業界・職業・男女別 給料が高い仕事ランキング

給料が高い仕事に就きたい!とは思うものの、実際どのような仕事が高収入なのでしょうか?この記事では、業界・職業別に平均年収のランキングをご紹介します。

給料の高い「業界」ランキング

まずは、業界ごとの平均年収ランキングを、男女別にご紹介します。

【男性】金融業、保険業がトップ

国税庁の民間給与実態統計調査によると、2022年の男性の平均年収は563万円でした。

【業界別平均年収ランキング(男性)】1/金融業、保険業/843|2/電気・ガス・熱供給・水道業/794|3/情報通信業/697|4/学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業/669|5/製造業/612|6/複合サービス事業/586|7/医療、福祉/577|8/建設業/565|平均/563|9/不動産業、物品賃貸業/550|10/卸売業、小売業/520|11/運輸業、郵便業/515|12/サービス業/463|13/農林水産・鉱業/412|14/宿泊業、飲食サービス業/372

※出典:国税庁「令和4年度民間給与実態統計調査結果」(公表日:2023年9月27日、参照日:2023年11月27日)

男性で1位となったのは「金融業・保険業」で、平均年収843万円でした。続いて2位は「電気・ガス・熱供給・水道業」で794万円。3位は「情報通信業」で697万円となっています。

なお、年収が800万円を超えているのは「金融業・保険業」のみとなっています。

一方、14業種で男性の平均年収が最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」で、その金額は372万円。1位とは450万円以上の差があります。

【女性】電気・ガス・熱供給・水道業がトップ

同じく2022年の国税庁の調査によると、女性の平均年収は314万円でした。

【業界別平均年収ランキング(女性)】1/電気・ガス・熱供給・水道業/533|2/情報通信業/479|3/金融業、保険業/461|4/学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業/406|5/医療、福祉/351|6/複合サービス事業/335|7/製造業/334|8/不動産業、物品賃貸業/329|9/建設業/319|平均/314|10/運輸業、郵便業/308|11/サービス業/270|12/卸売業、小売業/255|13/農林水産・鉱業/244|14/宿泊業、飲食サービス業/181

※出典:国税庁「令和4年度民間給与実態統計調査結果」(公表日:2023年9月27日、参照日:2023年11月27日)

女性で1位となったのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、平均年収533万円でした。続いて2位は「情報通信業」で年収479万円、3位は「金融業、保険業」で年収461万円となっています。

女性の年収は全体的に男性よりも低くなっており、平均年収は男性より約250万円低い結果に。トップの業界を比較しても、約300万円の差があります。これは、女性の方がパート・アルバイトといった非正規雇用が多いため、その結果が年収に反映された結果と言えるでしょう

なお、年収が最も低かったのは「宿泊業、飲食サービス業」で、年収181万円でした。

給料のいい「職業」ランキング

この章では、職業145種の平均年収ランキング(※)を、男女別にご紹介します。

※男性の場合、助産師のデータが無いため、144種でのランキング。

【男性】パイロット、医師、大学教授がトップ3

【職業別平均年収ランキング(男性)】<職業/平均年収>1/航空機操縦士(パイロット)/1618万円|2/医師/1515万円|3/大学教授(高専含む)/1082万円|4/法務従事者※裁判官、検察官、弁護士など/971万円|5/大学准教授(高専含む)/877万円|6/管理的職業従事者※議会議員、管理的国家公務員など/875万円|7/その他の経営・金融・保険専門職業従事者※経営コンサルタント、中小企業診断士など/852万円|8/歯科医師/794万円|9/公認会計士,税理士/794万円|10/小・中学校教員/792万円|平均/533万円

※出典:国税庁「令和4年度民間給与実態統計調査結果」(公表日:2023年9月27日、参照日:2023年11月27日)

2022年版の賃金構造基本統計調査によると、男性で1位になった職業は航空機操縦士(パイロット)年収1618万円でした。2位は医師年収1515万円、3位に大学教授(高専含む)年収1082万円と続きます。

いずれも一般的に高収入とされる職業で、年収1000万円を超えていますが、1位と3位では約540万円も差があることがわかりました。

▼男性版の全144職種ランキングはこちら

男性の144職種の平均年収ランキングを下記にまとめました。最高年収は1618万円、最低年収は307万円でした。

職業

平均年収

1位/航空機操縦士

1618万円

2位/医師

1515万円

3位/大学教授(高専含む)

1082万円

4位/法務従事者

971万円

5位/大学准教授(高専含む)

