書き間違いを修正する正しい方法 履歴書で修正テープは使ってOK?
履歴書を作る際にうっかり書き間違えたり、見直し中に誤字や脱字を見つけたりしたとき、「修正したいけれど、そもそも修正していいのか」と悩む人も多いでしょう。
今回は、履歴書を書き間違えてしまったときの正しい対処方法と、間違いを繰り返さないための書き方を紹介します。
履歴書を書き間違えたら?修正テープ・修正液はOK?
使用はNG。イチから書き直しましょう
履歴書を書き間違えても、修正テープや修正液などを使って修正してはいけません。カッターや砂消しゴムで書き間違えた部分を削り取るのもNGです。
履歴書は企業が応募者のことを最初に判断する大切な書類です。書き損じたらイチから書き直しましょう。
応募意欲が低いと思われてしまう可能性も
履歴書で書き間違えた時に、修正テープや修正液を使うと用紙に凹凸ができ、修正箇所が逆に目立ってしまうだけではなく、企業に「丁寧に作成するつもりがない」と判断され、応募意欲が低いとみなされる可能性も高まります。
さらには、「仕事面でも慎重さに欠けそう」「計画性がなさそう」といったネガティブな印象を与えてしまうことも。
書類選考が通らなかった場合に「履歴書を修正したせいかも…」と後悔しないために、少し大変でもイチから書き直したほうが良いでしょう。
指定がなければパソコン作成がおすすめ
企業から作成方法を指定されていない場合は、手書きではなくパソコン作成がおすすめです。間違えてしまっても簡単に修正できます。
下記の記事では無料の履歴書テンプレートを9種類用意しているので、使いやすいものをダウンロードしてご利用ください。
どうしても履歴書を修正したい場合は?
「二重線+訂正印」で上から正しい内容を書く
履歴書をどうしても修正したい場合は、間違えてしまった部分に二重線を引き、その上から自分の名字の訂正印を押してください。
修正内容はその上の余白に書くのが基本ですが、スペースがなければ下や横に書いても問題ありません。
見栄えは少々悪いですが、修正テープや修正液を使ったり、黒く塗りつぶしたりするよりは「ビジネスマナーを理解している」と判断してもらえるでしょう。
そもそも訂正印とは?
訂正印とは、公的な文書の間違いを訂正するときに使う印鑑のこと。通常の印鑑よりもサイズが小さい6mm前後の印鑑を使うのが一般的ですが、通常の印鑑を「訂正印」として使ってもOKです。
朱肉を使う印鑑(認印)を使用するのが無難ですが、シヤチハタ(浸透印)などでも問題ありません。浸透印は、100円均一の店や文具店で手軽に購入できます。
履歴書で書き間違いを防ぐ3つの方法
履歴書の書き直しを避けるためには丁寧に作成することが大切です。
ここでは、書き間違いを未然に防ぐ3つの方法についてくわしく解説します。
1)事前に鉛筆で下書きする
履歴書を手書きする場合、まず鉛筆で薄く下書きをしておくと、書き間違いのリスクを減らせます。
ボールペンで清書した後は、インクがにじまないように完全に乾いてから消しゴムを使いましょう。最後に鉛筆の下書きが残っていないか確認してください。
2)共通項目を埋めた見本を作る
複数の履歴書を手書きする場合は「志望動機」「自己PR」などの自由記述欄以外の項目をあらかじめ埋めた見本を作っておくのもおすすめです。
見本を見ながら書くことで、書き間違いを防ぐことにつながります。
3)パソコンで作成する
応募先の企業から手書きの指定がない場合は、パソコンでの履歴書作成もおすすめです。
手書きのように書き損じる心配がなく、間違いに気づいたらすぐに修正できるメリットもあります。
Wordファイルで作成する場合、「校閲機能」を使えば誤字脱字の見落としも防げます。
履歴書の正しい書き方を確認しよう
これから履歴書を書き直す人も、やむを得ず訂正印を押して修正する人も、さらなるミスを防ぐために改めて履歴書の正しい書き方をおさらいしておきましょう。
下記の記事では、各記入欄の書き方や提出方法別のマナーについて解説しています。
この記事の執筆者
「転職Hacks」編集部
株式会社クイック
株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。