ポイント&サンプル集 「クリエイティブ・ディレクター」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。このページではクリエイティブ・ディレクターに絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
クリエイティブ・ディレクターが盛り込むべき内容
クリエイティブ・ディレクターの経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を経験して(業務内容)
- どのような業務を担当していたか(業務内容、担当フェーズ)
- どのようなプロジェクトか(クライアント業種、メンバー数)
あなたの担当していたプロジェクトや業務内容をイメージしてもらうための情報です。【職務経歴】欄の「職務内容」に、自分の業務範囲の広さをアピールできるプロジェクトを記載しましょう。
また、案件の規模感をわかりやすく伝えるためにも、顧客の業種・メンバー数など、項目をわけて詳しく記入するようにしましょう。
2.どのような工夫をして(スキル)
【自己PR】欄で、業務を行う上で気を配っていたことや工夫していたことを具体的に述べましょう。
クリエイティブ・ディレクターはプロジェクトのクリエイティブ業務を総括する立場であるため、案件がスムーズに進行するための工夫点や具体的なエピソードを記載することで、ディレクションスキルが伝わりやすくなります。
案件のエピソードは、どのような問題意識を持って取り組んだのかという「過程」を詳しく記載することで「結果」に対する説得力も上がります。
〈工夫の具体例〉
- スケジュール遅延などの想定外のケースに備え、掲載コンテンツを調整できるようにあらかじめ代替案を用意させるなどリスクヘッジを意識した。
- 遅延などのトラブルに迅速に対応できるようにチームメンバーと進捗報告しあう定例ミーティングを毎日開き、密なコミュニケーションに努めた。
- 企画や構成を考えて提案する際は、顧客になぜこの企画が最適なのか納得いただけるように業界・トレンド・競合調査を徹底した。
- 顧客の要望をチームメンバーに的確に伝えられるように、抽象的なイメージは顧客にこまめに確認して、認識のすり合わせに努めた。
3.どのくらいの実績を上げたか(実績、成果)
【2】の工夫点と一緒に、どのような実績・成果を上げたのかも記載しましょう。
個人的な業務遂行能力に対する評価のほか、アクセス数・売上上昇率など数値で表現できる成果は担当者の印象に残りやすくなるため、必ず記載します。
〈実績・成果の具体例〉
- 立案した広告企画の採用率80%。
- 制作した広告媒体からの流入数が目標比130%を超えた。
- UU数・検索数が150%増加。
- デザイン提出後の修正工数の削減につながった。
- ミス・トラブルなく納期と品質を担保し、広告の最大限の効果をあげるクリエイティブとチームワークを評価していただき、追加受注につながった。
例文・サンプル集
3つのポイントに基づいて作成した、クリエイティブ・ディレクターの職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
クリエイティブ・ディレクターならではのポイント
ディレクションスキルをアピールする
クリエイティブ・ディレクターはクエリエイティブ制作のまとめ役になるため、メンバーとの関わり方や進捗・品質管理などのマネジメントスキルをアピールしましょう。
例えば、メンバーのスキルに合ったタスクを割り振ったり、手戻りが発生しないように顧客ともこまめにミーティングしたりといったエピソードがあると良いでしょう。
実務力も押し出して「即戦力」をアピールする
ディレクション、マネジメントスキルだけでなく、実際に手を動かせる実務能力の高さも即戦力としてアピールポイントになります。【活かせる経験・知識・スキル】欄に使用可能ツールやそのレベルなどを列挙して、自分のスキルを正しく伝えましょう。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。