人事が思わず会いたくなる!職務経歴書の自己PRの書き方

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青空を見上げるビジネスマン

職務経歴書を作成する際、自己PRは一番悩む項目ですよね。
「書き方がわからない」
「そもそも、自己PRに書ける内容が思いつかない」
という方も多いのではないでしょうか。実は目立った実績や経歴がなくても、書き方の工夫で“会ってみたい”と思わせることは可能です。今回の記事は、職務経歴書の自己PRの例文とそのポイント、書き方のキホンをわかりやすくまとめました。職務経歴書の作成前に読めば、きっと好印象につながる自己PRが書けるはずです。

【目次】
1.職務経歴書の自己PRの書き方
職務経歴書の自己PRのキホン
理想的な職務経歴書の自己PRサンプル
採用担当者に嫌われる!ダメな自己PR
自己PRが書けないときは
2.人事も納得!自己PRの事例と書き方のヒント
未経験・アルバイトの自己PR例と書き方のヒント
営業・販売職の自己PR例と書き方のヒント
技術職・エンジニアの自己PR例と書き方のヒント
事務職の自己PR例と書き方のヒント
3.まとめ

 

1.職務経歴書の自己PRの書き方

職務経歴書の自己PRは、職歴では表現できない転職希望者の強みやパーソナリティをアピールし、採用担当者に“うちでも活躍してくれそう”と思わせるための項目です。
ここでは採用担当者に良い印象を与えるために、最低限押さえておくべき自己PRの基本を解説します。

職務経歴書の自己PRのキホン

職務経歴書の自己PRを書く際には、絶対に欠かせない3つの掟が存在します。

掟1.読みやすそうな見た目-文字サイズ・ボリューム
掟2.応募先の仕事に生かせそうな過去の実績や経験が具体的に盛り込まれている
掟3.ヤル気・意欲が感じられる

掟1:読みやすそうな文字サイズ・ボリューム

文字サイズは10~11ポイント前後、行数は10行以内に!
採用担当者は、忙しいなかたくさんの履歴書・職務経歴書に目を通しています。そのため、パッと見て読みづらいと思われたら、書類選考の通過率は大幅に下がります。なぜなら、読みづらい文章は内容がまとまっていないことが多く、読みづらい≒内容もイマイチという先入観から、そもそも内容を読んですらもらえないケースが多々あるからです。「想いを詰め込んだため、A4用紙2枚分の自己PRができた!」といった行き過ぎた熱意は、ほとんどの場合、悪い結果を招きます。

掟2:応募先で生かせそうな過去の実績や経験

採用担当者は職務経歴書の過去の経験や実績を通じ、自社で活躍できるかの判断をします。そのため、「私はフットワークを生かした新規開拓営業に自信があります!」と長所をアピールしても、それを裏付ける証拠がないと、採用担当者には信じてもらえません。”フットワークがあって新規開拓ができる営業”と採用担当者に思ってもらいたいのであれば、それを裏付ける具体的な数字・具体的なエピソードが必要です。

先ほどの事例に具体的なエピソードと事例を付け加えます。

私は新規開拓担当営業として、1ヶ月に200社の新規企業に訪問。月10社の開拓目標に対し、私は平均20社の新規取引先を開拓。新規開拓なら●●!と上司に言われていました

まず具体的な内容・数字が盛込まれていることで、内容の信憑性が増すほか、 “200社訪問=一日10社程度も訪問するのか、それはフットワークがありそうだ”、 ”目標の2倍の企業を開拓=営業としての能力もありそうだ”、 ”新規開拓なら●●!と言われるくらい周りに評価されていた” と、勝手に推測し、いい印象を持ってくれます。

数字を盛り込まない方が良いことも
しかし、とにかく具体的な数字を盛り込めばいい!というわけではありません。営業であれば、目標売上に到達していない場合や、訪問件数のノルマをクリアしてない場合など、“未達成”の数字しか書けない場合は、書かない方が無難です。数字が盛り込まれていないことで、採用担当者に与える印象はやや弱くなりますが、悪い印象を与えるよりはまだ良いはずです。数字が盛り込めない場合は、自身の長所とそれを裏付けるエピソードでアピールしましょう。

掟3:ヤル気・意欲が感じられる

未経験の職種や、経験が浅い仕事に応募する際には、ヤル気・意欲を感じさせる内容を盛込みましょう。経験が十分でなくても採用をする場合、採用担当は必ずポテンシャルや意欲を評価しています。頑張ってくれそうな人と感じてもらうためには、単に意欲を示すだけでなく、過去に人並み以上に頑張った(工夫した)経験を自己PRに盛り込むことも重要です。

