ポイント&サンプル集 「人材派遣営業」の職務経歴書の書き方
職務経歴書に書くべき内容は、職種によって異なります。
このページでは人材派遣営業に絞って、職務経歴書のポイントや、実際の例文をご紹介します。
人材派遣営業の職務経歴書に盛り込みたい内容
人材派遣営業職の経歴・実力を効果的に伝えるためには、職務経歴書に下記の4つの情報を含めることが重要です。
職務経歴書の中でも特に【職務要約】【職務内容】【自己PR】を記入する際、これらの情報を意識するようにしてください。
それぞれ具体的にどのような情報を書けばいいか、下記で詳しく見ていきましょう。
1.どのような業務を担当していたのか
- 担当業務(法人顧客への提案やマッチング、派遣スタッフの採用やフォローなど)
- 営業スタイル(新規:テレアポ・飛び込み営業、既存:定期訪問)
担当していた業務内容や営業スタイルを伝える情報です。業務内容やスキル、知識、経験を伝えることで、応募先企業の業務内容との親和性を判断してもらいやすくなります。
2.どのような顧客を担当していたのか
- 法人顧客:企業規模・担当社数・業界・担当エリア
- 派遣スタッフ:人数・業種・職種・年齢層
担当していた法人顧客や派遣スタッフについてイメージしてもらうための情報です。どのような顧客を相手に営業活動してきたのか伝えることで、応募先企業の営業先との相性を判断してもらいやすくなります。
3.どれだけの実績・成果を
- 予算達成率
- 利益率の上昇(交渉による時給のアップ率とその人数)
- 売上高
- 増員率の上昇
- 派遣スタッフの就業継続の増加率・退職の低下率
- 課題やその解決プロセス、結果
人材派遣営業としてどれほどの成績・実績をあげてきたのか伝えるための情報です。実績は数値を使って記載するとわかりやすいでしょう。
実績を数値で表すことが難しい場合は、顧客の課題に対してどのようなプロセスで解決したか、その結果顧客からどのような評価を受けたかなどで、自分の働きぶりについて伝えるのが効果的です。
4.どのようにして挙げたか(工夫点やスキル)
〈工夫の具体例〉
- 新規法人顧客獲得のために、業界ごとに人員補充を行う時期や募集人材の傾向・方向性を業界誌やIR情報を活用して調査を行った
- 派遣スタッフとの会話から企業が抱えている問題を見つけ、クライアントニーズを把握した上で人材派遣・コンサルティングの営業を行った
- 企業と派遣スタッフのミスマッチ防止のために、派遣スタッフのスキルの棚卸しを徹底的に行い、企業との条件交渉に活用した
業務の中で工夫した点や意識したことを伝えるための情報です。【3】で記載した内容に説得力を持たせることができます。
自分ならではの工夫点があると、採用担当者はあなたの能力や仕事に対する姿勢を判断しやすくなります。
人材派遣営業の職務経歴書の例文・サンプル
4つのポイントに基づいて作成した、人材派遣営業の職務経歴書の例文・サンプルを用意しました。
画像の下のボタンから、テンプレートをダウンロードできます。
人材派遣営業ならではのポイント
綿密な調査に基づく安定的な営業力をアピール
人材派遣営業は見込み顧客となる企業に効率的にアタックするために、市場調査や企業の売上高、経営方針といったさまざまな情報を集めるなど、新規顧客の獲得につなげるために綿密な調査を行います。
「職務内容」や「自己PR」では、顧客獲得・契約件数の向上のために取り組んだことを記載して、営業力をアピールしましょう。
企業やスタッフのニーズを引き出すヒアリング力も重要
人材派遣営業は、派遣スタッフが一つの企業で継続して勤務できるようにフォロー業務も行います。
企業が求めている人材を細かく聞き出す、派遣スタッフの要望や不安点を詳細にヒアリングするなど、ミスマッチを防ぐための取り組みが重要です。企業や派遣スタッフのニーズを引き出すために工夫した点を記載するようにしましょう。
職務経歴書が完成した後は…
職務経歴書の印刷・送付についての注意点をまとめました。
下記のページを参考にして、企業に応募書類を提出しましょう。