モチベーション
内容
モチベーション(motivation)とは、日本語で「動機づけ」と訳されます。心理学的には、目標を実現するための方向付けや行動のことを指します。一般的には、企業などにおいて社員のやる気などを高める動機づけという意味となります。 社員にとって、モチベーションの主な要因は賃金と考えられがちです。従来、社員のモチベーションは賃金の額によって左右されるものとされ、そのための対策として社員の賃金が勤続年数によって上昇する年功給などの対策がとられてきました。しかし、賃金だけで社員のモチベーションを高めるのは困難であり、人間的成長や仕事の充実などでのモチベーション上昇の重要性も指摘されています。 日本の企業では年功給は減少傾向にあり、その代わりに「いかに社員のモチベーションを高める要因を提供するか」という問題が重要となっています。社員から見た場合は「この企業で働く喜びや誇り」といったことが感じられるかどうかが、重要なモチベーションの要因となっていると見られています。また、転職希望者や就職活動中の者にとっても、社員が人間的成長や仕事の充実などを感じられるかが応募の主な理由となっています。