ポイント&サンプル集 「サービスエンジニア」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページではサービスエンジニアに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
サービスエンジニアが盛り込むべき内容
サービスエンジニアの経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を経験して(業務内容)
- どのような業務を担当していたか(業務内容、取り扱い製品など)
- どれくらいの期間務めたか
あなたの業務内容と扱ってきた製品について、イメージしてもらうための情報です。【職務内容】欄に、担当した業務内容をすべて列挙しましょう。
サービスエンジニアの場合、前職で取り扱っていた製品と同じジャンルか、あるいは近いものを製造する企業への転職が有利になります。取り扱ってきた製品の具体例な名称や種類を列挙しましょう。
一方、異なるジャンルの製品を取り扱う企業に転職したい場合は、パソコンやサーバーなどの基幹システムに関する汎用性の高い知識やスキルについて【活かせる経験・資格・知識・スキル】欄などに記載しましょう。
2.どのような工夫をして(スキル)
〈工夫の具体例〉
- お客様に安心して使用してもらうために、マニュアルに沿った説明だけではなく、実際に目の前で使い方をレクチャーしていた
- 1ヶ月ごとの現場訪問以外にも、定期的な電話にて不便はないかお伺いし、何気ないコミュニケーションから信頼関係の構築を図った
あなたが業務を行う上で意識していたポイントや工夫点を【職務経歴】欄や【自己PR】欄に記載しましょう。
サービスエンジニアは機器の扱い方をわかりやすく顧客に説明する職種であるため、顧客との良好な関係構築のための具体的なエピソードがあると、コミュニケーションスキルが伝わりやすくなります。
3、どのくらいの実績を上げたか(成果)
【2】の工夫点と一緒に、どのような実績・成果をあげたのかも記載しましょう。コミュニケーションスキルに対する評価のほか、業務効率化の経験や販売実績、新規顧客獲得件数など、数値で表現できる成果は担当者の印象に残りやすくなるため、必ず記載します。
〈具体例〉
- メンテナンスマニュアルを作成し、社内で共有したところ、作業時間が10%削減された。
- メンテナンスの対応を気に入っていただけて、追加受注につながった。
例文・サンプル
3つのポイントに基づいて作成した、サービスエンジニアの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
サービスエンジニアならではのポイント
実務スキルをアピールする
サービスエンジニアとして培ってきた実務スキルなどを記載することで、対応可能範囲をわかりやすく伝えることができます。
また、対顧客だけでなく、社内での業務改善につながったエピソードもあれば書きましょう。例えば「顧客からのクレームをもとに、よくある問い合わせ集を作成し、不具合のときも電話対応だけで解決できるように効率化した」などです。
顧客への対応能力をアピールする
サービスエンジニアは顧客との信頼関係の構築が大切になるため、コミュニケーション能力をアピールしましょう。顧客対応をする上で意識したことや工夫したことは【自己PR】の欄に、具体的なエピソードと一緒に記載します。
また、工夫や努力によって得られた評価・実績も必ず併記しましょう。
職務経歴書が完成した後は…
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。