理想的な職務経歴書の自己PRサンプル

キホンの3つの掟を踏まえて作成した、理想的な職務経歴書の自己PRサンプルをご紹介します。

<自動車販売→法人営業への転職のケース>

前職のカーディーラーでは、お客様への定期的な訪問・お電話を心がけました。何気ない会話からお客様の状況を読み取り、顧客簿に詳しく記録することで、車の買い替え時期には適切な提案を差し上げることができました。その結果、販売店での営業成績は3年連続で1位、昨年は愛知県の営業35人中トップの成績を修め、表彰をいただきました。
お客様が個人か企業かにより営業の仕方は異なると思いますが、これまでの経験を生かし、貴社においても、顧客企業様ごとに適した提案をし、納得してお取引いただける存在に早期に成長できるよう努めてまいります。

◎掟1=読みやすい長さ
10行以内かつ短すぎない長さでちょうどいい分量です。応募先に一番好印象を与えそうな内容(=営業の工夫と実績)に要点も絞られており、非常に読みやすくできています。

◎掟2=具体的なエピソードと具体的な成果
「前職のカーディーラーでは ~ 表彰をいただきました。」
→自ら工夫・努力し、結果を出したことが具体的に盛り込まれています。これにより、転職しても自ら考え、行動し、結果をだしてくれそうな人材という印象を採用担当者に与えることができます。

◎掟3=意欲
「貴社においても ~ 早期に成長できるよう努めます」
→応募先の企業でも努力する意欲を見せることで、好印象につながっています。

採用担当者に嫌われる!ダメな自己PRを知ろう

×やたら長い

長すぎて読みづらい、と思われるとそもそも読んでもらえない場合があります。A4用紙横書きで、10行程度までに収めましょう。

×やたら自分を売り込む言葉をつかいすぎている/根拠が無い

私はコミュニケーション力、リーダーシップに自信があります。持ち前のコミュニケーション力、リーダーシップを活かし、貴社においても活躍していきたと考えています。

→リーダーシップ・コミュニケーション力に自信があると言っているが、その根拠がないので、相手にはつたわりません。最悪の場合、自画自賛している口だけの人と思われます。
“コミュニケーション力がある”、“リーダーシップがある”と感じてもらいたいのであれば、そのキーワードをそのまま使うのではなく、具体的なエピソードを盛込みましょう。

×やたら自信に溢れている

これまでの経験を生かし、自分が貴社を引っ張っていきたいと思います。

→ある程度のキャリアがあり、相応の上位ポジションでの採用の場合は問題ありません。しかし、十分なキャリアを積んでいない20代の場合は、やや自信過剰で偉そうな印象を与えます。新しい会社に入るのですから、いきなり会社を引っ張る存在にはなれません。「これまでの経験を踏まえ、早期に貴社を引っ張る存在になれるよう努めます」など、多少謙虚さも見られる表現にするとベターです。

自己PRが書けないときは

職務経歴書の自己PR欄は、相応のインパクトのある経験・実績を書かなければと思っていませんか?まずはこれまでどんな仕事をしてきたか振り返り、印象に残っていることを書き出してみてください。ここではAさん、Bさんの振り返りをもとに、自己PRを作ってみます。

 

【Aさんの振り返り】

資材の営業。営業成績は普通。クレームを受けたくなかったため、正確な仕事を心がけた。配送ミスが起こった際は、すぐに自分の車で代替品を持って走り、怒られたけど褒められた。

(振り返りをもとに作成したAさんの自己PR)

顧客企業の満足を常に意識して、営業を行ってまいりました。顧客の業務が滞ることが無いよう、発注や相談事項については、正確かつ最短の納期でお応えしています。以前、配送のトラブルで、納期までに製品が届かないことがありましたが、情報を得てからすぐに自分の車に製品を積み、自ら製品をお届けしました。なんとか当日夜に納品ができ、トラブルについてはお咎めを受けましたが、担当の方からは、あなたが担当でよかったとお褒めの言葉をいただきました。

 

【Bさんの振り返り】

百貨店勤務。年配の方に好かれる。話好きな方につかまり、長々と話を聞かされることがあり、上司によく怒られる。でもそのお陰で常連のお客さんができて、買ってもくれている。一番下っ端なので、暇なときは他フロアの応援に行かされることも。全然商品が違うので覚えるのが大変。

(振り返りをもとに作成したBさんの自己PR)

