例文から選ぶ! 最終面接の「逆質問」攻略法

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面接の場で、「何か質問はありませんか?」と面接官から問われる逆質問。何を聞けばいいか悩むかもしれませんが、逆質問の内容は意外と単純です。

この記事では8パターンの「質問例」を使って、最終面接の場で経営者・役員・マネージャークラスの面接官に何を聞けばいいのか・どうすれば最終面接の評価をアップできるのかをお伝えします。

いい逆質問は面接官も覚えている

転職Hacks編集部で、面接官を担当する役職者にインタビューを行ったところ、面接官の多くが、「印象に残る」逆質問があったと回答しました。

Oさん(40代、執行役員)
入社した場合、どのような結果を求められているのかを聞いてきた逆質問はすごくよかった。求められていることと自分にできることのギャップを必死に見つけようとしている姿勢を感じた。逆に、待遇面の逆質問をしてきて、その回答をさらに掘り下げていくつか質問を続けられたときは「もっと仕事の内容のについてを聞いてくれよ…」と思った。
Hさん(40代、次長)
「もし内定をいただけるとしたら、どのような勉強や経験を入社までにしておいたほうがいいですか?」と逆質問されたときに志望度の高さを感じた。ありがちな質問ではあるが、手堅い逆質問だと思う。悪い印象になることはない。
Nさん(30代、次長)
「(会社HPなどで事前に調べた上で)今後の事業戦略はどのように考えていらっしゃいますか?」など、きちんと会社について調べ、理解したうえでさらに突っ込んだ質問のできる人が好印象。入社後に活躍していこう、貢献していこうという前向きな印象を受ける質問が来た場合は、志望度の高さも伝わって来る。逆に、入社後の自分の成長・市場価値の向上ばかりを気にして逆質問をしてくる人は印象があまり良くない。
Sさん(30代、マネージャー)
「広告戦略の参考にするために、マーケターの立場から営業の人に話を聞けたりしますか?」と質問されたときに仕事への積極性を感じた。仕事について一歩踏み込んだイメージを既に持ち、視座高く仕事をしてくれそうだなと期待を持てる。
Mさん(30代、マネージャー)
「今の御社の強みと課題はなんですか」という質問は好印象だった。当社のことを正確に捉えようとしてくれているのが伝わるし、回答を聞いたうえで「入社後はその課題にこうアプローチしたい」「こうすればもっとよくなるかもしれない」と前向きに話せる人は、成長フェーズにおける仕事を楽める人だと感じられる。

インタビューからは、企業研究をしたうえでの疑問をさらに掘り下げたり、一緒に仕事をするイメージを持たせられるのが良い逆質問だということがわかります。

※すぐに逆質問例を見たい場合は→【定番8選】最終面接の逆質問の例文集

面接官が「最後になにか質問はありますか?」と聞く理由は?

面接官が「なにか質問はありますか?」と聞く意図は大きく3つあります。

【1】志望度の高さを確認したい

志望度が高ければ、HPや採用情報、業界の動向を自ら調べているもの。そのうえで出てきた逆質問なのかどうかを知り、志望度の高さを確認したいと考えています。

【2】課題発見力を見たい

上手く逆質問ができる人は、課題発見能力に長けていると評価できます。また、その逆質問をわかりやすく言語化するスキルも同時に見たいと考えています。

【3】自社への理解をより深めてもらいたい

あくまでも面接は相互評価の場です。面接官としても、「当社で働くイメージはできているのか?」と考えているので、逆質問に答える形で、疑問や不安要素を払拭し、まだ伝えられていなかった自社のアピールポイントをより深く理解してもらいたいと考えています。

【定番8選】最終面接の逆質問の例文集

「今の会社の状況と、今後会社をどうしていきたいのか」を尋ねるのが、逆質問のポイント。

当日焦らなくていいように、逆質問を下記の8つの定番パターンから3・4個選んでおきましょう。

企業の戦略にからめた質問例

1「新規事業」について尋ねる

御社の現在の売り上げ構成はA事業が7割を占めていますが、他に今後伸ばしていこうとお考えの事業はありますか?

2「競合に勝つための戦略」について尋ねる

御社の製品の競合にC社、D社がありますが、競合企業に勝つためにどのような戦略をお持ちでしょうか?

3「ビジョン達成のための取り組み」について尋ねる

現在トップシェアをお持ちの〇〇について、2020年までに圧倒的トップになるというビジョンをお持ちですが、そのためにどのようなことに取り組んでおられるのか、さしつかえない範囲でお聞かせいただけますか?

4「理念」について尋ねる

会社を経営するうえで、一番大切にしていることは何ですか?

社員に関係した質問例

5「人材育成」について尋ねる

御社のホームページで、今後の成長のためにはスタッフの育成が課題と拝見しましたが、そのためにどんなことに取り組んでおられますか?

6「社員に求めていること」について尋ねる

〇〇様(面接官の名前)は社員の皆さんに対し、どのようなスタンスで業務に臨むことを求めていらっしゃいますか?

企業視点で、魅力を語ってもらう質問例

7「企業側が考える、自社の魅力」について尋ねる

〇〇様(面接官の名前)から見て、御社の一番の魅力は何ですか?

8「過去の成功」について尋ねる

御社がここまで成長した一番の要因は何ですか?

