ポイント&サンプル集 「ホテルスタッフ」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページではホテルスタッフに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
ホテルスタッフで盛り込みたい内容
ホテルスタッフの経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の4つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、詳しく見ていきましょう。
1.何を(業務内容、ホテル規模)
- どのような業務を担当していたか(フロント、キッチン、清掃など)
- どれくらいの期間務めたか
- どれくらいの規模のホテルか
ホテルスタッフの業務で培ったスキルをイメージしてもらうための情報です。
あなたがどのような業務を担当していて、それぞれどの程度のスキルなのかを具体的に書くことで、採用担当者は業務内容との相性や対応範囲について判断することができます。
また、部屋数や収容人数、客室稼働率など、ホテルの規模感を伝えるための基本情報も忘れずに記載しましょう。
2.誰に(顧客)
- どのような顧客を担当したか
- 外国人観光客の対応の有無
自分が接客していた顧客層をイメージしてもらうための情報です。職業や年齢など、自分が担当した顧客の属性について具体的に書くことで、顧客との相性をより具体的に想像してもらいやすくなります。
また、海外向け事業のある企業に応募する場合、外国人に対応した経験を明記しておくことで、語学スキルや対応能力を判断してもらいやすくなるでしょう。
3.どれだけの実績・成果を
- お客様満足度(〇%・〇位、〇年連続達成)
- リピーター率
- 外国人宿泊者〇%アップ(外国人宿泊者向けにサービスを始めた場合)
実績は、採用担当者が応募者のスキルの高さを把握するための大切な情報です。
「口コミサイトの評価」「お客様満足度」などのホテル業界でよく使われる指標は、個人の実績よりも、ホテル全体としての実績で見なされることが多くあります。
自分がその実績に対してどのように貢献したのかもあわせて記載することで、目標達成に向けた業務遂行能力をアピールすることができます。
4.どのようにして挙げたか
目標を達成し、実績を積むために行っていた工夫やスキルを記載することで、業務に対する対応能力をアピールすることができます。
特にホテル業界では顧客に対するホスピタリティ精神、対応力に重点を置かれるため、あなたが接客で心掛けていたことや、行ったサービスによって顧客が喜んでくれた具体的なエピソードを記載することで、より説得力が増します。
具体的なエピソードの記入例
- ホテル周辺の地理に詳しくないことでお困りのお客様が多かったため、おすすめの観光スポットや飲食店とそのアクセスを提案した。
- 外国人観光客のお客様に向けて、ホテルの周辺施設の案内図や、人気の観光スポットの情報をまとめた英語資料を作成した。
例文・サンプル集
4つのポイントに基づいて作成した、ホテルスタッフの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
ホテルスタッフならではのポイント
ホスピタリティの精神をアピールする
ホテル業界で大切になるのは宿泊客に対するホスピタリティの精神です。宿泊客が快適な時間を過ごせるように、高度なコミュニケーション能力が求められます。こうしたスキルは他業種・他職種でも重要視されることが多いため、実際の具体的な接客エピソードを用いてアピールするといいでしょう。
語学スキル
外国人観光客を積極的に受け入れているホテルでは、一日に何組もの外国人宿泊客を接客することがあるでしょう。特に多かった国籍や、外国人観光客を接客するにあたって工夫したことなどを記載することで、語学スキルをアピールすることができます。TOEICを受験している、日常会話ができるレベルなど、自分の語学力レベルについて詳しく記載するといいでしょう。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。