お客様に“また来たい”と思っていただける接客を心掛け、業務に取り組んでまいりました。特に年配のお客様は相談しながら買い物したいというご希望をお持ちの方が多く、丁寧な接客に努めた結果、今では●名を超えるお客様が買い物時には私を指名してくださるようになりました。また他フロアが忙しい際には応援を依頼されることがあったため、自フロアだけでなく、応援先のフロアの業務も一通り理解し対応できるよう、合間を見て商品やオペレーションの勉強に努めました。

 

このように、目だってアピールする材料がないと思っていても、過去のエピソードや経験の見方を変えてみると、意外と良い内容に生まれ変わるものです。書き出した過去の経験を眺め、良い捉え方ができないか考えてみましょう。物は言いよう、書きようです。

 

2.人事も納得!自己PRの事例と書き方のヒント

では、実際に人事から良い評価をもらえた職務経歴書の自己PRを見てみましょう。

未経験・アルバイトの自己PR例と書き方のヒント

<書き方のヒント>

  • 応募先の企業での仕事に繋がる経験・エピソード
  • 努力し、早く一人前になってくれそうと思わせるエピソードやスタンス
  • 意欲

(未経験の営業職への応募)

前職の個別指導塾では、高校生の数学の指導を担当しました。難関大学に合格するためには、理論を理解し応用する力が必要と考え、”微積分を使って何ができるのか”など通常の授業を逸脱した講義も行いました。そうした取組みを通じて数学に興味を持つ生徒が増え、全国模試の数学の平均点が、私の生徒は他の生徒より2~3割高いという成果を残してまいりました。
営業は未経験ですが、相手に理解・納得してもらうために試行錯誤してきた経験を生かし、まずは自身が貴社の製品についてしっかりと理解を深め、お客様に納得して取引をいただけるよう試行錯誤してまいりたいと思います。

◎よかったポイント!
営業はお客様に納得して買っていただくことがミッションのため、塾の教師で培った“相手に伝える・理解させるスキル”は営業の仕事でも生かすことができます。加えて、自ら考え試行錯誤できる力があることを示すことで、経験のない営業職でも早期に成長してくれそうな期待がもてます。

 

<アルバイト→正社員への応募>

大学卒業後、在学中から勤務していた百貨店のアパレルショップにて販売のアルバイトを3年続けており、現在は10名のアルバイトを束ねるリーダーとしての業務を任されています。店舗の販売実績を上げるため、来店するお客様の属性・年齢層に合わせ曜日・時間ごとのこまめな商品ディスプレイ変更案を考え店長に提案・実施しました。その結果、昨年は東京エリア10店舗のうちNo.1の利益率となり、本部から最優秀店舗として表彰していただきました。今後は商品の品質に定評がある貴社にて、より責任が求められる正社員という立場で、多くのお客様に喜んでお買い上げをいただけるような接客と店舗運営を追求してまいりたいと考えております。

◎よかったポイント!
アルバイトは正社員と比べ責任が軽いことが多く、そのため職歴としては軽視されがちです。ですので、アルバイトであっても自発的な提案や行動をした経験などをアピールすると、職責の重い正社員という立場でも活躍できそうと感じてもらうことができます。

 

営業・販売職の自己PR例と書き方のヒント

<書き方のヒント>

  • 営業販売実績を伸ばすために行った工夫
  • 売上や利益などに関する実績(数字)
    ※書けない場合は工夫したことを成果も交えて厚く書く
  • 意欲

(営業・販売職の転職/実績をアピール)

前職のアパレル会社では、店長、エリアマネージャーを計5年経験しました。売上目標達成のために必要な手段は店舗の状況により変わるため、店舗ごとに定期的に分析を行い、KPIを設定。メンバーにはKPIとして設定したプロセスを完遂することを要望しました。その結果、プロセス目標は全て達成し、売上目標も 1年目103%、2年目125%、3年目125%、4年目142%、5年目141%と全てクリア。全店舗の平均が98~105%で推移するなか、非常に高い成果を残すことができました。扱う商材は変わりますが、お客様や店舗の状況を調査し戦略を立てた経験や、多数のメンバーのマネジメント経験は、貴社でも生かせるものと思います。

◎よかったポイント!
売上目標をしっかりと達成しているため、目標達成率を中心にPRしています。売上を上げる為のプロセスの目標設定など取り組みもわかり、仕事が出来る販売マネージャーという印象をもってもらえる自己PRになっています。

(営業・販売職の転職/工夫・努力をアピール)

