問い合わせ方法も解説 面接結果が遅くても不合格とは限らないワケ

面接の結果がなかなか届かないと、「落ちたのか?」と不安になりますよね。しかし、連絡が遅いからといって不合格とは限りません。

ここでは、結果が届くまでの目安連絡が遅くなるワケ問い合わせ方法などを解説しています。

「面接の結果連絡が遅い=不合格」って本当?

連絡が遅いからといって、不合格とは限らない

結果連絡が遅いからといって、不合格とは限らない |※さまざまな事情が考えられます。

面接が終わった後、なかなか結果連絡が届かないからといって、不合格とは限りません

反対に、結果連絡が早いからといって、合格というわけでもありません。世間にはさまざまな合格フラグや不合格フラグのウワサがありますが、少なくとも面接の結果連絡にかかる時間だけでは、合格とも不合格とも言い切れないのが実情です

▼面接中の合格フラグについてくわしく解説

合否の連絡が届くまで1週間ほどかかる

面接の結果は、1周間以内にメールで届くケースが多い

面接の合否の連絡が届くまでには、面接から1週間程度かかるのが一般的です。

さらに、木曜や金曜に面接を受けた場合は、土日を挟むので1週間を超えることも珍しくありません。まだ面接から数日しか経っていない場合は、焦らず連絡を待ったほういいでしょう。

また、結果はメールで届くケースが多いものの、企業によってはまず電話で合否が伝えられ、その後メールで改めて連絡が届くケースもあります。

ただし、企業によっては2週間以上かかる場合や、郵送で届く場合もあります。

不安な場合、面接の最後に「選考結果のご連絡はいつ頃いただけますか?」「どのような方法でご連絡いただけますか?」などと確認しておくのが理想です。

連絡が遅いとき、考えられる5つの理由

1.他の応募者の選考が終わっていない

ひとつの求人に複数の応募があった場合、応募者全員の選考が終わらないと合否の確定はできません

働きながら転職活動をしている人も多いため、日程調整がうまくいかない応募者が一人でもいれば、その分全体の選考にかかる期間は長くなってしまいます。

2.社内調整に時間がかかっている

面接官が多忙な場合や、複数の部署で意見をまとめる必要がある場合は、合否の決定や伝達に時間がかかり、結果連絡が遅くなってしまいます。

結果連絡と同時に次回面接の日程候補が伝えられる企業の場合は、合格は決まっているものの、面接の日程調整に時間がかかっている可能性もあるでしょう。

3.採用担当者が多忙

採用窓口がひとりしかいない場合や、現場社員が採用業務も担当している場合は、担当者が忙しく、結果連絡に手が回っていない可能性も考えられます。

日程調整など、これまでのやり取りに時間がかかっていたのであれば、結果連絡もある程度待たなければならないと思っておきましょう。

4.合否を決めかねている

採用担当者が合否を決めかねている場合は、すぐに合格・不合格が決まった場合よりも結果連絡に時間がかかることも。

ほかの応募者と比べられている可能性があるのはもちろん、合格者が内定辞退をした場合に繰り上げ合格にするために、あえて連絡を後回しにされている可能性もあります。

5.自分が連絡に気づいていない

単に自分が連絡に気がついていないだけの可能性も無いとは言い切れません。メールの受信フォルダや電話の着信履歴を改めてチェックし、見落としがないかを確認しましょう。

メールで届く場合は日程調整などでやり取りしていたアドレスから届くことが一般的ですが、何かのはずみで迷惑フォルダに振り分けられていたり、受信拒否に設定してしまっていたりすることも。

また、電話の取り損ね防止のためにも、採用窓口の電話番号を電話帳に登録しておくのが得策です。

期限を過ぎた場合は、問い合わせてOK

面接で確認した日数を過ぎても結果連絡がない場合は、企業に問い合わせるのもOK。結果連絡の期限を確認していない場合は、面接から10日ほど待ってから連絡するのがいいでしょう。

他社に内定承諾を待ってもらっているなどで急ぐ事情がない限り、電話ではなくメールで問い合わせるのがおすすめです。

【メール】問い合わせメールの例文

まず面接のお礼を伝えた後、結果連絡がいつ頃届くのかを確認します。面接時に確認できていなかった自分に非があると示すことで、催促している印象を和らげるのがポイント。

メールの基本マナーは「メールやり取りの基本マナー4つ」を参考にしてください。

件名:日の選考結果につきまして(氏名)

