何級から書く?取得日を忘れた場合は? 英検の履歴書への書き方
ビジネススキルの一つとして英語の能力を証明することができる「英検」。履歴書に書く際は、名称や取得日などを正確に記入する必要があります。
この記事では、英検の資格を持っている場合の履歴書の書き方について解説。Q&Aでは、英検の取得日を忘れた場合やアルバイトの履歴書に記入する場合など、よくある疑問に答えます。
英検の正式名称と履歴書への書き方【何級から?】
履歴書の資格欄に英検の合格実績を書く際は、以下の3つのポイントを守るようにしましょう。
1)英検の正式名称は「実用英語技能検定」
英検の正式名称は「実用英語技能検定」なので、資格欄には「実用英語技能検定〇級 合格」と記載しましょう。
資格・免許を履歴書に書く際は、正式名称で書くのがルールです。
2)基本的には2級以上なら書く
基本的には英検2級以上であれば、履歴書に合格実績を書いて問題ありません。
英検には1級から5級まであり、準2級や準1級を含めると全部で7段階に分かれています。英検を実施している「日本英語検定協会」によると高校卒業程度のレベルは2級としているため、2級以上なら一般教養として最低限の知識があるとみなされます。
取得予定・勉強中の場合は?
現在所有しているのが3級以下でも、2級以上の取得予定がある場合や勉強中である場合はその旨を記載しましょう。
3)合格証明書の発行年月を記載する
免許資格欄の取得年月には、合格証明書の「発行日」に書かれている年月を書けばOKです。
西暦・和暦は、履歴書のほかの記入箇所と統一しましょう。
※引用:公益財団法人日本英語検定協会「合格証明書サンプル(和文)」
合格証明書が手元になく取得年月が分からない場合には「Q.英検の取得日を忘れた場合は?」を確認してください。
英検の他にも履歴書に記載する免許・資格がある場合は、取得した順に上から記載する必要があります。
資格欄全般の書き方を知りたい人は、下記の記事でチェックしてください。
英検の履歴書への書き方に関するQ&A
ここでは、英検の履歴書への書き方に関する、よくある疑問にお答えします。
Q.準2級・3級以下は履歴書に書かないほうがいい?
A.書いてもよいがアピールにつながらない可能性が高い
「英検2級以下は履歴書に書いてはいけない」という決まりはないため、準2級や3級の合格実績を書いても特に問題はありません。
ただし準2級は高校中級程度、3級は中学卒業程度のレベルであるため、高卒・大卒の場合は就職・転職活動において「英語に関する最低限の知識レベルがあること」を示すアピール材料にはなりにくいでしょう。
Q.英検の取得日を忘れた場合は?
A.受験者用ログインサービスで受験履歴を確認できる
英検の取得日を忘れた人は、3年以内に受験していて英検IDとパスワードが分かる場合は「受験者用ログインサービス」で受験履歴を確認することができます。
英検IDやパスワードが分からない場合は、受験者用ログインサービスのログイン画面にアクセス後、「英検ID・パスワードをお忘れの方」から問い合わせが可能です。
なお、3年前より以前に受験した場合は「合格実績等照会フォーム」から合格履歴を確認することができます。
Q.英検に有効期限はある?
A.履歴書に書く上での有効期限はない
履歴書に記載する場合、有効期限はなく半永久的に使用することができます。
ちなみに、同じ英語系資格のTOEICは、一般的には2年以内のスコアを書くようになっています。
Q.アルバイトの履歴書に英検について書く必要はある?
A.アルバイトでも資格は書いておいて損はない
アルバイトの場合でも、英検の資格について履歴書に書いておいて損はありません。アルバイトではビジネスレベルの英語力を求められるわけではないので、英検2級以下であっても書いてOKです。
例えば、接客業で海外から観光客が訪れる職場では「英語が少しでもわかる人がいると助かる」と重宝されるかもしれません。
また、仕事の内容に直接関係がなくても、資格を取るためには勉強したことが証明されるため、英検を持っていることで「目標に向かって努力できる人間である」という一つの証拠になります。
他の記入欄の書き方も確認しょう
英検の履歴書への書き方が把握できたら、志望動機や自己PRなど他の欄の書き方についても確認してみましょう。
その他の記入欄や履歴書作成のポイントについては、下記の記事で解説しています。