消極的な人物に見られがちです。
声があまり大きくない人は、
言葉尻をはっきり発声するよう心がけると良いでしょう。

2はじめと終わりの「挨拶」を忘れない

面接の自己紹介では、はじめと終わりの挨拶を忘れずに。挨拶もなくはじまる自己紹介は、面接官に唐突な印象を与えます。また、自己紹介を締める挨拶がないものも、歯切れの悪い印象です。

具体的には、自己紹介の始めは「○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます」と一言を。話が終わったときには「本日は、どうぞよろしくお願いいたします」と締めましょう。

まとめ

第一印象を決める面接での自己紹介。端的に伝えることで、絶好のアピールになります。回答例を見ながら、ご自身の自己紹介を組み立ててみてください。
面接前に何度か声に出して練習しておくのがおすすめです。

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