本文:

株式会社◯◯◯
人事部 △△様

お世話になっております。
◯月◯日に◯◯職の面接でお時間を頂戴した、[氏名]と申します。

先日はご多忙の中面接の機会をいただき、
誠にありがとうございました。

身勝手なお願いで恐れ入りますが、
目安でかまいませんので、
いつ頃選考結果のご連絡をいただけるかご教示いただけないでしょうか。

本来であれば面接の際に確認すべきところ、
失念しており誠に申し訳ございません。

お手間を煩わせてしまい恐縮ですが、
ご返信いただけますと幸甚です。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から市区町村、番地、建物名、号室を正確に記載)

面接で、いつ頃選考結果が届くか確認している場合は?

面接で結果連絡の具体的な回答期限を確認していた場合は、期限が過ぎた場合に限り、問い合わせのメールを送ってかまいません。

面接で聞いていた回答期限を必ず伝え、「念のため状況を確認したい」と丁寧な姿勢を見せるのがポイントです。

株式会社◯◯◯
人事部 △△様

お世話になっております。[氏名]と申します。

先日はご多忙の中面接の機会をいただき、
誠にありがとうございました。

◯月◯日の面接では、
1週間以内に選考結果のご連絡を頂けると伺っておりましたので、
念のため状況を確認したくご連絡を差し上げました。

ご多忙の中、大変恐れ入りますが、
目安でかまいませんので、いつ頃結果の
ご連絡をいただけるかご教示いただけないでしょうか。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

【電話】問い合わせの会話例

電話で面接の結果を問い合わせるときの会話例を紹介します。

なお、電話をしてもその場では結果を教えてもらえないケースも多いでしょう。その場合、通話終了後に改めてメールで結果が届くのが一般的です。

【選考結果を電話で問い合わせる場合の会話例】 あなた「お世話になっております。○月○日に御社の総合職の面接を受けさせていただきました、[氏名]と申します。選考結果について伺いたいことがありお電話いたしました。人事部の△△様はご在席でしょうか?」 |(取次) |あなた「お忙しいところ失礼いたします。○月○日に面接のお時間を頂戴した[氏名]です。ただいまお時間よろしいでしょうか?」 |担当者「どうぞ、大丈夫です。」 |あなた「恐れ入りますが、目安でかまいませんのでいつ頃 選考結果のご連絡をいただけるかご教示いただけないでしょうか。本来であれば面接時に確認スべきことですが、失念しており、申し訳ございません。」 |担当者「お待たせしており申し訳ございません。実は社内調整に少しお時間がかかっており、大変申し訳無いのですが、後2~3日お待ちいただけないでしょうか。」 |あなた「承知いたしました。ご多忙の中のお願いで申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。」

承諾・保留・辞退|結果連絡がきたときの対応方法

面接の結果連絡がきたときの対応方法を、内定の承諾・保留・辞退に分けて解説します。

なお、不採用を伝える、いわゆる「お祈りメール」が届いた場合は、返信の必要はありません

承諾する場合

電話で連絡が届いた場合

まずは、内定の結果連絡が電話で通知される場合の答え方を紹介します。

【選考結果が電話で通知され、承諾する場合の会話例】 担当者「お世話になっております。株式会社○○○人事部の△△です。○月○日に実施した面接についてお伝えしたい事がありお電話を差し上げたのですが、ただいまお時間よろしいでしょうか?」 |あなた「お世話になっております。[氏名]です。ご連絡いただきありがとうございます。はい、大丈夫です。」 |担当者「ありがとうございます。社内で検討した結果、ぜひ□□様には弊社にご入社いただきたいと考えております。つきましては、内定承諾の可否をご検討いただきたいのですが、いかがでしょうか。」 |あなた「ありがとうございます。ぜひ御社で働かせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。」 |担当者「ご快諾いただきありがとうございます。では、この後の手続きなどについて詳細をメールでお送りしますので、ご確認をお願いいたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」 |あなた「承知いたしました。こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。それでは、メールをお待ちしております。失礼いたします。」

メールで連絡が届いた場合

内定の通知メールが届いたら、つぎの例文を参考にできる限り早く返信しましょう。

件名:Re:日の面接の選考結果につきまして【株式会社◯◯◯

本文:

