【図解付き】 履歴書の正しい折り方・封筒への入れ方

履歴書を封筒に入れる際、どのような折り方が正しいのでしょうか?

この記事では、履歴書の正しい折り方と、封筒への入れ方を、画像付きで紹介します。

履歴書の折り方は、原則「二つ折り」

履歴書は、基本的に二つ折り(A3、またはB4サイズで作成した場合)※A4・B5サイズで作成した場合は、折らない|三つ折り、四つ折りは原則NG

履歴書や職務経歴書など、転職活動における書類のサイズは、A4またはB5サイズで揃えるのが一般的です。

そのため、A3・B4サイズの見開きで履歴書を作成した場合は、二つ折りにして「A4・B5サイズ」で提出しましょう。もとからA4・B5サイズで履歴書を作成している場合は、折らずに提出します。

なお、三つ折りや四つ折りは、書類の記入面に折り目が入って読みづらくなるため、基本的には避けてください

「二つ折り」の履歴書の折り方

見開きの履歴書を二つ折りにする場合は、記入面が外側になるようにして中心で折ります。もとから二つ折りの状態で販売されている市販の履歴書を使う場合は、それ以上折る必要はありません。

【記入面が外側に来るよう、中心線で二つ折りに】

折り方が雑だと、採用担当者に「雑な仕事をする人かもしれない」といった先入観を与えるリスクがあるため、下記の手順に沿ってキレイに折ることを心がけましょう

〈キレイに折るための手順〉

  1. 履歴書を、汚れていない机の上に置く
  2. 履歴書の角と角を合わせる
  3. 中心線で二つ折りになるよう、軽く折る
  4. ズレが無いことを確認したら、定規などで強めに折り目をつける

(1)汚れていない机の上に履歴書を置く (2)履歴書の端と端を合わせる (3)中心線で二つ折りになるよう、軽く折る (4)定規などで強めに折り目をつければ完成

三つ折りでもOKなケースもある

読みづらくなったり、ファイリングやコピーがしにくくなったりするため、三つ折り・四つ折りは原則として避けるのがマナーです。

一方で、下記のケースに限っては、三つ折りにしてもOKとされています。

〈三つ折りでもOKなケース〉

郵送・返信用封筒が小さく、三つ折りにしないと入らない場合 三つ折りにしないと書類が入らないようなら、折って提出してOK(郵送・返信用封筒が用意されている場合は、基本的にそれを使って提出するのがマナー)。
連絡先などの確認のため「形式的に」履歴書を提出する場合

アルバイトの募集などで、氏名や住所を確認するために形式的に履歴書を提出する場合は、三つ折りにしてもOK

ただし、形式的な確認かどうか判断がつかない場合は、二つ折りで提出するのが安全

なお、上記に当てはまるケースでも「四つ折り」はNGなので、注意しましょう。

「三つ折り」の履歴書の折り方

履歴書を三つ折りにする場合も、まずはA3・B4サイズの用紙を二つ折りにして「A4・B5サイズ」にするところからスタートします。

その後は、下記の手順で履歴書の上部1/3が手前に来るように「Z字状」に折りましょう。なお、複数枚の書類を同封する場合は、すべて重ねて三つ折りにしてください。

〈三つ折りの手順〉

  1. 記入面が外側になるように、履歴書を二つ折りにする
    (もともとA4・B5サイズで履歴書を作成している場合は、二つ折りせず2へ)
  2. 履歴書の上部1/3(名前や写真がある部分)が手前に来るように、山折りにする
  3. 横から見て「Z」字状になるように、下部1/3を谷折りにする

1記入面が外側になるように、履歴書を二つ折りにする (もともとA4・B5サイズで履歴書を作成している場合は、二つ折りせず2へ)2 履歴書の上部1/3(名前や写真がある部分)が手前に来るように、山折りにする 3横から見て「Z」字状になるように、下部1/3を谷折りにする

