ポイント&サンプル集 「保険営業」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。
このページでは保険営業に絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
保険営業の職務経歴書で盛り込みたい内容
保険営業の経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の5つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。
それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1、何を(商材)
- 保険の種類:生命保険(医療保険、終身・定期保険など)、損害保険
- 商材の単価 ※異業界からの転職の場合
あなたが扱ってきた商材について、イメージしてもらうための情報です。
同業界に転職する場合、担当の保険商品や業務内容を企業側に想像してもらいやすくなります。
異業界から転職する場合は、商材の単価も合わせて記載することで、営業としてどの程度の規模の商品を扱ってきたのか、応募先の企業の商品と規模感が似ているかなどを伝えることができます。
2、誰に(顧客)
- 担当顧客:個人/法人
- 個人の場合:客層、月間訪問数、訪問エリア
- 法人の場合:業界、会社数、会社名、従業員規模
あなたがどのような顧客を担当してきたかを伝えるための情報です。詳細を記載することで、採用担当者はあなたがどれほどのポテンシャルがあるか評価しやすくなります。
3、どんな手法で
- 営業スタイル:電話、飛び込み、定期訪問、アフターフォロー
- 業務内容:見積書や提案書の作成、契約手続きや定期訪問などの顧客対応、顧客情報管理など
あなたのこれまでの営業スタイルや業務内容をイメージしてもらうための情報です。
「営業スタイル」では、営業としてのスキル・知識・経験の幅を伝えることができます。「業務内容」を職務経歴書に記載する際は、担当業務が一目でわかるように箇条書きしましょう。
4、どれだけの実績・成果を挙げたか
- 月間アポイント数の平均
- 月の契約件数・金額
- 予算達成率
- 課題やその解決プロセス、結果
営業スタッフとしてどれほどの成績・実績をあげてきたのか伝えるための情報です。具体的な数値を使って記載するとわかりやすいでしょう。
数値で示すことが難しい場合は、顧客が抱えている課題に対してどのようなプロセスで解決したか、その結果顧客からどのような評価を受けたかなど、文章で記載すると伝わりやすくなります。
5、どのような工夫をしたか
【4】の説得力を上げるために、業務の中で工夫した点、意識したことを伝える情報です。
「自分ならでは」の工夫点があると、採用担当者はあなたの能力や仕事に対する姿勢を判断しやすくなります。
〈工夫の具体例〉
- 日頃からこまめにお客様とのコミュニケーションをとり、お客様が困ったときに気軽に相談できる信頼関係をつくるようにした
- お客様への正確でわかりやすい説明のためには金融や保険に関する幅広い知識が必要と考え、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得した
保険営業の職務経歴書の例文・サンプル
5つのポイントに基づいて作成した、保険営業の職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
画像の下のボタンから、テンプレートをダウンロードできます。
保険営業ならではのポイント
金融や保険に関する知識をアピールする
同業界に転職する場合は、保険営業の専門知識があることを伝えて即戦力として活躍できることをアピールをしましょう。
異業界に転職する場合は、専門知識を高めるためにこれまでしてきた工夫を述べることで、仕事に対する熱意や姿勢を伝えることができます。
顧客との関係構築力が重要
保険は商品の差別化が難しいことから、営業担当の人柄や対応力といった「関係構築力」が契約の鍵を握っています。「自己PR」欄には、顧客との信頼関係を築くために工夫したことが分かるようなエピソードを記載しましょう。
ニーズに合わせて臨機応変に対応できる提案力も必要
顧客の悩み・課題に対して、最適な商品を提案して契約につなげる必要があるため、どのような取り組みや工夫によって提案力を磨いたのかを詳しく記載しましょう。
職務経歴書が完成した後は…
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。下記のページを参考にして、書類を提出しましょう。