「なし」・漢数字でもOK? 退職願の日付の書き方

退職願の日付について、正しい書き方だけでなく、日付が決まっていないときの正しい対応や、有給の取り方などもご紹介します。

退職願の日付は「なし」でも良い?

退職願の日付は2ヶ所に書く!「なし」はNG

退職願には、日付を書く場所が本文中と署名の前の2ヶ所あります。いずれも書かないのはNGです。

本文中の「この度、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって退職致したく~」の部分には退職希望日を、署名の前には提出日を書きます。

退職願の書き方例と日付を記入する位置

退職希望日を書いておかないと、企業側の都合で日付を決められトラブルとなる恐れがあるため、しっかり書いて提出しましょう。

一般的に、退職希望日は退職願の提出前に上司と口頭で相談して決めることが多いようです。上司と十分に話し合って納得のいく日付を決めましょう。

退職願の日付は漢数字?退職願の正しい書き方

日付は漢数字で書くのかなど、退職届の書き方のポイントをまとめました。

退職願の日付は漢数字が基本

退職願の日付は基本的に漢数字で書きます。ほとんどの場合、退職願は縦書きで書くものだからです。

ただし、企業側から横書きでの提出を求められた場合、アラビア数字(算用数字)を用いても構いません。

年は和暦・西暦いずれも可

日付の年は和暦(平成〇〇年)と西暦(20XX年)のどちらでもOK。ただし、退職願の中で統一するようにしましょう。

※退職願の書き方について詳しくは→文例・テンプレ付き 退職届・退職願の書き方

退職「願」なら日付変更は可能?

退職願の承認前ならば、提出後でも退職希望日の変更が可能なケースもあります。変更したい場合は退職を相談した上司に打診しましょう。

企業によっては日付変更通知書の提出が求められるので、以下の例文を参考にしてください。

株式会社◇◇ソリューションズ
代表取締役社長 就職 良男 様
退職願の日付変更通知書
私は、貴社に対し、平成〇○年〇月〇日付退職届をもって退職を希望する旨申し込みましたが、都合により当該退職希望日を平成××年×月×日に変更いたします。
以上
平成△△年△月△日
□□事業部□□課
転職 太郎

ちなみに、退職「届」の場合は変更ができません。退職「届」は退職の告知書類であり、退職が確定している人が出すものだからです。

退職「願」はあくまでもお願いをするための文書なので、退職届とは別物です。

賢い退職日の決め方~有給はどうする?

退職願の退職希望日はどのように決めれば良いのでしょうか? 円満退職につながる、賢い退職日の決め方を解説します。

余裕を持った日付の設定を

退職希望日は、引き継ぎや有給消化にかかる期間をふまえ、1ヶ月以上先など余裕を持って設定しましょう。

退職から転職先への入社までのステップは以下の通りです。

退職から転職先への入社までのステップ:1.転職先の内定獲得→2.上司に退職の相談→3.退職願の提出→4.退職までに必要な業務の引き継ぎ→5.有休消化→6.退職→7.転職先に入社

スムーズに進んだ場合でも1ヶ月程度かかりますが、民法では「2週間前までの退職(辞職)の申し入れ」があれば退職は可能となっていますので、有給をすべて使用しており、引き継ぎ事項が少ないといった場合はスピーディーに退職できることも。

その時の状況を踏まえた上で退職希望日を設定しましょう。

※退職時期について詳しくは→1月末退職が狙い目? 退職時期の損得を左右する3つの要因

退職日の設定で意識すべき3つのポイント

余裕を持った退職日を設定するために意識すべきことは以下の3つです。

1就業規則を確認する

退職前に、必ず就業規則を確認しましょう。

就業規則には「退職の場合は◯ヶ月前に申告すること」と明記されていることがほとんど。できるだけこの期間は守った方が無難です。

なぜなら、引き継ぎにかかる期間や有給などを考慮した上で、その企業にとって最も適切な期間だとされているからです。

2業務に支障を出さない

責任者として担当している案件や関わっているプロジェクトがある場合、できる限りそれらの完了後か切りの良いタイミングで退職日を決めるのがベター。業務に支障が出ないように配慮するのが社会人としてのマナーです。

同じ理由で、繁忙期からもできるだけずらすようにしましょう。

もし長期のプロジェクトで完了の目途が立たない場合、引継ぎをしっかりしてください。

3残っている有給の日数を確認する

給与明細の有給欄で有給の残日数を確認しましょう。

わからない場合、人事などの担当者に確認すると良いでしょう。

退職前の期間には有給消化の日数を含めることが可能です。退職希望日は有休消化の期間を十分にとった上で設定しましょう。

退職前に賢く有給を消化するコツ

有給消化の際は、業務に支障が出ないようにするのが鉄則。上司とよく話し合って、無理のないプランを立てましょう。

場合によっては有給取得が認められないこともあります。その場合、まずは引き継ぎ期間が十分あるか確認し、もう一度申請してみましょう。それでも許可がもらえないなら、さらに上の上司や人事・総務部に相談します。

有給は在職中に消化するのが原則ですが、どうしても消化しきれない場合、会社側に有給を買い取ってもらえる場合もあります。

※退職前の有給消化について詳しくは→退職前の賢い有給消化マニュアル

まとめ

退職願の日付は基本的に2箇所。どちらもしっかりと記入し、「なし」は避けましょう。また、退職願はほとんどが縦書きなので、日付も漢数字で書くようにしましょう。

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