退職
内容
退職とは、就いている仕事を辞めることを言います。退職とほぼ同様の意味を持つ語として辞職がありますが、これは役員以上の方が会社を辞める場合に用いられることが多くなっています。役員ではない通常の従業員の場合は退職となります。
退職によって労働契約は終了になりますが、同じ労働契約の終了でも、会社側の都合から一方的な解約をされ退職となる「解雇」と、従業員側の自己都合の退職である、一般的に言われる「退職」とに大きく二つに分けられます。
一般的に言われる退職の場合には退職願の提出が必要になってきます。退職願は、民法では退職の最低二週間前に提出するように規定されており、通常は一ヶ月前に提出するように多くの企業の就業規則で定められているようです。辞表とほぼ同義で使われますが、辞表は辞職と同様に、役員以上の方が使う場合がほとんどになっています。退職届は類語ですが、表題は「退職願」とした方が相応しいでしょう。「申し出の上、承認してもらう」という意志を表すためです。
会社側は従業員が提出した退職願を拒むことはできませんが、従業員側も残務管理や業務の引き継ぎなどをしっかりと行い、退職日まではその会社の一員として勤め上げてから退職しなければなりません。