封筒への入れ方

二つ折り・三つ折りそれぞれに適した「封筒の選び方」と、履歴書の「入れ方」を画像付きで解説します。

封筒の選び方

封筒のサイズは、二つ折りの場合は「角形2号(角2)」を、三つ折りの場合は「長形3号(長3)」を選んでください。

なお、封筒の色は「白色を選びましょう。茶封筒は事務処理に使うものなので、履歴書を送る場合は不適切です。

〈封筒の選び方〉

  • 二つ折りの場合は「角形2号(角2)」サイズ。
  • 三つ折りの場合は「長形3号(長3)」サイズ。
  • 封筒の色は「白色」を選ぶ

~折り方に合わせた、履歴書の封筒の選び方~「二つ折り」は角形2号、「三つ折り」は長形3号封筒の宛名をまだ書いていない場合は、下記の記事を参考にして記入しましょう。

「二つ折り」の場合の入れ方

二つ折りの場合、同封する書類をすべてクリアファイルにまとめてから、書類の表面が封筒の表面にくるようにに入れましょう。書類の上下も、封筒の上下と合わせます。

なお、書類を重ねる順番も決まっています。

上から「1.送付状」→「2.履歴書」→「3.職務経歴書」→「4.その他の応募書類」の順になるようにしてください。

1.送付状 2.履歴書 3.職務経歴書 4.その他の応募書類

「三つ折り」の場合の入れ方

三つ折りの場合、同封する書類をまとめて三つ折りにしてから封筒に入れます。書類の向きは、封筒の表面から見たときに「履歴書の顔写真(右上)」が上側にくるようにしてください。

また、二つ折りと同様に書類を重ねる順番も決まっています。

上から「1.送付状」→「2.履歴書」→「3.職務経歴書」→「4.その他の応募書類」の順になるように重ねましょう。

書類をまとめて三つ折りにする。履歴書の顔写真(右上)が上にくるようにして、封筒に入れる。

封筒の宛名をまだ書いていない場合は、下記の記事を参考にして記入しましょう。

 

履歴書の折り方に関する、よくある疑問

Q.手渡しする場合は、折らないほうがいい?

A.基本は「二つ折り」で持参する。

面接に持参する場合など、手渡しで履歴書を提出する場合は、二つ折り(A4・B5サイズ)で提出しましょう。三つ折りはマナー違反となるためNGです。

持ち運ぶ際には、折れ曲がりや汚れを防ぐため、書類一式をクリアファイルに挟んで封筒に入れて持参します。

企業の受付で提出することもあるので、郵送時と同じく封筒の表面に「応募書在中」と赤字で書き、裏面には「住所・氏名、持参日」を記載しておきましょう。

手渡しする場合、履歴書を入れる封筒には、表に履歴書在中と記入。裏には持参日と、住所・氏名を書きましょう。

手渡しの正しい方法・マナーは下記の記事でくわしく解説しているので、こちらも参考にしてください。

Q.パート・アルバイトの場合、三つ折りでもいいって本当?

A.可能なケースもあるが、二つ折りが無難。

パートやアルバイト、派遣社員の募集では、正社員募集と比べて三つ折りの履歴書が許容されやすい傾向があります。

特に、住所や氏名などの形式的な確認のために履歴書を提出するケースでは、三つ折りでも問題ないことが多いようです。

ただし、履歴書の読みやすさや取り回しやすさなど、採用担当者への配慮・マナーの観点で、A3・B4サイズの履歴書は二つ折りで提出するのがおすすめです。採用担当者によっては、折り目をつけることで印象が悪くなることもあるので、危ない橋は渡らないのが得策でしょう。

この記事の執筆者

ライター・編集者

久保田 敦大

株式会社クイック

転職Hacks編集部のライター・編集者。

大手求人メディアにて求人票や転職ノウハウ記事の制作を手掛けたのち、転職Hacks編集部に参画。自身の転職経験を活かした「実践的なノウハウ記事」が強みで、企業研究から入社の手続きまで、転職活動の全体をフォローしている。

転職時に自身も感じていた「わかりにくい!」というモヤモヤを解消すべく、どこよりも分かりやすい記事づくりに日々邁進中。

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