※もっと多くの質問例を見たい方は→面接官にウケる逆質問の例30選-NG例や注意点も

逆質問のポイント

「ありません」はNG

最終面接で「何か質問はありますか?」と逆質問の機会をもらったとき、「ありません」と答えるのは絶対NGです。

経営者を前にして“私はこの会社に興味がありません”と言っているようなものなので、必ず質問を用意しましょう。

最低3~4個は質問を準備

なぜ3~4個必要かというと、「他に質問はありますか?」と面接官に聞かれた場合に備えるため。

最近では、自社のことを応募者に深く理解してもらったり、応募者の意欲を見たりするために、逆質問の時間を長くとる傾向もあるようです。質問は多めに用意しておくと、安心できますよ。

ホームページや志望先の発行する資料を参考にすれば高評価に

企業側は、「自社のことを理解したうえで、入社を希望している人材」を採用したいと考えています。

そのため、企業を知ろうと努力していることをアピールするのが、内定への近道と言っても過言ではありません。

そこで最も有効なのが、「ホームページや資料を読み込んで質問を考えている」と見せるやり方です。逆質問の際にはホームページや資料の内容を引用し、さらに踏み込んだ質問をしてみましょう。

<ホームページの内容を引用した質問例>

「2020年までに米国でNo.1 シェアを獲得する」という目標をお持ちとのことですが、その実現のために、現在どのようなことに取り組んでおられるのか、さしつかえない範囲でお教えいただけますか?

※太字:ホームページから引用した部分

面接官のインタビュー記事やSNSをチェックする

最近は、企業HPに社長や役員のブログが開設されていたり、WEB媒体でインタビューを受けていたりします。また、社名と個人名を出して、SNSで積極的に意見を発信している面接官も増えているので、そこから逆質問のヒントを得るようにしましょう。

逆質問時のマナー&テクニック【社長・役員対策】

「さしつかえない範囲で」の一言をそえてみる

経営戦略に関わる逆質問には、面接官側も回答を控える場合があります。

そこで、質問の際は「さしつかえない範囲で教えていただけますか」という一言をそえましょう。それだけでも、相手へ配慮できるビジネスパーソンとして、印象アップにつながります。

YES/Noで答えられる質問は避ける

「部署移動はありますか?」「入社後、最初に携わる業務は〇〇ですか?」など、YES/NOで答えられるクローズドクエチョンを逆質問に選ぶのは避けましょう。

逆質問に対する面接官の回答が「はい。そうです」「いいえ。違います」になってしまうと、なかなか話が広がりません。面接官の回答を踏まえてうえで次の逆質問をしていくと、スムーズな会話のキャッチボールができます。

メモは、相手の許可をとってから

逆質問時、面接官の話す内容をメモに残したいと思ったら、必ず「メモを取らせていただいてよろしいでしょうか」と確認するのがマナーです。許可を得たうえで熱心にメモすれば、相手に熱意が伝わる場合もあります。

一方で、メモに夢中にならないよう注意しましょう。「メモに必死になって、面接官の顔を見ない」「メモに時間がかかって、面接官を待たせる」など、マナー違反につながる懸念があります。あくまでメモは必要最小限にとどめるのが無難です。

NG質問の5大パターン

自分では良い質問だと思っても、面接官視点だと実は印象が悪い質問があります。ここでは、最終面接でNGな質問を5パターン紹介します。

【パターン1】福利厚生や待遇に関する質問

  • 御社の福利厚生制度について教えてください。
  • 残業はどの程度ありますか?

「残業したくない」「仕事より、制度に惹かれている」といった解釈ができ、意欲が十分でないという印象をあたえる恐れがあります。最終面接では絶対に避けましょう。

【パターン2】自分で調べればわかる質問

  • 社員は何人いますか?
  • 御社の経営理念は何ですか?

「採用ページなどで簡単に調べられることを質問する」=「下調べが足りない」=「あまり志望度が高くない」と思われる恐れがあります。最終面接の前には必ず採用ページやホームページを確認し、書かれている内容を質問しないよう注意しましょう。

【パターン3】1次・2次面接ですべき質問

  • 今回採用される○○職の、一日のスケジュールイメージを教えていただけますか?
  • 御社に入社した場合、営業先はどのような企業になるのでしょうか?

仕事への意欲を感じられる質問ですが、最終面接ではNG。面接官である社長や役員は、各部署の具体的な業務内容までは把握していないため、場違いな質問になってしまいます。

仕事の内容に関わる質問は、人事や部門の責任者が面接官を務める1次・2次面接で確認しましょう。

※面接が「最終面接1回のみ」であれば、各部署の仕事を把握している面接官が同席する場合がほとんどなので、問題ありません。

【パターン4】不安を抱かせてしまう質問

(営業の募集に対し)私は色彩検定の取得などアパレルの企画もできるよう独学で勉強していますが、営業での頑張り次第では、企画職への異動もありえるのでしょうか?

営業の募集にも関わらず、企画職への意欲を示す質問になってしまっています。営業に対するやる気がないという不安を抱かれてしまうため、募集職種に関わる質問に変更しましょう。

御社の〇〇事業に興味があるのですが、もし採用していただいた場合、その事業に携わることは可能でしょうか?

面接官が「〇〇事業」以外への配属を考えていた場合、「別の事業でも、意欲を持って働いてもらえるのか?」と不安を抱かせてしまいます。こちらの質問も、避けておくのが無難です。

【パターン5】面接の感想をたずねる質問

今日の面接での私の印象はいかがでしたか?

面接の練習に来たのかと思われてしまい、悪印象につながる可能性があります。自信が無い印象もあたえてしまうので、この質問も避けましょう。

まとめ

最終面接は、最後の関門であると同時に「応募企業を見極める場」でもあります。企業を深く理解するには、最終面接の面接官である役員・社長に、会社に対する想いや今後についての考えを語ってもらうのが一番の近道です。

逆質問で役員・社長に熱く語ってもらえるよう、事前に企業研究と質問の準備を欠かさず、最終面接に望みましょう。

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