ばれる?ばれない? 失業保険の受け取り中でもバイトしたい!

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失業保険の受給中でもアルバイトをすることは可能です。ただし以下の4つのポイントをおさえましょう。

失業保険受給中にアルバイトをする場合のポイント…(1)アルバイトをするなら待機期間終了後から(2)1日4時間以上働けば減額されない(3)勤務時間は週20時間以内、契約期間は31日未満に抑える(4)失業認定申告書をハローワークに提出する

以下で詳しく解説します。

失業保険受給中のアルバイトは待機期間終了後から

ハローワークで失業保険の手続きをしてから7日間の「待機期間」は、アルバイトをしてはいけません

待機期間とは、申請者が本当に失業状態かを調査する期間のこと。待機期間中にアルバイトをすると就業中とみなされ、失業保険の給付が遅れる可能性があります。

失業保険受給中にアルバイトをしたいなら、待機期間の終了後にしましょう。

失業保険受給中にアルバイトできる期間・できない期間のイメージ。会社都合退職・自己都合退職でも待機期間以外はアルバイトができる。

待機期間中の調査によって失業状態であることが認められれば、会社都合で退職した場合は【待機期間終了後すぐ】、自己都合で退職した場合は【待機期間+3ヶ月の給付制限期間後から】失業保険が給付されます。

※失業保険について詳しくは→きちんと手続きすれば損しない!自己都合退職での、失業保険の受け取り方

1日4時間以上働けば減額されない

アルバイトをしながら失業保険を受け取る場合、1日4時間以上働けば受給額を減額されません

1日4時間以上のアルバイトでは、支給日は繰越で先延ばしになるものの、後からその分の失業手当が全額受け取れるからです。

1日4時間以上のアルバイトを行った場合の、支給日繰越しイメージ

ただし、失業保険をもらえる期限は1年間以内。先延ばしをしすぎて1年を過ぎると、その分はもらえないため要注意。

受給期間中のアルバイトはあくまで一時的な生活費の足しと考えて、早めに本格的な転職活動を行うのがベストです。

4時間未満の場合は減額の可能性も

1日4時間未満のアルバイトは、アルバイト収入と前職の収入の兼ね合いによって差額が調整され、失業手当が減額される可能性があります

この場合は「内職または手伝い」という扱いになっています。

コラム:失業手当の計算の仕方

失業手当支給額には以下の計算方法が適用されます。受け取れる額が気になる方は、参考にしてみてください。

<失業手当支給額の計算方法>

A:基本手当日額+アルバイト等での1日分の収入額-控除額
B:前職での賃金日額(※)×0.8

  • A<BまたはA=B → 全額支給
  • B<A → 差額が減額されて支給(1日4時間未満のアルバイトをした場合)
  • B<1日分のアルバイト収入 → 支給なし

※賃金日額とは、前職の6ヶ月分の賃金(通勤手当、住宅手当、残業手当などを含む総支給額)を180日で割ったもので、ボーナスや退職金は含まれません。

労働時間は週20時間以内、契約期間は31日未満に

アルバイトをしながら失業手当も受け取りたい場合、労働時間は週20時間以内、契約期間は31日未満に抑えましょう

アルバイトであっても「1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上の雇用が見込まれる」場合、雇用保険の加入条件を満たすことになり、失業手当の受給資格を失ってしまいます。

失業保険受給中のアルバイトは、1日の労働時間だけでなく、週の労働時間や契約期間にも配慮が必要です。

ハローワークへの申告が必須

失業保険受給期間中にアルバイトをする場合、労働時間にかかわらず「失業認定申告書」でハローワークに申告しなければなりません

1日4時間以上のアルバイトは「就職・就労」、1日4時間未満のアルバイトは「内職・手伝い」ですが、どちらも申告が必要となり、働いた日数や収入などを記入します。

失業保険を受け取るには、4週間に1度ハローワークに出向いて失業認定を受ける必要があります。そのときにアルバイトの無申告、うその記載が発覚した場合、失業給付の不正受給として罰則が適用されるので注意しましょう。

失業認定申告書

失業認定申告書の様式

アルバイトを申告しないとばれる?ばれない?

失業保険受給中に申告なしでアルバイトをすると、ばれることがあります

失業保険受給中のアルバイトに関して、無申告や虚偽申告がばれた場合、失業手当が打ち切りになるうえに、不正受給額の返還や罰則金の納付といったペナルティがあります。隠すことは信頼性・金銭面の両方で高リスクです。

黙っていたことがばれると3倍返しに

不正受給をした場合、基本手当と同額の返還支給額の2倍に相当する額の支払いが命じられ、結果として「3倍返し」になってしまいます。

失業保険受給中、アルバイトや自営業などで収入を得ていることを申告しなかった場合、不正受給とみなされ、その後は失業手当が一切支給されなくなります。少しのお金を稼ぐために、大きな代償を払うことになります。 

どうしてばれるの?

アルバイトの無申告がばれる要因としては、以下のようなものが挙げられます。

  • アルバイト先での雇用保険の加入
  • アルバイト先とハローワークに提出するマイナンバー
  • 第三者からの密告

雇用のセーフティネットを、不正に利用してはいけません。アルバイトをする場合はきちんと申告するようにしましょう。

まとめ

労働時間や勤務日数を守ることで、失業保険を受給しながらのアルバイトは可能です。

正しい手続き行い、スムーズに給付金を受け取れるようにしましょう。

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