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サービス残業

内容

サービス残業とは、雇用主から正規の賃金(労働基準法が定める時間外労働手当て)が支払われない時間外労働のことで、労働基準法に違反した賃金不払残業のことです。サービス残業は、過労死や過労自殺の原因となることもあり、サービス残業の存在を知りつつ放置することは、刑事罰にあたる違反行為です。しかし実際には、報復人事(左遷など)をされる恐れがあるため、黙って従ってしまっているケースも少なくありません。 サービス残業は、1)労働者に残業申請を行わせない、2)裁量労働制を利用する、3)管理職に昇進させる、4)職場外での仕事を強制する、といった形で発生することが多いようです。 1)の「労働者に残業申請を行わせない」という形でのサービス残業は、有形・無形の圧力で残業申請を行わせないというものです。
2)の「裁量労働制を利用する」という形でのサービス残業は、成果主義を導入していることで時間管理が行われないため、残業をいくらしても残業手当が発生しないというものです。
3)の「管理職に昇進させる」という形でのサービス残業は、管理職には労働基準法の定める労働時間などの規定が適用されないことを利用し、管理職に昇進させることで残業手当をカットするというものです。
4)の「職場外での仕事を強制する」という形でのサービス残業は、仕事を持ち帰らせるというものです。職場での残業は認められないが、仕事の完了が強く求められているときに発生しやすいようです。