これまで注文住宅の営業を5年経験してまいりました。住宅は高額で検討期間も長く、お客様の信用を得ない限り契約には至りません。そのためには実直であること、また煩雑な家の購入に関するあらゆることをできる限りサポートすることが必要と考え、「家購入に関係する知識取得のため資格を取る」、「お客様の相談や質問にはすぐに、率直に応える」という2つの目標を立て、3年目に“宅地建物取引主任者”、4年目に“ファイナンシャルプランナー3級”の資格を取得しました。
お客様に必要と思われる情報を先読みしてお伝えすることで、信頼を得ることができ、安定した売上に繋がっています。また以前購入いただいたお客様からご子息の住宅購入のご相談をうけるなど、リピートやご紹介による売上も3割以上を占めています。貴社においても必要な知識を早期に身につけ、真摯にお客様に向きあうことで結果を残していきたいと考えております。

◎よかったポイント!
数字でのPRができないため、営業としての取り組み、工夫を中心にまとめられています。“宅建”と“ファイナンシャルプランナー”の資格取得からは、自発的に知識を学び、業務に生かそうという真面目な姿勢が読み取れます。またお客様のご子息の住宅購入相談のエピソードから、お客様に信頼されていたさまも想像できます。

 

技術職・エンジニアの自己PR例と書き方のヒント

<書き方のヒント>

  • (応募先で生かせるスキルのうち)得意なことをアピール
  • 自発的に新たなスキルを身につけようとする姿勢
  • 30代以上はリーダー経験
  • スキル・保有資格については、別項目で明記する

(システムエンジニアの転職)

Java言語を用いたWEBアプリケーション開発を4年間経験しました。業務を行う際は、常に効率化を意識しています。リーダーとして、進捗・品質の管理を担当した、直近の通販会社向けシステム開発では、開発をサポートするツールを自作、メンバーに共有したことで、納期の4週間短縮を実現でき、取引先の担当者から高い評価をいただくことができました。またスキルアップのためDBについての勉強を自主的に行っています。月に1回、社内でのDB勉強会を主催し、情報収集と共有に努めています。

◎よかったポイント!
エンジニアの職務経歴書では、まず技術・スキルを第一にチェックされますが、スキルや保有資格については、原則、専用に項目を作成して記述をします。そのため、自己PRでは得意としていている技術を生かして成果をだしたことや、業務への取組み姿勢、新たな技術・スキルを取得するための自己研さんなどについて書き、プラスアルファの魅力を伝えましょう。ここでは、“業務の効率化を意識して取り組みを行い、納期短縮という成果をだしたこと”、“DBの勉強会を開催していること”により、自発的に業務、スキルアップに取り組み、将来に渡って活躍してくれそうな人材という印象を与えることができます。

 

事務職の自己PR例と書き方のヒント

<書き方のヒント>

  • 事務処理能力や、コミュニケーション能力
  • 自発的に課題を見つけ改善しようとする姿勢
  • エクセル、ワードなど、PCスキルがあれば記載

(事務職の転職)

前職では営業事務として納期管理や売上の管理など、正確な対応が求められる仕事を担当してまいりました。人為的なミスを防ぐため、納期や売上は自らエクセルにて管理表を作成し、間違いがあればエラーが表示されるようにしました。そうした工夫を共有することで、周りのメンバーのミスも減り、作業効率を改善することができました。一昨年、MOS資格取得に挑戦し、エクセルのピボットやマクロなどは一通りマスターしていますが、貴社での業務で必要になるアクセス等についても、早々にマスターできるよう努めていきたいと思います。

◎よかったポイント!
事務職の場合、言われたことしかできない人に見られないことが重要です。業務上の課題や問題点を発見し、改善した経験や、周りがスムーズに仕事ができるように行っていた配慮など、自発的な行動について書けると印象の良い自己PRになります。またエクセルやパワーポイントなどのPCスキルは加点ポイントですので必ず職務経歴書のスキル欄か自己PR内に盛り込みましょう。

 

3.まとめ

繰り返しになりますが、職務経歴書の自己PRは、「読みやすさ」と「採用企業で生かせそうな経験(エピソード)・実績」が重要です。そのポイントを踏まえて職務経歴書の自己PRを作成したら、できるだけ客観的な目で見直してみることをおすすめします。客観的な目線でチェックを行うための方法としては、一晩置いてから冷静な目で見返す、友人や知人に見てもらうなどが有効。書き終わったときは良い内容が書けた、と思っても、後でチェックすると何かと不備が出てくるもの。加えて、他人が見れば気付く点があるかもしれません。職務経歴書は初対面の相手に提出するものです。手間を惜しまず、客観的な視点でチェックすることで、よりいっそう効果的な内容にできるでしょう。

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