ポイント&サンプル集 CA(客室乗務員)の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。
このページではCA(客室乗務員)に絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
CA(客室乗務員)が盛り込みたい内容
CAの経歴・スキルを効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を盛り込むことが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】欄を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、詳しく見ていきましょう。
1.何をして(業務内容)
- どのような業務を担当していたか(接客対応、配膳作業など)
- どのような路線を担当していたか(フライトしていた国)
- どれくらいの期間務めたか
CA(客室乗務員)としてどのような業務を経験してきたのか、イメージしてもらうための情報です。
あなたが担当した業務内容と、それぞれどの程度の期間務めてきたのかを【職務経歴】欄などに具体的に記載しましょう。フライト時間やスタッフの人数などを詳細に書くことで、採用担当者にイメージしてもらいやすくなります。
ほかにも、どのような路線(フライトしていた国)に就いていたかを具体的に記載すると、対応できる語学能力を判断してもらいやすくなります。
2.どれだけの実績・成果を
〈実績・成果を示す指標の例〉
- お客様満足度(〇%・〇位、〇年連続達成)
- 社内賞(○○人中◯位)
- そのほか、能力を証明できるエピソード
実績や成果は、採用担当者が応募者の強みやスキルの高さを把握するための情報です。
部門または会社全体の成績を表すお客様満足度、個人で受賞した社内表彰などがあった場合は、記載するようにしましょう。「ビジネスクラスを受け持つようになった」「より責任のあるポジションを任された」など、表彰以外にもあなたの能力を証明できるエピソードがある場合は、記載すると良いでしょう。
また、もしトラブルを未然に防いだり、解決に導いたりしたエピソードがある場合は、あわせて記載することで、課題解決能力や広い視野を持ち合わせていることをアピールできます。
特に評価につながったエピソードがある場合【自己PR】欄で詳細に伝えるのがおすすめです。
3.どのようにして挙げたか(工夫や、スキル)
実績を重ねるために気を配ったことや、行っていた工夫がある場合は、具体的に記載することで業務に対する参画意識や、目標達成のための遂行能力をアピールすることができます。
記載する時は「トラブルを防ぐために何を意識して行動していたか」「課題があったときどのように解決に導いていたか」など、日々の業務を思い起こしながら内容を固めていくと良いでしょう。
〈工夫の具体例〉
- 寒さで毛布をリクエストしたお客様には、身体を温めることができる飲み物を用意した
- お客様にご記入いただく入国書類には、記入箇所がわかりやすくなるよう、あらかじめ記入欄にチェックをつけて渡した
例文・サンプル
3つのポイントに基づいて作成した、CA(客室乗務員)の職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
CA(客室乗務員)ならではのポイント
業務処理能力をアピールする
フライト中の乗客の接客以外に、機内の安全確認も担うCAは、いくつもの業務を並行して行う必要があります。
広い視野で状況を素早く適切に把握する力、状況に応じて柔軟に対応する力をアピールするためにも【自己PR】欄だけではなく【職務経歴】欄でも担当業務を詳しく記載すると良いでしょう。
語学スキル
航空業界はさまざまな国籍の乗客を接客する機会が多く、また国際線ではCA同士でも英語で会話する機会があるため、高い語学能力が求められます。TOEICの点数や英検の資格など、スキルを証明する具体的な情報を記載すると良いでしょう。
英語以外にも習得している語学がある場合は、あわせて記載するようにしましょう。
CA(客室乗務員)から事務職に転職する場合は?
CAから事務職に転職したい人のために、職務経歴書でアピールするべき3つのスキルを紹介します。
- PCスキル
- 語学力
- 業務処理能力
PCスキル
ほとんどの事務職ではPCを使った業務を行うため、基本的なPCスキルが備わっていることをアピールしましょう。
CAは普段の業務でPCを使うことがなく、他の求職者と比べてハンディキャップになる可能性があるため、自主的にPCスキルに関する資格を取得するなどして、客観的なスキルの証明ができると良いでしょう。
〈PCスキルを証明できる資格・試験〉
- Word文書処理技能認定試験
- MOS
- 日商PC検定…など
語学力
CAとして培ってきた語学スキルはしっかりアピールしましょう。特にグローバルなサービスを展開している会社だと、メールや電話応対で英語を使うため、選考において高い評価につながる傾向にあります。
TOEICの点数や英検の資格の有無などを記載すれば、レベルが伝わりやすく良いでしょう。
業務処理能力
CAの仕事をする上で身についた、効率的な業務処理能力をアピールしましょう。複数のタスクを同時に行うことが多い事務職では、さまざまなトラブルにスピーディに対応できる臨機応変さが求められます。
能力を発揮した具体的なエピソードがあれば【自己PR】欄などに記載すると良いでしょう。
職務経歴書が完成した後は・・・
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
こちらのページを参考にして、書類を提出しましょう。