877万円

6位/管理的職業従事者

875万円

7位/その他の経営・金融・保険専門職業従事者

852万円

8位/歯科医師

794万円

9位/公認会計士,税理士

794万円

10位/小・中学校教員

792万円

11位/著述家,記者,編集者

786万円

12位/不詳

779万円

13位/研究者

749万円

14位/獣医師

735万円

15位/大学講師・助教(高専含む)

735万円

16位/企画事務員

719万円

17位/高等学校教員

708万円

18位/保険営業職業従事者

687万円

19位/システムコンサルタント・設計者

681万円

20位/金融営業職業従事者

674万円

21位/機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)

672万円

22位/電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)

660万円

23位/化学技術者

645万円

24位/建築技術者

642万円

25位/他に分類されない専門的職業従事者

640万円

26位/発電員,変電員

640万円

27位/薬剤師

637万円

28位/輸送用機器技術者

620万円

29位/機械技術者

618万円

30位/販売類似職業従事者

617万円

31位/秘書

615万円

32位/総合事務員

608万円

33位/その他の営業職業従事者

598万円

34位/鉄道運転従事者

598万円

35位/庶務・人事事務員

588万円

36位/船内・沿岸荷役従事者

587万円

37位/土木技術者

583万円

38位/他に分類されない技術者

583万円

39位/その他の一般事務従事者

581万円

40位/ソフトウェア作成者

572万円

41位/その他の情報処理・通信技術者

570万円

42位/営業・販売事務従事者

570万円

43位/金属技術者

564万円

44位/診療放射線技師

564万円

45位/デザイナー

564万円

46位/音楽家,舞台芸術家

562万円

47位/臨床検査技師

561万円

48位/ダム・トンネル掘削従事者,採掘従事者

558万円<

49位/会計事務従事者

553万円

50位/生産関連事務従事者

553万円

51位/自動車営業職業従事者

553万円

52位/車掌

541万円

53位/化学製品製造従事者

536万円

54位/宗教家

531万円

55位/幼稚園教員,保育教諭

530万円

56位/自動車組立従事者

529万円

57位/保健師

525万円

58位/看護師

523万円

59位/製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者

523万円

60位/はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者

523万円

61位/運輸・郵便事務従事者

519万円

62位/クレーン・ウインチ運転従事者

515万円

63位/電気工事従事者

510万円

64位/その他の教員

507万円

65位/機械検査従事者

505万円

66位/製図その他生産関連・生産類似作業従事者

503万円

67位/美術家,写真家,映像撮影者

501万円

68位/はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者

499万円

69位/その他の機械整備・修理従事者

498万円

70位/測量技術者

497万円

71位/外勤事務従事者

494万円

72位/航空機客室乗務員

494万円

73位/製品検査従事者(金属製品)

494万円

74位/その他の商品販売従事者

491万円

75位/鋳物製造・鍛造従事者

489万円

76位/金属工作機械作業従事者

487万円

77位/その他の機械組立従事者

486万円

78位/配管従事者

486万円

79位/営業用大型貨物自動車運転者

479万円

80位/製品検査従事者(金属製品を除く)

476万円

81位/その他の保健医療従事者

473万円

82位/画工,塗装・看板制作従事者

473万円

83位/鉄工,製缶従事者

472万円

84位/電気機械器具組立従事者

471万円

85位/自動車整備・修理従事者

471万円

86位/金属彫刻・表面処理従事者

465万円

87位/ゴム・プラスチック製品製造従事者

465万円

88位/その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品)

464万円

89位/その他の建設従事者

461万円

90位/他に分類されない輸送従事者

458万円

91位/歯科技工士

457万円

92位/金属溶接・溶断従事者

453万円

93位/窯業・土石製品製造従事者

452万円

94位/理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士

448万円

95位/印刷・製本従事者

448万円

96位/その他の社会福祉専門職業従事者

446万円

97位/その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)

444万円<

98位/金属プレス従事者

441万円

99位/営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)

441万円

100位/建設・さく井機械運転従事者

440万円

101位/木・紙製品製造従事者

439万円

102位/介護支援専門員(ケアマネージャー)

