ポイント&サンプル集 「広告代理店営業」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。
このページでは広告代理店営業に絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
「広告代理店営業」職務経歴書に盛り込みたい内容
広告代理店営業の経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の3つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。
それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を担当していたのか
- 広告媒体(TV・新聞・雑誌・ラジオ・インターネット広告・webサイト・交通など)
- 担当業務(企画・提案・制作管理・データ分析・レポーティング・追加提案など)
- 担当顧客(企業規模・担当社数・担当エリアなど)
- 営業スタイル(新規と既存の割合、営業手法)
あなたが広告代理店で経験した業務について伝えるための情報です。
扱っていた広告、担当していた具体的な業務内容や顧客、営業スタイルなど、自分が経験した業務について細かく記載しましょう。
これらの情報を記載することで、応募先企業の業務内容とあなたとの相性を採用担当者が判断しやすくなります。
2.どれだけの実績・成果を
- 実績・成果を示す指標(例:予算達成率、前年比、社内順位、受賞歴)
- プロジェクトの規模(人数・予算)
- 顧客の課題やその解決プロセス、結果
広告代理店勤務としてどれくらいの成績・実績を挙げてきたのかを伝えるための情報です。実績を具体的な数値で示すとわかりやすいでしょう。
数値で実績を紹介することが難しい場合は、顧客の課題に対してどのようなプロセスで解決したか、その結果顧客からどのような評価を受けたかなどで、自分の働きぶりについて伝えるのがおすすめです。
3.どのようにして挙げたか(工夫点やスキル)
〈工夫の具体例〉
- 新規契約者の減少が課題だった顧客にターゲット層への認知拡大を目的としたマスメディア広告を企画。これを提案するために、外部セミナーや勉強会などに参加して最新トレンドを研究した
- 提案時点から具体的な広告イメージをつかんでもらえるように、デザインやコピーなどの広告クリエイティブに関する知識を身に付けることに努めた
- プロジェクト初期段階から懸念点を顧客とすり合わせすることで入念なリスク対策を講じた
- 広告デザイン案をあらかじめ複数提案することで、途中の仕様変更によるスケジュール圧迫などが起きないようにした
業務の中で工夫した点や、意識したことを伝えるための情報です。【2】で記載した内容に説得力を持たせることができます。
エピソードに自分ならではの工夫点があると、採用担当者はあなたの能力や仕事に対する姿勢を判断しやすくなります。
「広告代理店営業」職務経歴書の例文・サンプル
3つのポイントに基づいて作成した、広告代理店営業の職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
画像の下のボタンから、テンプレートをダウンロードできます。
広告代理店営業ならではのポイント
成果を出せる企画立案力・提案力をアピールする
広告代理店営業は、広告成果が出ないと次の契約に影響します。成果に直結する企画を考える力や、それを顧客に提案するスキルはどのような企業でも重宝されるため、アピールすべき強みになります。
「自己PR欄」では、クライアントの課題に対して、自分の担当する商材・サービスを使ってどのような提案を行い、どのような成果を出したのかがわかるエピソードを記載しましょう。
プロジェクトマネジメント経験は強みになる
プロジェクトマネジメント力とは、多くの関係者を巻き込んで1つのプロジェクトを完遂する力で、他の仕事でも活かせるスキルです。実際の業務では、デザイナーなどのクリエイティブ部門と密に連携したり、顧客企業内部の意見を整理したりと、調整力も問われます。
この経験があれば、「職務内容」や「自己PR」に、プロジェクトを成功させるために工夫した点を記載しましょう。
職務経歴書が完成した後は…
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
下記のページを参考にして、企業に応募書類を提出しましょう。