株式会社◯◯◯
人事部 △△様

お世話になっております。
[氏名]と申します。

この度は採用のお知らせをいただき、本当にありがとうございました。
心より感謝し、謹んでお受けさせていただきます。

これまでに培ってきた経験を生かし、
一日も早く貴社の戦力となれるよう精進してまいります。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から市区町村、番地、建物名、号室を正確に記載)

保留する場合

内定を保留にしたい場合、1週間程度なら待ってもらえる可能性があります。入社意志を伝えたうえで、「他社の選考が残っている」「家族に相談したい」といった保留理由を説明し、いつまでに返事ができるかを明言しておきましょう。

電話で連絡が届いた場合

内定の結果連絡が電話で通知されたとき、家族への相談を理由に保留する場合の答え方を紹介します。

【選考結果が電話で通知され、保留する場合の会話例~家族への相談を理由にする場合~】 担当者「お世話になっております。株式会社○○○人事部の△△です。○月○日に実施した面接についてお伝えしたい事がありお電話を差し上げたのですが、ただいまお時間よろしいでしょうか?」 |あなた「お世話になっております。[氏名]です。ご連絡いただきありがとうございます。はい、大丈夫です。」 |担当者「ありがとうございます。社内で検討した結果、ぜひ□□様には弊社にご入社いただきたいと考えております。つきましては、内定承諾の可否をご検討いただきたいのですが、いかがでしょうか。」 |あなた「ありがとうございます。ぜひ御社で働かせていただきたいのですが、できれば家族と相談した上で最終的な判断をしたいと考えております。内定をいただいたにもかかわらず、誠に勝手なことで恐縮なのですが、○月○日まで返事を待っていただくことは可能でしょうか?」 |担当者「分かりました。では、○月○日までご連絡をお待ちしております。」 |あなた「ご了承いただきありがとうございます。改めてご連絡をいたしますので、よろしくお願いいたします。それでは、失礼いたします。」

メールで連絡が届いた場合

メールで内定通知が届いたとき、他社の選考を理由に保留する場合の返信例文を紹介します。

件名:Re:日の面接の選考結果につきまして【株式会社◯◯◯

本文:

株式会社◯◯◯
人事部 △△様

お世話になっております。
[氏名]と申します。

この度は、内定のご連絡をありがとうございました。

実は、入社のお返事について
しばらく猶予をいただきたいと思いご連絡いたしました。

先日の面接でもお話をさせていただいた通り、
他社の面接も控えているため、
そちらの話を聞いた上で慎重に判断したいと考えております。
可能でしたら、◯月◯日まで返事を待っていただけないでしょうか。

内定をいただいたにもかかわらず、身勝手な申し出で誠に申し訳ございません。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


氏名:○○○○
メールアドレス:○○○○@○○○○
電話番号:○○○○
住所:〒○○○-○○○○
(都道府県から市区町村、番地、建物名、号室を正確に記載)

▼内定保留の伝え方とリスクをくわしく解説

辞退する場合

内定辞退は、誠意を見せることとスピードが大切なので、電話で伝えるのがベスト。内定の結果連絡をもらったその場で「辞退させていただきたい」と伝えても問題ありませんが、一度保留にし、後日改めて辞退の連絡をするほうが、角は立ちにくいでしょう。

「検討の結果、勝手ながら辞退させていただきます」と伝え、くわしい辞退理由を聞かれたら答えられる範囲で回答するようにしましょう。

内定辞退を伝えるときの会話例

お世話になっております。
内定の通知をいただきました[氏名]と申します。

先日は面接のためにお時間を割いていただき、誠にありがとうございました。

大変申し上げにくいことなのですが、この度は御社よりいただきました内定を辞退させていただきたいと思い、ご連絡させていただきました。

家族とも相談し、十分に考え悩んだ末、勝手ながら辞退させていただきたく決断いたしました。

御社には大変ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。何卒よろしくお願い申し上げます。

▼内定辞退の方法をくわしく解説

面接の合否を判断するヒント集

結果連絡が届くまでの間は、不安な気持ちが拭えないもの。面接の合否はどう決まるのか、気になる事情をまとめた記事を紹介します。

▼どのような失敗が合否に影響する?

▼面接時間は合否に関係する?

▼面接の順番が合否を左右する?

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