437万円

103位/受付・案内事務員

434万円

104位/その他の定置・建設機械運転従事者

434万円<

105位/板金従事者

433万円

106位/建設躯体工事従事者

432万円

107位/事務用機器操作員

430万円

108位/販売店員

429万円

109位/その他のサービス職業従事者

429万円

110位/准看護師

427万円

111位/電話応接事務員

425万円

112位/栄養士

424万円

113位/土木従事者,鉄道線路工事従事者

421万円

114位/その他の自動車運転従事者

412万円

115位/個人教師

410万円

116位/食料品・飲料・たばこ製造従事者

406万円

117位/その他の運搬従事者

406万円<

118位/保育士

404万円

119位/大工

402万円

120位/バス運転者

400万円

121位/自家用貨物自動車運転者

399万円

122位/飲食物給仕従事者

398万円

123位/清掃員(ビル・建物を除く),廃棄物処理従事者

398万円

124位/娯楽場等接客員

397万円

125位/飲食物調理従事者

395万円

126位/介護職員(医療・福祉施設等)

390万円

127位/訪問介護従事者

386万円

128位/歯科衛生士

378万円

129位/農林漁業従事者

377万円

130位/理容・美容師

368万円

131位/包装従事者

368万円

132位/その他の保健医療サービス職業従事者

367万円

133位/紡織・衣服・繊維製品製造従事者

364万円

134位/タクシー運転者

364万円

135位/他に分類されない運搬・清掃・包装等従事者

354万円

136位/身の回り世話従事者

347万円

137位/警備員

337万円

138位/居住施設・ビル等管理人

335万円

139位/乗用自動車運転者(タクシー運転者を除く)

330万円

140位/看護助手

317万円

141位/美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)

316万円

142位/その他の保安職業従事者

315万円

143位/クリーニング職,洗張職

307万円

144位/ビル・建物清掃員

307万円

【女性】医師・大学教授・法務従事者がトップ3

【職業別平均年収ランキング(女性)】<職業/平均年収>1/医師/1138万円|2/大学教授(高専含む)/998万円|3/法務従事者※裁判官、検察官、弁護士など/972万円|4/歯科医師/878万円5/航空機操縦士(パイロット)/874万円|6/大学准教授(高専含む)/814万円|7/管理的職業従事者※議会議員、管理的国家公務員など/750万円|8/小・中学校教員/658万円|9/大学講師・助教(高専含む)/623万円|10/高等学校教員/608万円|平均/412万円

※出典:国税庁「令和4年度民間給与実態統計調査結果」(公表日:2023年9月27日、参照日:2023年11月27日)

同じく2020年版の賃金構造基本統計調査によると、女性で1位になった職業は医師で、平均年収は1138万円でした。2位は大学教授年収998万円。年収1000万円前後の職業はこの2職種のみとなっています。

なお、3位は法務従事者年収972万円です。全体的に男性より年収が低い結果となりました。

▼女性版の全145職種ランキングはこちら

女性の145職種の平均年収ランキングを下記にまとめました。最高年収は1138万円、最低年収は230万円でした。

職業 平均年収

1位/医師

1138万円

2位/大学教授(高専含む)

998万円

3位/法務従事者

972万円

4位/歯科医師

878万円

5位/航空機操縦士

874万円

6位/大学准教授(高専含む)

814万円

7位/管理的職業従事者

750万円

8位/小・中学校教員

658万円

9位/大学講師・助教(高専含む)

623万円

10位/高等学校教員

608万円

11位/その他の経営・金融・保険専門職業従事者

604万円

12位/公認会計士,税理士

595万円

13位/システムコンサルタント・設計者

593万円

14位/助産師

584万円

15位/研究者

575万円

16位/獣医師

571万円

17位/著述家,記者,編集者

563万円

18位/薬剤師

540万円

19位/化学技術者

519万円

20位/企画事務員

516万円

21位/鉄道運転従事者

511万円

22位/輸送用機器技術者

510万円

23位/秘書

507万円

24位/機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く)

507万円

25位/看護師

506万円

26位/発電員,変電員

504万円

27位/金融営業職業従事者

501万円

28位/不詳

501万円

29位/電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)

494万円

30位/臨床検査技師

482万円

31位/建築技術者

480万円

32位/他に分類されない専門的職業従事者

480万円

33位/保健師

478万円

34位/診療放射線技師

478万円

35位/その他の営業職業従事者

473万円

36位/その他の教員

470万円

37位/大工

466万円

38位/機械技術者

463万円

39位/ソフトウェア作成者

456万円

40位/他に分類されない技術者

454万円

41位/その他の建設従事者

454万円

42位/土木技術者

446万円

43位/販売類似職業従事者

446万円

44位/航空機客室乗務員

446万円

45位/配管従事者

445万円

46位/庶務・人事事務員

436万円

47位/船内・沿岸荷役従事者

428万円

48位/金属技術者

425万円

49位/その他の情報処理・通信技術者

420万円

50位/准看護師

417万円

51位/自動車営業職業従事者

415万円

52位/理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士

412万円

53位/車掌

412万円

54位/デザイナー

409万円

55位/営業用大型貨物自動車運転者

409万円

56位/総合事務員

408万円

57位/営業・販売事務従事者

404万円

58位/測量技術者

399万円

59位/会計事務従事者

399万円

60位/その他の保健医療従事者

397万円

61位/その他の社会福祉専門職業従事者

396万円

62位/介護支援専門員(ケアマネージャー)

