キャリアアドバイザーが解説 面接で落ちる人のNG理由7選

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「面接で落ちるかも」「経験は悪くないはずなのに、なぜかいつも上手くいかない」
面接を目の前に、不安を感じている人はいませんか。

この記事では、面接で上手くいかない人によくありがちな不合格理由7つとその対策ポイントを、キャリアアドバイザーが解説します。

「一緒に働きたいかどうか」が最も重要な合否の基準

面接で最も大切なのは、面接官に「この人と一緒に働きたい」と思ってもらうこと。

面接に受かる理由や落ちる理由は会社や人によってさまざまですが、多くの場合、合否基準の根本には「一緒に働きたい人かどうか」という観点があります。

「一緒に働きたいと思ってもらうにはどうすればよいか?」―これを念頭におきながら面接で落ちる理由を分析すれば、対策や改善すべき点が見えてきます。

落ちる理由:立ち振る舞い・外見編

こんな人は要注意な人のイラスト「清潔感に欠ける」「表情が暗い・反応が薄い」「態度が悪い」

清潔感に欠ける

清潔感に欠ける印象を与えてしまうと、面接は圧倒的に不利になります。

好感度が下がるのみならず、職種関係なく社会人としての基本がなっていない、仕事ぶりがだらしないとみなされてしまうためです。

清潔感に欠けると思われやすい例

  • 髪型 ボサボサでまとまりがない、前髪が長すぎて顔の表情が見えない
  • 服装 シワや汚れがある、ボタンが外れている、シャツがはみ出ている
  • 靴 汚れている、履き潰している
  • ニオイ タバコのニオイがする、香水がきつすぎる
  • 顔 (男性)ヒゲを剃っていない・整えていない
    (女性)メイクが派手、全くメイクをしておらず血色が悪く見える

上記の他にも、TPOに合った身だしなみかなど、清潔感以外のポイントにも注意が必要です。面接で好印象を与える服装については、『転職時の面接の服装・マナー(スーツ編)で詳しく解説しています。

表情が暗い・反応が薄い

表情が暗い人や反応が薄い人は、面接では好まれません。一緒にいて心地よいと思ってもらうには、明るい表情で積極的にコミュニケーションをとろうとする姿勢が大切です。

明るい印象を与えるためには、顔を上げて相手の目を見て、相手と同じ程度の声の大きさで話すことを意識しましょう。力が入りすぎたり不自然になったりしてしまうため、無理に笑顔を作ろうとする必要はありません。

適度に頷くなどして相槌を打つのもおすすめです。真摯に向き合おうとする姿勢や意欲的な反応があれば、緊張していても悪い評価にはならないはずです。

態度が悪い・ビジネスマナーが守れない

態度やビジネスマナーも面接の合否に関わります。面接はその会社の一員として責任を持って働くことができるかどうかを見極める場。当然ですが、受け答えの態度が悪いと面接に落ちるリスクがぐんと高まります。

社会人としての基本的なマナーが身についているかも見られていることを忘れないようにしましょう。

態度が悪いと思われる行動例

  • 挨拶ができない
  • 敬語が使えない
  • やる気が感じられない(例:反応が悪い、相手の目を見ない、話を聞こうとしない)
  • 時間が守れない

※その他、面接の際に気をつけたいマナーについて詳しくは→『意外と知らない転職の面接マナーまとめ

落ちる理由:話し方編

こんな人は要注意のイラスト「内容や要点が分かりづらい」「会話が噛み合わない」「自分本位に話を進める」

内容や要点がわかりづらい

緊張しやすい人や人前で話し慣れていない人によくあるのが、説明内容や要点がわかりづらいという理由。せっかく仕事への熱意やその会社で活かせる経験があっても、きちんと面接官に伝えることができないと、面接では落ちてしまいます。

話しているうちに何を話したか、言いたいことをどこまで話したか、わからなくなってしまうこともあるでしょう。大切なのは、伝えたい内容を簡潔かつ漏れなく伝えること。実は、面接では事実を細かく説明することはそこまで重要ではありません。

相手に話をよく理解してもらうためには、結論から話し始めるのがコツです。話の着地点が明確なら、初めて聞く話でも理解しやすいためです。伝えたいことが複数ある場合も、ポイントがいくつあるか前置きした上で結論から話せばスッキリと伝えられます。

要点がわかりづらい例

あなたの強みを教えてください。

×悪い回答

私は今の会社で昨年度全国3位の営業成績を収めました。海外研修生にも選出され、チームのサブリーダーも任されています。

営業訪問時には必ず提案書を持参するよう心がけているのですが、今回全国3位の成績を収められたのは、A社の現状に即した提案書が評価され、契約の締結を実現させたからだと考えています。
この大型案件が獲得できたのは自分にとって大きな出来事であり、自信につながりました。他のクライアントからも「鋭い提案が多い」と好評です。

▼NG理由
「全国3位」「サブリーダー」「契約の締結」「提案力」…最も伝えたい情報は何なのか理解しにくい。また結論に至るまでの過程の情報が多いと、重要な情報と重要でない情報がわかりづらい

◯よい回答

私の強みは提案力です。営業訪問時には必ず提案書を持参してサービスを利用するメリットを実感して頂けるよう心がけているのですが、クライアントからは「鋭い提案が多い」と好評を得ています。

私の提案力が最も活きたのは、長年開拓できなかった大手商社A社と取引が成立した際です。競合他社と比較分析した内容の提案書が評価され、契約の締結を実現させました。
その成果もあって、昨年は全国3位の営業成績を収めました。

