色や着用時の注意点も解説 コロナ禍の面接、マスクはどうする?
コロナ禍で外出時、面会時のマスク着用が当たり前になった今、面接時のマスクはどうすればいいのでしょうか?
面接時にマスクをつけるべきか否か、つける際のマナーや注意点について解説します。
面接中、マスクはつけたままでいいの?
対面なら着用、オンラインなら外す
面接時のマスクは、企業に出向き対面で受ける場合、着用したままで問題ありません。新型コロナウイルスの感染拡大にともない、多くの企業でマスク着用での面接が一般化しています。
ただし本人確認のため、採用担当者に一度マスクを外すよう指示されることも。その際は「失礼いたします」と言ってから、そっと外しましょう。
一方、オンラインで受けるWeb面接の場合、マスクは外すのが基本です。
事前に一言、確認しておく
マスクをつけたまま面接を受ける場合、面接が始まる前に挨拶がてら「面接中、マスクはつけたままで(外したほうが)よろしいでしょうか?」などと、面接官に一言確認をとりましょう。丁寧な印象になります。
面接にふさわしいマスクの色・デザイン
白色の無地が無難
面接で着用するマスクは、白い無地のものが無難です。布製でも問題ありませんが、市販されている使い捨ての不織布マスクが一般的でしょう。
黒などの色付き、柄物はNG
黒やベージュ、ピンクといった色付きマスクは、面接時には避けましょう。カジュアルな印象になるからです。マナーや清潔感に厳しい業界・企業では、マスクの色だけで不採用が決まることもあります。
また、ボーダーやドットといった柄物、ロゴやキャラクターが刺繍・プリントされているようなものもNG。本人はオシャレのつもりでも、良からぬ印象を与えかねません。
マスクをつけて面接するときの注意点
マスクをつけたまま面接を受けるとき、注意したい5つのポイントを紹介します。
- ゆっくり、はっきりとした口調で話す
- 前髪は上げるか横に流す
- 目から笑顔をつくるよう意識する
- ジェスチャーで工夫を
- メガネがくもらないよう注意
ゆっくり、はっきりとした口調で話す
マスクを着用して面接を受ける場合、いつもよりゆっくり、はっきりとした口調で話すよう意識しましょう。マスクによって声がこもりがちになるからです。
面接官から「聞き取りづらかったので、もう一度お願いします」などと聞き返されるようなことが続くと、印象も良くないでしょう。
不安な場合、マスクをつけた状態で録音し、問題なく聞き取れるか確認しておくのがおすすめです。
前髪は上げるか横に流す
マスク着用で面接を受ける場合、前髪は上げるか横に流すかして、おでこを出すようにしましょう。
前髪が重たくおでこまで隠れていると、マスクとの隙間から目元しか見えず、表情が読み取りにくいため、内向的で暗い印象を与えてしまうからです。
髪色や長さなど、その他の髪型の注意点については、下記の記事でくわしく解説しています。
目から笑顔をつくるよう意識する
マスクをつけて面接を受ける場合「目から笑顔をつくる」ことを心がけましょう。マスクで口元が隠れている分、目元以外から表情が読み取りづらいからです。
無愛想で暗い印象を与えないためにも、いつもより目元を意識した笑顔をつくりましょう。
ジェスチャーで工夫を
マスク着用の面接では、いつもよりジェスチャーを多く使うのがおすすめです。マスクで表情がわかりづらい分、手振り身振りが話の緩急や感情、採用担当者への共感を表現するのに役立ちます。
ただし、面接中に肘を机につけないよう注意。面接官が話しているときに指を組んだりいじったりするのもNGです。
自分が話すとき以外、手は軽く閉じて拳をつくり、膝の上にのせておきましょう。
メガネがくもらないよう注意
普段からメガネをしている場合、面接中にマスクがくもらないよう注意しましょう。視界が遮られることはもちろん、採用担当者にもいらぬ気を使わせてしまいます。
メガネを製造販売しているZoffによると、メガネがくもらないようにするための対策は下記の5つ。
〈マスクでできる対策〉
- 鼻パッド付きのマスクにする
- マスクの上部を内側に折り込む
- 折ったティッシュをマスクの内側に添える
〈メガネでできる対策〉
- レンズにくもり止めスプレーをする
- レンズにコーティングをする
※参考:
マスクでメガネが曇る原因は? 今日からできるレンズの曇り対策|Zoff
マスクでできる対策は、マスク上部から息が漏れないようにするというもの。鼻パッドやティッシュなど安価ですぐできる一方、効果が不十分なこともあります。
メガネでできる対策は、くもらなくなるようレンズ自体に工夫をするというもの。十分な効果が期待できますが、費用と時間がかかります。
状況に応じて、自分に合った対策を選びましょう。
面接当日の流れも知っておこう
面接時のマナーはマスクだけに限りません。受付や入退室のマナーについて、下記の記事からおさらいしておきましょう。
オンライン上のWeb面接の場合、機材・ツールの準備や設定に戸惑うことも。Web面接時のポイントについて、下記の記事からあらかじめ対策しておきましょう。
その他、質問対策や服装、連絡時のマナーなど、面接対策でやるべきことのすべてを、下記の「面接ガイド」でまとめています。