395万円

63位/鉄工,製缶従事者

395万円

64位/音楽家,舞台芸術家

394万円

65位/保育士

391万円

66位/幼稚園教員,保育教諭

390万円

67位/保険営業職業従事者

387万円

68位/その他の機械整備・修理従事者

387万円

69位/その他の定置・建設機械運転従事者

387万円

70位/歯科衛生士

382万円

71位/生産関連事務従事者

381万円

72位/営業用貨物自動車運転者(大型車を除く)

378万円

73位/栄養士

375万円

74位/美術家,写真家,映像撮影者

372万円

75位/その他の一般事務従事者

372万円

76位/製図その他生産関連・生産類似作業従事者

371万円

77位/他に分類されない輸送従事者

371万円

78位/化学製品製造従事者

368万円

79位/その他の商品販売従事者

364万円

80位/はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者

364万円

81位/運輸・郵便事務従事者

363万円

82位/自動車組立従事者

358万円

83位/クレーン・ウインチ運転従事者

358万円

84位/画工,塗装・看板制作従事者

356万円

85位/宗教家

355万円

86位/介護職員(医療・福祉施設等)

348万円

87位/電気工事従事者

348万円

88位/電話応接事務員

345万円

89位/訪問介護従事者

344万円

90位/建設・さく井機械運転従事者

341万円

91位/歯科技工士

338万円

92位/その他の自動車運転従事者

338万円

93位/個人教師

337万円

94位/はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者

335万円

95位/バス運転者

331万円

96位/製品検査従事者(金属製品を除く)

330万円

97位/製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者

327万円

98位/印刷・製本従事者

327万円

99位/受付・案内事務員

325万円

100位/美容サービス・浴場従事者(美容師を除く)

324万円

101位/窯業・土石製品製造従事者

321万円

102位/外勤事務従事者

320万円

103位/鋳物製造・鍛造従事者

320万円

104位/タクシー運転者

320万円

105位/事務用機器操作員

319万円

106位/自動車整備・修理従事者

319万円

107位/機械検査従事者

319万円

108位/製品検査従事者(金属製品)

314万円

109位/理容・美容師

313万円

110位/金属工作機械作業従事者

312万円

111位/金属溶接・溶断従事者

312万円

112位/金属プレス従事者

310万円

113位/その他のサービス職業従事者

309万円

114位/金属彫刻・表面処理従事者

309万円

115位/その他の機械組立従事者

309万円

116位/看護助手

308万円

117位/建設躯体工事従事者

308万円

118位/電気機械器具組立従事者

307万円

119位/その他の保健医療サービス職業従事者

305万円

120位/その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品)

305万円

121位/その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品を除く)

301万円

122位/居住施設・ビル等管理人

300万円

123位/自家用貨物自動車運転者

300万円

124位/ゴム・プラスチック製品製造従事者

298万円

125位/その他の運搬従事者

297万円

126位/土木従事者,鉄道線路工事従事者

295万円

127位/乗用自動車運転者(タクシー運転者を除く)

292万円

128位/娯楽場等接客員

291万円

129位/販売店員

289万円

130位/木・紙製品製造従事者

287万円

131位/身の回り世話従事者

285万円

132位/警備員

285万円

133位/板金従事者

285万円

134位/飲食物給仕従事者

283万円

135位/ダム・トンネル掘削従事者,採掘従事者

281万円

136位/包装従事者

273万円

137位/農林漁業従事者

269万円

138位/飲食物調理従事者

267万円

139位/食料品・飲料・たばこ製造従事者

267万円

140位/その他の保安職業従事者

266万円

141位/清掃員(ビル・建物を除く),廃棄物処理従事者

255万円

142位/他に分類されない運搬・清掃・包装等従事者

252万円

143位/ビル・建物清掃員

246万円

144位/紡織・衣服・繊維製品製造従事者

245万円

145位/クリーニング職,洗張職

230万円

▼若くして高収入も夢じゃない!?