会話が噛み合わない

意外と多いのが、会話が噛み合わないという理由。質問の回答がズレるのはもちろん、自分本位に話を進めたり、質問されていないことをいきなり話し始めたりするのもNGです。他人の話を理解できない、協調性が足りないとみなされてしまいます。具体例を見てみましょう。

質問の回答がズレる例

これまでに英語を使って仕事をしたことはありますか。

×悪い回答

現在は国内向けの部署にいるので、あまり英語は使いません。

▼NG理由
過去はどうだったのか、現在についても全く使っていないのか、少しは使う場面はあるのかなどがハッキリとわからない。

◯よい回答

これまで一貫して国内向けの部署に在籍しており、英語を使って仕事をする場面がなかったため、残念ながら経験はありません。機会があれば挑戦したいです。

質問の回答は「●●です。具体的には~」「●●です。なぜなら~」という流れで、冒頭に述べましょう。

上の例ではこれまでに一度でも経験があるのかどうかを問われているので、「ある」か「ない」で答えるべきです。また、国内向けの部署にいるから英語は使わないとは必ずしも言い切れませんし、「あまり」という表現も曖昧でわかりにくいです。

自分本位に話を進める・質問していないことをいきなり話し始める例

転職しようと思った理由を教えてください。

×悪い回答

海外事業に挑戦したいと考えたからです。

今の会社には海外事業がなく、希望を叶えるのが難しい状況です。その点御社は海外に積極的に事業展開しているため、将来的に挑戦できる環境だと考えています。特に、今後の成長が期待される東南アジア地域に強みがある点に魅力に感じ、応募させて頂きました。

現在は英語を使った仕事はしていませんが、留学経験もあるので基本的な英語の読み書きは問題ないと思います。

▼NG 理由
質問していない志望理由や自分のスキルについてまで一方的に話している。

◯よい回答

海外事業に挑戦したいと考えたからです。

今の会社には海外事業がなく、希望を叶えるのが難しい状況です。希望の実現に向けて、海外事業に強みをもつ環境で経験を積みたいと考え、転職を決意しました。

自分が伝えたいからといって、質問から外れた話をしすぎるのもやめましょう。「話が短いと内容が浅いと思われるのでは?」と不安になるかもしれませんが、面接官は詳しく知りたいと思ったことは必ず質問してくれますので、安心してください。

面接はプレゼンテーションではなく会話の場です。準備万端な人ほど、「相手が知りたいこと」よりも「自分が伝えたいこと」を先に、しかもたくさん喋ってしまいやすい傾向があるので、気をつけましょう。

「相手は何が知りたいのか」を気にしながら、説明ではなく会話をすることを意識するのがポイントです。

落ちる理由:準備・対策不足編

こんな人は要注意のイラスト「事前の情報不足」「話の内容が矛盾している」

調べたらすぐにわかることを全く知らない

企業理念や今後の方向性など、サイトに大々的に書いてあるようなことを全く知らないと、不合格になる可能性が高いです。せっかく逆質問をしても、ネットで調べてすぐわかるような内容だと逆効果。志望度が低い、企業研究不足、本気で臨んでいないなどとみなされます。

概要で構いませんので、面接を受ける前には次の項目を確認しましょう。

面接前・企業研究ポイント

  • 企業理念
  • 今後の方向性
  • 業界の特徴
  • 強み・特徴・競合他社との違い

知識として覚えるだけでなく、会社の考え方が自分の考え方にマッチするか、自分のやりたいことができる会社なのかなどを意識しながらチェックするのがポイントです。

話の内容が矛盾する

質問を繰り返していくうちに話の内容が矛盾していくのも、落ちてしまう理由の一つです。どの発言が正しいのかわからなくなり、発言全体を信用しにくくなるためです。

話の内容が矛盾する例

当社を志望した理由を教えてください。

集合住宅の分野でトップシェアを誇る御社で、スペシャリストとしてさらに専門性を高めていきたいためです。

入社したら、どのようなことがやりたいですか。

集合住宅はもちろん、一戸建てやオフィスビルなどにも携わり、自分のできる仕事の幅を増やしていきたいです。

▼NG理由
スペシャリストになりたいのか、幅広い経験を積みたいのかわからない。

矛盾したことを言わないためには、事前に自分の考えを整理しておくのが大切です。よく聞かれる質問内容はある程度決まっていますので、質問に対してどう答えるかは予め整理しておきましょう。よく聞かれる質問は『よくある質問34例と、評価を高める逆質問』でまとめています。

コラム:面接ごとに見られるポイントは違う

一次面接・二次面接・最終面接のどのステップかによって、面接で見られるポイントは違います。一般的には、各フェーズで次のポイントを見られると言われています。

一次面接

基本的なビジネスマナー、書類上の印象と実際の印象が違わないか確認

二次面接

これまでの経験、人柄、その会社との相性

最終面接

入社意欲、将来のビジョン

なお、面接が全部で2回の場合は、上で説明した一次面接と二次面接のポイントを同時に確認することが多いです。

※最終面接で見られるポイントについて、詳しくは→『最終面接に落ちるフラグとは?

まとめ

100%合格できるテクニックはありませんが、どんな面接でも「この人と一緒に働きたいかどうか」をじっくり見ていることだけは確かです。この記事で紹介した7つのポイントが実践できれば、きっと面接官にも好印象を持ってもらえます。

とはいえ、合格基準は面接によって違います。たとえこの7つがクリアできていても「書類上での印象と実際に話してみた印象が違った」「採用枠が埋まってしまった」など、やむを得ない理由で落ちてしまうことはあります。

面接は相性やタイミングも大切。気負いすぎることなく、ベストを尽くしましょう。

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