例文から選ぶ! 最終面接の「逆質問」攻略法

更新

面接の場で、「何か質問はありませんか?」と面接官から問われる逆質問。何を聞けばいいか悩むかもしれませんが、逆質問の内容は意外と単純です。

この記事では8パターンの「質問例」を使って、最終面接の場で経営者クラスの面接官に何を聞けばいいのか・どうすれば最終面接の評価をアップできるのかをお伝えします。

【定番8選】最終面接の逆質問の例文集

「今の会社の状況と、今後会社をどうしていきたいのか」を尋ねるのが、逆質問のポイント。

当日焦らなくていいように、逆質問を下記の8つの定番パターンから3・4個選んでおきましょう。

企業の戦略にからめた質問例

1「新規事業」について尋ねる

御社の現在の売り上げ構成はA事業が7割を占めていますが、他に今後伸ばしていこうとお考えの事業はありますか?

2「競合に勝つための戦略」について尋ねる

御社の製品の競合にC社、D社がありますが、競合企業に勝つためにどのような戦略をお持ちでしょうか?

3「ビジョン達成のための取り組み」について尋ねる

現在トップシェアをお持ちの〇〇について、2020年までに圧倒的トップになるというビジョンをお持ちですが、そのためにどのようなことに取り組んでおられるのか、さしつかえない範囲でお聞かせいただけますか?

4「理念」について尋ねる

会社を経営するうえで、一番大切にしていることは何ですか?

社員に関係した質問例

5「人材育成」について尋ねる

御社のホームページで、今後の成長のためにはスタッフの育成が課題と拝見しましたが、そのためにどんなことに取り組んでおられますか?

6「社員に求めていること」について尋ねる

〇〇様(面接官の名前)は社員の皆さんに対し、どのようなスタンスで業務に臨むことを求めていらっしゃいますか?

企業視点で、魅力を語ってもらう質問例

7「企業側が考える、自社の魅力」について尋ねる

〇〇様(面接官の名前)から見て、御社の一番の魅力は何ですか?

8「過去の成功」について尋ねる

御社がここまで成長した一番の要因は何ですか?

※もっと多くの質問例が欲しい方は→面接官にウケる逆質問の例30選-NG例や注意点も

逆質問のポイント

「ありません」はNG

最終面接で「何か質問はありますか?」と逆質問の機会をもらったとき、「ありません」と答えるのは絶対NGです。

経営者を前にして“私はこの会社に興味がありません”と言っているようなものなので、必ず質問を用意しましょう。

最低3~4個は質問を準備

なぜ3~4個必要かというと、「他に質問はありますか?」と面接官に聞かれた場合に備えるため。

最近では、自社のことを応募者に深く理解してもらったり、応募者の意欲を見たりするために、逆質問の時間を長くとる傾向もあるようです。質問は多めに用意しておくと、安心できますよ。

ホームページを活用すれば、高評価に

企業側は、「自社のことを理解したうえで、入社を希望している人材」を採用したいと考えています。

そのため、企業を知ろうと努力していることをアピールするのが、内定への近道と言っても過言ではありません。

そこで最も有効なのが、「ホームページを見て、質問を考えている」と見せるやり方です。逆質問の際にホームページの内容を引用し、さらに踏み込んだ質問をしてみましょう。

<ホームページの内容を引用した質問例>

「2020年までに米国でNo.1 シェアを獲得する」という目標をお持ちとのことですが、その実現のために、現在どのようなことに取り組んでおられるのか、さしつかえない範囲でお教えいただけますか?

※太字:ホームページから引用した部分

逆質問時のマナー&テクニック【社長・役員対策】

「さしつかえない範囲で」の一言をそえてみる

最終面接では「会社の現状と今後のビジョン」を聞くべきですが、経営戦略に関わることは面接官側も伝えられない場合があります。

そこで、質問の際は「さしつかえない範囲で教えていただけますか」という一言をそえましょう。それだけでも、相手へ配慮できるビジネスパーソンとして、印象アップにつながります。

メモは、相手の許可をとってから

逆質問時、面接官の話す内容をメモに残したいと思ったら、必ず「メモを取らせていただいてよろしいでしょうか」と確認するのがマナーです。許可を得たうえで熱心にメモすれば、相手に熱意が伝わる場合もあります。

一方で、メモに夢中にならないよう注意しましょう。「メモに必死になって、面接官の顔を見ない」「メモに時間がかかって、面接官を待たせる」など、マナー違反につながる懸念があります。あくまでメモは必要最小限にとどめるのが無難です。

NG質問の5大パターン

自分では良い質問だと思っても、面接官視点だと実は印象が悪い質問があります。ここでは、最終面接でNGな質問を5パターン紹介します。

【パターン1】福利厚生や待遇に関する質問

  • 御社の福利厚生制度について教えてください。
  • 残業はどの程度ありますか?

「残業したくない」「仕事より、制度に惹かれている」といった解釈ができ、意欲が十分でないという印象をあたえる恐れがあります。最終面接では絶対に避けましょう。

【パターン2】自分で調べればわかる質問

  • 社員は何人いますか?
  • 御社の経営理念は何ですか?

「採用ページなどで簡単に調べられることを質問する」=「下調べが足りない」=「あまり志望度が高くない」と思われる恐れがあります。最終面接の前には必ず採用ページやホームページを確認し、書かれている内容を質問しないよう注意しましょう。

【パターン3】1次・2次面接ですべき質問

  • 今回採用される○○職の、一日のスケジュールイメージを教えていただけますか?
  • 御社に入社した場合、営業先はどのような企業になるのでしょうか?

仕事への意欲を感じられる質問ですが、最終面接ではNG。面接官である社長や役員は、各部署の具体的な業務内容までは把握していないため、場違いな質問になってしまいます。

仕事の内容に関わる質問は、人事や部門の責任者が面接官を務める1次・2次面接で確認しましょう。

※面接が「最終面接1回のみ」であれば、各部署の仕事を把握している面接官が同席する場合がほとんどなので、問題ありません。

【パターン4】不安を抱かせてしまう質問

(営業の募集に対し)私は色彩検定の取得などアパレルの企画もできるよう独学で勉強していますが、営業での頑張り次第では、企画職への異動もありえるのでしょうか?

営業の募集にも関わらず、企画職への意欲を示す質問になってしまっています。営業に対するやる気がないという不安を抱かれてしまうため、募集職種に関わる質問に変更しましょう。

御社の〇〇事業に興味があるのですが、もし採用していただいた場合、その事業に携わることは可能でしょうか?

面接官が「〇〇事業」以外への配属を考えていた場合、「別の事業でも、意欲を持って働いてもらえるのか?」と不安を抱かせてしまいます。こちらの質問も、避けておくのが無難です。

【パターン5】面接の感想をたずねる質問

今日の面接での私の印象はいかがでしたか?

面接の練習に来たのかと思われてしまい、悪印象につながる可能性があります。自信が無い印象もあたえてしまうので、この質問も避けましょう。

まとめ

最終面接は、最後の関門であると同時に「応募企業を見極める場」でもあります。企業を深く理解するには、最終面接の面接官である役員・社長に、会社に対する想いや今後についての考えを語ってもらうのが一番の近道です。

逆質問で役員・社長に熱く語ってもらえるよう、事前に企業研究と質問の準備を欠かさず、最終面接に望みましょう。

  • HOME
  • 例文から選ぶ!最終面接の「逆質問」攻略法