待遇がよくて、給料もいい仕事とは?

給料が高い仕事は、その対価としてハードワークで労働時間が長いことが少なくありません。

この章では平均年収が高く、かつ「出勤日数が少ない業界」「残業時間が少ない業界」のランキング(男女計)をご紹介します。収入と仕事の負担のバランスを探ってみましょう。

出勤日数が少ない(休みが多い)業界

【月の出勤日数が少ない業界ランキング】<業界/平均出勤日数/※参考年収(万円)> 1/宿泊業、飲食サービス業/13.8/268|2/サービス業/17.6/377|3/卸売業、小売業/18.2/384|4/医療、福祉/18.2/409|5/金融業、保険業/18.3/656|6/不動産業、物品賃貸業/18.4/457|7/電気・ガス・熱供給・水道業/18.6/747|8/情報通信業/18.7/632|9/製造業/18.8/533|10/運輸業、郵便業/18.8/477|11/複合サービス事業/19.1/506|12/建設業/19.9/529

※出典:厚生労働省「労働統計要覧(令和4年度)」(公表日:不明、参照日:2023年11月27日)
※平均出勤日数(月)は30人以上の事業所のもの

厚生労働省の2022年の調査によると、ひと月あたりの出勤日数が最も少ないのは、宿泊業、飲食サービス業13.8日でした。ほかの業界の出勤日数は17日~20日の間で収まっており、大差はありません。なお「宿泊業、飲食サービス業」の年収は268万円で、平均よりも低めの部類でした。

同じ出勤日数の業界の中で比較すると、「金融業、保険業」「電気・ガス・熱供給・水道業」「情報通信業」がワークライフバランスがを保ちやすく、年収も高い仕事と言えそうです。

残業時間が少ない業界

【月の残業日数が少ない業界ランキング】<業界/平均出勤日数/※参考年収(万円)> 1/宿泊業、飲食サービス業/4.1/268|2/医療、福祉/5.5/409|3/卸売業、小売業/7.9/384|4/サービス業/10/377|5/複合サービス事業/11.5/506|6/不動産業、物品賃貸業/12.5/457|7/金融業、保険業/14.3/656|8/製造業/15.3/533| 9/電気・ガス・熱供給・水道業/16.2/747|10/情報通信業/16.5/632|11/建設業/19.7/529|12/運輸業、郵便業/21.6/477

※出典:厚生労働省「労働統計要覧(令和4年度)」(公表日:不明、参照日:2023年11月27日)
※平均出勤日数(月)は30人以上の事業所のもの

残業時間が最も少ないのは、宿泊業、飲食サービス業平均残業時間は4.1時間でした。同じく残業時間が10時間以下の業界は「医療、福祉」「卸売業、小売業」「サービス業」ですが、、これらの中では「医療、福祉」が高めの給与水準となっています。

参考年収の高さに着目すると、残業時間はやや長めですが「電気・ガス・熱供給・水道業」の747万円、「金融業、保険業」の656万円、「情報通信業632万円が、頭一つ抜きん出た年収と言えそうです。

▼業界が違えば給料は上がる

高収入な仕事に就くための方法は?

高収入な仕事に就職・転職するには、大きく分けて2つの方法があります。

  • 即戦力となるスキル・能力を身につける
  • 業務で必要な資格を取得する

未経験の業界・職業を目指す場合は、志望先で必要な資格を取得するのが最も現実的な方法と言えるでしょう。

ただし、資格によっては取得まで時間がかかるので注意が必要です。たとえば「金融業、保険業」で重宝される公認会計士は、合格率が10%前後の難関資格。計画的・効率的に勉強しなければ、取得は難しいでしょう。また試験合格とは別に、実務経験を積まないと資格が交付されない点も気を付けてください。

そのほかにも、医師や弁護士、技術系の専門職では、特定の学科を卒業していないと試験の受験資格が得られないケースがあります。学生のうちから中長期的に計画を立てないと目指せない業界・職業もあるので、注意しましょう。

現実的な方法で年収アップを目指すなら…

下記の記事では、資格を取得する以外にも年収アップできる現実的な方法・コツを、体験談つきで紹介しています。よければ参考にしてください。

▼「これだけ大変なのに…」とモヤモヤ

この記事の執筆者

「転職Hacks」編集部

株式会社クイック

株式会社クイックが運営する、転職活動にまつわる情報サイト「転職Hacks」の編集部。履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策などのノウハウ記事、キャリアの悩みを解消するインタビュー・コラムを掲載中。

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